もったいぶって更新中。2018年メキシコの旅。
って言うか、このままだと2021年になってもチンタラやってそうなので少しスピードアップしなくちゃ。(こっちももう広場の名前とか忘れかけちゃってるし)
グアナファトのカラフルでマッチ箱みたいな景色を見るためには、「ピピラの丘」にやってこないとなりません。
ケーブルカーですぐ行けるらしいんですが、壊れて運転中止でした。
写真は翌日に撮ったものです。
これってよく見ると怖くないですか??そのまま落っこちてきそうですよ。
さて、この恐怖(ケーブルのない)ケーブルカーには乗れずじまいだったので、他の手段を調べるべく地球の歩き方を読むと「ピピラ記念像まで徒歩で行くこともできるが、道中は強盗もしばしば出没するので歩く場合はなるべく日中に大人数で出かけること。単独、または夜間の徒歩散策は絶対に避けよう」とあったので、素直にタクることにしました。
なんでもグアナファトには昔の銀の採掘で掘った洞穴がそのままトンネルとなっていまでもメイン道路となっているそうで、観光がてらそこをタクシーで通るのもいいね👍と思って乗ったら、トンネルは単なる暗闇に過ぎず、訳のわからぬ間にピピラに着いてしまいました。
前回訪れたタスコ(タコスじゃないよ)の、なんちゃってリオの丘で帰り途方に暮れかけたのを思い出し、暗くなる前に退散しようと自分にリマインドする。
グアナファトに来たらピピラはマストです。有名な街の全景を見ることができます。
丘の上に来て街の景色を見る=夕暮れから夜にかけて定点観測をする
という公式が自分の中にありますので、今回もしっかりその変容を観察していきます。
- 手前の丸いドームの教会のあるところがソカロ
- 左上の赤い屋根の教会のあるところが今回泊まった従業員部屋ホテルのあるところ
- 左上の白い長方形の建物がグアナファト大学
ズームしていきます。
これらの写真を見ていたらふとイタリアの南部にあるマテッラという街を思い出してきました。今はおしゃれな観光地になったみたいですが、当時は廃墟の街で陰湿な雰囲気を果てしなく醸し出していました。街って、人が住んでいないとなんでああも怖いんでしょうね。
グアナファト大学。
ホテルの前の教会。このロケーションで一泊三千円は妥当でした。
ちょっと似たような写真が出てくると思いますが、ご容赦ください。
(選定がめんどくさくなってきちゃって)
この緑の三角地帯がグアナファトのソカロです。
街自体はきれいにペンキ塗ってあるからわからないけど、オールドタウンは根本古いまんまなんだと思います。
それにしてもすごい密集率!
私は目がいいのでなんでも見えちゃうんです。
山のてっぺんの十字架まで!
こういうのを見ると、なんとなく神聖な気持ちになるのです。
アーメン。
おお〜いい感じで陽が傾いてきた。
いいじゃな〜い。これこそグアナファトに来た意義があります。きれいです。
広場も人が増えて来ました。
かわいいのが、遠足らしき青少年少女たちの軍団。
セルフィーしたり、広場にいた露天商のセールストークを真剣に聞いたり。
リードが絡みついた足が気になって仕方がないチワワちゃんは何度も足を上げ下げしていました。
怪しいパワーストーンを売りつけようとしている露天商を詩的に撮ってみた。
夕暮れも終わりかけてきたグアナファトの街並み。
この漆黒の闇が街を包み始める前のトワイライトは定点観測の醍醐味。
インクをこぼしたような夜の闇です。
夜になるとあのカラフルなマッチ箱の家並みが見えなくなっちゃうけど、この都会すぎない夜景もいいものですね。
さっき暗くなる前に退散しようと自分にリマインドしたのに気づけばもう20時。
定点観測もそろそろ終わりです。
こうやっていろんな街の夕暮れをこれまでもいろいろ見てきましたが、どこに行ってもきれいだったし、こうやって何時間もの時間を過ごすのがとても楽しいです。
グアナファトに来た理由はこの風景を見るためだったので、ミッションコンプリートです。
ピピラの丘は幸いに夜も人がたくさんいたし、タクシーもすぐ捕まりそうだったので、ダサいお土産がないか一通りおみやげ屋をパトロールしてからホテルに戻りました。例の採掘跡トンネルも瞬殺で終わりましたので写真もありません。強盗にも遭わずに済みました。
っていうか、こんなところで強盗にあっても何も渡すものなんかないよ。
カメラくらいかな。
アイフォンは腹巻に入れてあるからバレなきゃなんとかなるし。
タスコで会った日本人の方に「カメラ気をつけてね」と注意していただきました。私も普段ならバッグに隠して歩くところですが、とにかくシャッターチャンスが10秒ごとにやってくるような感じだったので、他の外国人観光客のように終始首からぶら下げてあたかも「ファッションの一つ」を装おってキューバ・メキシコを歩きました。
念のためカメラは万が一盗まれても号泣しないように日本で保険をかけておきました。
ピピラの丘で定点観測、おしまい。