明日の日帰りツアーの申し込みも終わったので、再びビエハ広場へ。
お腹もすいてきたしランチにする。
それにしても、なんだけどハバナって食べるところが本当に少ない。
この広場のあたりは外国人向けに作ってあるから西洋風なレストランはいくつもあるけど、ちょっとエレガントすぎて私のような半ばバックパッカーみたいなアジア人が一人で入るにはちょっと場違いな感じ。カジュアルに一人で食事できる食堂やカフェが滅多にない。ガイドブックにもいくつか載ってるけど実際足を運べば微妙。
ということで、景色のいいところを優先して適当に入る。
チャラいキューバリブレを飲む。
ラムの味が濃くて美味しい。まじで。
(ラムが好きです)
散々悩んでチキンサンド。
味、なし。
でもいい。
かなりがんばってる方だと思う。(前日のハンバーガーと雲泥の差)
<広場の見えるカフェで書いた日記より>(これが我ながら笑える)
正直キューバはあまり相性あわないかな。とにかく疑心暗鬼の方が強すぎて警戒心が解けない。そして何をするにもお金がかかる。ある程度の出費は仕方ないにしても二日しか経ってないのにもう二万円くらい使っていたのにちょっと驚き。旅行の醍醐味もさほど感じていないのに、だよ。キューバ人は明るくて親切だというけどそれはお金があっての話かもね。イタリア人と少し似ているところがある。旅行会社の子はイタリア人はうるさいって言ってたけど、飛行機の中のキューバ人も相当だった。
キューバに来てからなんだかよく眠れていない気がする。
(と書いたせいか、翌日は鈴木亮平にプロポーズされる夢を見た)
西郷輝彦なべサメムーチョの生演奏をしていたレストラン。
この辺は90%外国人。
普段はいかにもツーリスティックな場所で休憩とかしないけど、むしろそういうところでゆっくりしないと心が落ち着かない感じがした。
こうやって広場を見下ろしてのんびりしたくてこのカフェにやって来た。
私がハバナで一番ホッとできた場所、ビエハ広場。
多分だけどハバナの非日常を見たくて観光客はやってくるのかもしれない。
でも、非日常なエリアに観光客なんてほとんど見ない。
じゃあみんなはなにを求めてハバナへ?
私はなんでハバナに来たんだっけ。
キューバに行ってみたいと思ったのはもう何年も前のことだし具体的に覚えてないけど、ラテンで素朴で穏やかな太陽照りつける優しい時間があると信じていたような気がする。イメージでいうと南イタリアのレッチェみたいな。自分の場合特に非日常なんて求めてなかった。
すごく印象深いのが、キューバの人たちの生活を昔テレビで見たことがある。
あとは、「アメリカと国交するとおそらく今のキューバはキューバじゃなくなるから早いうちに行った方がいい」というのも後押ししたけど、行って思ったのはそれってメディアの刷り込みだったんじゃないかとものすごく感じた。
お会計して出る。
お店の入り口は中庭のパティオに面していて雰囲気がいい。
えー、ペントハウスのB&Bがあるの。いいな~。
ここ、いいと思う。もう二度とキューバに行くことはないと思うけど、行くんだったらこの広場の半径50m以内に宿を構えたい。
なぜならこの建物の一階にハバナで一番美味しいと言われているコーヒー屋さんがあるから。
とりあえず少し散策してから、ホテルに帰る前にここでコーヒーを飲むことを決めて一旦去る。
じゃあ今日はこっちに歩いてみよう。
商店があったけど、どうしようもないものしか売ってない。
でもこういう「日常的に不必要なもの=贅沢品」を売っている商店そのものが珍しいのでついみんな立ち寄ってしまう方式。
あらっ。
パン・ギムン元国連事務総長ヘアになりたかったらここへGO.
ホテル。
なんか不気味な等身大の人形?
本当によくわからないの。なに?
お土産やさんはちょいちょいあるけど微妙。かなりぼったくり天国ショップだと思われる。だからやっぱり中央市場で買った方がいいと思う。
しかも店内がすごい変な臭いがした。。。
キーホルダー一個500円とか平気で言ってくるから。
イスタンブールですら一個100円だよ。
トルコ人がいかに正直者であるかつくづく感じる。
楽器。
老人と犬。
レストランかな?地元のキューバ人は絶対に縁のない場所。かわいそう。
街の雰囲気と観光客向けのエリアと地元の生活が全くちぐはぐでかみ合ってない。
偶然郵便局を見つける。
ハガキコーナーに行ったらたまたま気に入ったハガキがあったので3枚選んで切手売り場の窓口に並ぶ。順番を待っていたら窓口で大騒ぎが始まる。他人事なのでシラッとしていたらどうやら私のことを言ってるみたい。雰囲気で理解すると、ハガキはハガキ売り場でお会計をしないとならないのに、私が黙って持って行ったと万引き扱いをされているみたい。ハイハイ、わかりましたよ。と言ってせっかく並んだ列から出てハガキ売り場(って言ってもガランとした空間でレジもない)で憤慨していたおじさんにお金を払う。接客もしないくせにもっとわかりやすく目印作っといてよ。
そしてまた窓口に並んで日本までの切手を3枚下さいといって地球の歩き方に載っていた切手のお金を現地通貨(キューバペソ)で出すと、「クックで払ってよ!」と怒鳴られる。「外国行きの切手は全部クックなのよ!」と言われる。
ハイハイ、わかりましたよ。と言ってクックで払う。
キューバの人って話し方が独特で、二度目は必ず怒鳴るような迫力のある話し方をする。だから威嚇されていると思ってしまい慣れないととても不愉快な気持ちになる。
(翌日日帰りツアーでもそれを感じることになる)
なんかこう、旅行してこんなにパッとしない気持ちのままなのは初めてかも。
モロッコ以来か。