ここで水を一リットル買い足して、グビグビ飲みました。
今回バスを乗り間違えて遠くまで行っちゃったけど、あのままちゃんと下りてればおそらくこの小道のてっぺんのあたりから下ってこれたのだと予測。
旧市街の目抜き通りはこれで終わり。
すごく短いです。
普通はこういう通りって、生活に関連するお店が並んでいたりします。例えば、薬局とか本屋とか靴やとか下着屋さんとか衣料品店とか。だけどドブロヴニク旧市街の目抜き通りには、お土産屋と飲食店しかありません。もはや観光客だけを目的としている町であるのは疑いの余地もありません。だから地元の人はたまに奮発した食事をするか、または散歩がてらにしかここにはこなそうです。
その分、よそ者の私たちはしっぽりと旅情に浸ることができます。
今日のランチはもうずっと前から決めていました。
さて、さっそく行ってみます。
えーと、ここをまっすぐ歩いて、、、
ここも通り過ぎます。なんだかところどころにイタリアの名残がありますね。
地図をみるとさほど遠くないところにレストランがありそう。
おそらくこの辺かと。
あー、あったあった。
オイスター&スシバー、BOTA。
しかし、外観はあまりにもチープ感あふれていて、テーブルの上に置いてあるお醤油の瓶でかろうじて和食っていうのがわかる程度で見るからに不安しか感じない雰囲気。よく考えてみたら、こんな灼熱の太陽の下で痛んだ生魚なんか食べさせられたらたまったもんじゃないと思い直し、潔く諦める。そうだ、ここは日本じゃないんだ。
少し歩いて他を探してみます。
へー、ここからも城壁に上がれるんだ。
そういえば城壁歩いている途中に何箇所かチェックポイントがあったからおそらくそういうことなんでしょう。
あの刺繍してるおばさま。
通り過ぎるたびに「刺繍いりませんか~」と幽霊みたいなか細い声で営業してくるのだけど、こんな炎天下で刺繍なんてよくやるなと気の毒になり、つい「これでお水でも買って飲んでください」と施しを渡しかけてから、ああそうだこの人はホームレスではなかったんだと思い出して通り過ぎる。
これ、ギロチンじゃないでしょうか??!!オブジェだとしたらセンス悪すぎ!
もう少し先を行ったら行き止まりでしたので引き返します。
(そしてまた刺繍おばさんの前を通って刺繍入りませんか~~と営業されました)
ここは民間人のアパートを民宿として貸しているソベ(SOBE)というところのようでした。ドブロヴニクにはたくさんこういう場所があります。ホテルよりも経済的で暮らすように住めます。ただし、もろに人の家ですけどね。私物とかも普通に置いてあったりしますからどこまでリラックスできるかは不明。
さっきの目抜き通りまで戻ってきました。
ここで階段に座ってロンリープラネット開いて再度リサーチ。
お寿司は諦めたけどどうせならシーフード(火の通ったもの)か、ここでしか食べられない地元のものを食べたい。
決めた。
行きます。
ぐんぐん歩きます。
おおーー!この広場はテレビやガイドブックで何度もみた場所!!
感動です。
あとであの階段の向こうへ登ることとして今はいったん食事を先に済ませたいので素通りします。
ここは市場が立つことで有名ですが、お昼を過ぎているのでだいぶ解散してます。
でもちょっとだけ残ってる市場をかる~くみます(時間ないのに~)。
売ってるものは、ポプリ、オイル、民芸品、石鹸、そんなふうな類でした。
ところがここで手描きのしおりを売っていて大変心を奪われまして、売り子のおばさまご自身が描いた絵だって言うんで2枚買いました。死ぬほど気に入ってます。
あとで見せます。
(旅先でしおりを買うのが実は好きでして、結構コレクションしています、っていうかすごい持ってます。今度ダサいおみやげコーナーに載せてみてもいいかも)
フルーツ屋もありました。
この詰め合わせが特にナイスアイデア。
おめあてのお店は、この広場から数えて4本目の通りを左に曲がった奥をさらに右に曲がるとあるみたい。
あったあった。
ところが行ったら満席って言われて、もう意地でも食べないと食いっぱぐれる時間帯になってきたので(すでに14時まわってました)、15分してまた来たら席を取っててくれるというのでその辺ぷらぷらしてまた戻ってきてなんとか席をゲットしました。
さて、ドブロヴニクのランチはボスニア料理にしてみました。
ボスニア料理ってわりとお肉が多いんですよね。
隣りに座ってる一人旅の男の子のアメリカ人、すっごいおいしそうなグリルのセットみたいなの食べてて帰りがけに「うまかった」と言ってるのを聞いて「私もそれくださーい!」と言いかけたけど、この日はあまりワイルドに食べきれる自信がなくて、できれば軽めに済ませたかったから散々悩んでこれにしてみました。
ボスニア風ハンバーグ!
おいしかった~!!!
これ、プレスカヴィッツァと言います。
クロアチアに行ったら必ずご賞味あれ。
そして食後にコーヒーが飲みたかったのでコーヒー、っていうとうちはボスニアコーヒーしかないからいい?と言われ、まさかあれか?と思ったら案の定あれでした。
別名、グリークコーヒーまたはターキッシュコーヒー。
粉っぽいコーヒー。
このアンティークなコーヒーセットがあまりにも可愛くてライフル銃で胸を連射された気持ちになりました。
飲み方のコツは、コーヒーをカップに注いだあと、粉が沈殿するまで少し待たないとならず、その上澄みを飲むんです。そもそもあんまりおいしくないよ。
あとロクム(手前のゼリーみたいなやつ)がついててやった~ロクムだー!と思って食べたら中にナッツが入っていて、くるみ事件がまだ生々しかったためそっとナプキンに吐き出しました。
(こないだ健康診断でくるみ事件の話を先生にしたら、死ぬ手前だったと言われました。。。)
この、タージマハルという不思議な名前のボスニア料理のレストラン、とにかくひっきりなしに客が来る。そしてみんなが夜のテーブル予約をしていきます。外国人だけじゃありません。地元のガイドが案内するツアーもやってきてガイドが「ここは非常に美味しいボスニア伝統料理が食べれるお店です」と紹介した挙句ちゃっかり「今席空いてない?」と無理を言ってあえなく却下されてました。それほど人気店でした。
店内にも席がありますが、外にもテーブルがあります。この写真撮った時はちょうど入れ替わりでテーブルが空いてましたがこのあとすぐ埋まりました。
緑色の椅子がタージマハルの領域、白い椅子は他店舗ですが、ダントツにタージマハル優勢でした。
ウエイターがなんでもかんでも語尾に「メーン」っていう人で、「サンキュー、メーン」「ドントウォーリー、メーン」「エンジョイユアミール、メーン」ってその英語は一体どこのどちら様から習ったんですかと聞きたくなるくらいだった。でもすっごい働き者でしたよ。チップ制でもないのにえらい!
は~おいしかった~。
ちなみにこれで2500円くらいしてます。
高いでしょ、ドブロヴニク。
じゃ、ここでいったん切ります。
書いてる途中でSafariが5回もダウンして、下書き保存もされてなくて5回も書き直してるんです。いい加減疲れました。