といってもおそらくこれが最後の見どころになるであろう広場へ。

ここはヘミングウェイが定宿にしていたホテル。

一階はレストラン兼カフェ兼バーになっているみたい。
ある意味、外国人観光客が安心して一息つける場所みたいになってた。


この辺はとても上品できれいな通り。
ハバナで私が一番好きだった(安心していられた)界隈で、滞在中なんども歩いた。
用もないけどここしか歩くところがないんだもの。
レストランやちょっとハイソなお土産やさんも多数。

ここなんかは西洋人の御夫婦のたまり場みたいになってた。

もちろん有料です。

この美術館、ガイドブックに乗ってたけどなんとも興味なくスルー。
「いかにも」ってのが苦手。
キューバでチョコなんて食べてない、そういえば。どこで売ってるんだろう。

朝食で出てきたチョコ味のムースはチョコじゃなくてチョコパウダーの味がした。
だからやっぱりチョコレートとかは贅沢品なんじゃないのかな。
かわいそうになってくる。
おお!鉄砲屋さん。。。
誰が買うんじゃい。

TODAYの間に余計な半角スペースが入っている。

お土産やさんはチェゲバッチョグッズ、鳴らなそうな楽器、Tシャツ多い。
カストロさんをお土産の対象にするなんてとんでもないことなんだと思う。
(多分そんなことしたら抹消されるのかも)

通り全体はとてもきれいで安全。

「盆栽の家」

広場が見てきた。

ビエハ広場。
ここにもカラフルな行商人のおばさまが!

この日、お天気悪い。

新しいカメラをまだ使い慣れていない時期だけど、やや広角レンズなのできっちり入ってくれるのが嬉しい。


これなんだっけ。覚えてない。

ジャックラッセルテリアさん。

これは今見てもグッとくるのだけど、広場にくるたびにいた番犬。

犬って面白い動物だなと思うんだけど、どっか信念みたいなのを持ってる犬がたまにいて、この犬も常にこうやって広場を見つめている正義感?習慣?わからないけど忠実な雰囲気がとても漂ってた。

ちょっと雨宿り。

この辺りは少しヨーロッパ風。だから安心するのかな。。。

バックパッカーが旅のベースになっている自分としては、古いの汚いのなんて全然慣れている方だからハバナの古さは気にならない。ただ、朽ちた建物で灯りもなくゴミと泥にまみれた薄暗い家屋の中を歩くのは話しは別。それをキューバっぽいなんていうなんてキューバに失礼だと思ってしまうのは私だけだろうか。彼らだって好きでそういう環境にいるわけじゃないような気がする。
例えばそれが閉ざされた世界でお隣り近所が世界の中心であった時代までは平和だったかもしれない。でもこうやって毎日山のような異国の観光客が押し寄せて生活の違いを感じるわけでしょう?通貨だって異なるくらいだし、彼らは英語を話さないし。

キューバは幸せな国だという先入観があったけど、なんとなくそれが音を立てて崩れていくような気持ちに何度もなった。

なんとかしてあげなくちゃならないんじゃないかと思うほどだった。

家賃も教育費もいらない。でも好きに自分の将来を決められない。与えたれた選択肢の中でしか生きていけないなんてどうしてなんだろうと思う。

私なんかは自由が利かない人生なんてありえないけど、それは自由がどういうことかを知っているからなおさらそうなんだろう。タクシーのお兄ちゃんがいってたけど、「自分は建築士になりたくてずっと大学で勉強してきた。でも就職先は国が決めるから僕たちには選ぶ権利がないんだ。「やりたいこと」と「現実」は違う」って。

とっても胸が痛くなる話。
この21世紀の時代に、どうして将来を自分で決められない世界が世の中に存在しているんだろう。

チャラチャラした観光客を目の当たりにして何を思う?

(勝手に)そんなことを想像しているとどんどん暗い気持ちになってくる。

キューバは本当に幸せなんだろうか。

道端でコーヒー売りを見つける。
トライしてみた。
水が少し不安だったけどお腹壊してもメキシコ用に薬持ってきてるから大丈夫。
クック紙幣で払ったら現地通貨ペソでお釣りが戻ってきた。

普通に美味しい。
おばさま、どうもご馳走様でした。
グラシャス。デナーダ。ポキート。ブエノ。ブエノスディアス。ブエノスタルディス。オラ。
くらいかな。知ってるスペイン語。
また雨が降ってきて雨宿り。

そこら中で鳴っている音楽に合わせて小さい女の子(4歳くらい)が踊ってるのがものすごく可愛くて微笑みながらみていたらそれに気づいた女の子が恥ずかしそうにパパの足にしがみつく。超絶かわいい。
しかもそこら中でタバコ吸ってるから煙い。。。
日本から壊れた折りたたみ傘を持ってきてて最後はメキシコで気持ちよく捨ててきたけど、どうでもいい傘なだけに雑に扱えて楽だった。捨ててもいいようなものを持ってくるのは気楽。Tシャツも靴下もバンバン捨てながら旅をした。

暗くなる前にホテルに帰ろう。

ホテルに帰る道中もなかなか。。。

この辺はまだマシな場所。

この辺りになってくるとホテルが近くなってくる。

白いスニーカーも1日で汚れるわけだ。

ごみ収集車っていつ来るの?って感じ。
腐ったバナナの皮とかそこらへんに落ちてるし、ゴミは山盛りだし犬のフンもそこら中に落ちてる。泥なのかフンなのか見分けがつかないから気をつけて歩く。
たまにこういうカラフルな家並みもあるけど、まあごく一部ね。

ホームスイートホーム。

暗くなる前に帰ってきてホッとした。
はい、いつものスラム街写真。

背伸びしてブザーを押す。
ブ、ブ、ブーと3回くらい押して少し待ってるとガチャと鍵が開いてドアを開ける。
ドアが開くまで待っている間、周囲に悪い奴がいないかどうかしっかり見渡す癖はローマ時代の習慣。ありがとうイタリア。お前もたまには役に立つ。

中に入ると上に上がる階段。

ここでもう一度ブザーを鳴らすと、レセプションからおばさまがきてドアを開けてくれる。
(登った階段から第一の扉を見下ろす。扉が左右二つに別れているのは、一階は別のホテルだから)

バルコニーより。

スラムだわ。。。これをスラムと呼ばずになんと呼ぶ。
青と白のアメ車は到着した深夜に空港に迎えにきてくれたやつ!
