朝、バン、バン、バン、という音で目がさめる。
何事かと思ったら、ホテルの部屋の目の前の広場でお子様の団体が先生と一緒にドッジボールしてた。挙げ句の果てには壁打ちまで始めちゃって、もう起きるしかない。
カーテン越しから絶対バレないようにこっそり外を伺う自分もかなり怪しい。
(写真は前日のものです。素敵な広場が気に入りましたが朝はドッチボール会場に、、)
朝食は外で食べるつもりだったので、さっさとチェックアウトして外に出れば、美しい快晴のグアナファトを写生する人たちに出会う。
すぐそばにもう開いているカフェがあったので簡単な朝食を取りに入る。
メニューが来て注文し、待つ。
テーブルが手描きでペインティングされていてむちゃくちゃかわいい。
グアナファトの風景。
こういう雑多なインテリアが本当にツボで、刺激を受けます。ちょっとしたオブジェもいい味出してる。
旅をしたいと思う場所はできればこんな風にいろんなインスピレーションを刺激してくれるところがいいなと思って決めていますが、メキシコは想像をはるかに超えてきました。
反対側の壁。
私もばーさんになったらお店でもやろうかなあ。
何がしたいって、お店の空間を作りたい。
これまで知らず知らずのうちに内に秘めてきた思いの丈を結集させた空間づくりを。
ただそれだけなので、すぐ潰れるからやっぱダメだ。
朝ごはんきた。
ブタのクッキー付き🐷
そういえばさっき写真撮った本棚にあった置物もブタちゃんばかり。
お店の名前もブタに関連するのかも(調べずじまいで出てきちゃいました)。
あとは甘いパンみたいなのを頼んだのですが、これが。。。
まずい。
もう耐えられないくらいまずい。
おそらく、小麦粉じゃなくてトウモロコシの粉を使っているのではないかと思うのですがどうなんでしょう。粉は粉でも雲泥の差。世の中に粉物で「ちょっと勘弁してもらえますか」というものにチェコのクネドリーキが筆頭として上がりますが、これはそれを凌駕するほどだった。
喉に通っていかない、、、でも残したら悪いじゃない。ブタのクッキーまでくれたのに。
それにしても衝撃的な味だった。
メキシコ料理はだいたいおいしいのですが、やや大味。それといろんなところに隠しトウモロコシが忍ばせてある(ような気がする)ので、もしなんか違和感を感じるとすればそれだと思います。普段食べ慣れてない味なのですぐわかると思います。私たち日本人は繊細な味に慣れているので、日本で食べているものがいかにクオリティが高いかを海外に行くと思い知らされることになるのですが、それでも唸るほどの料理を出してくるのはフランスですかね。世界で一番おいしい料理を出してくるのはフランスがダントツかな。
それにしても、何気ない風景も絵になる。
殺風景なインテリアかもしれないけど、全て不揃いなところに不思議と統一感が生まれているような気がします。写真の腕がないのでうまく伝えられないのだけれど。
さて、グアナファト二日目の町歩きをしましょうかね。
夕方にはメキシコシティに戻るので。
この日はお天気良かったのも幸いですが、街を照らす太陽は午前中の方がいいいみたいです。
パナマ帽みたいなの、買おうかと何度も思いましたけどやめました。
メキシコは今でも屋台文化が健在。
フレッシュジュースを買う少女たち。学校に行く途中かな。
メキシコの屋台は「新鮮なものを売ってる場所」という安心感がありました。一般的なスーパーや商店の方が「ずっと前からおいているもの、または防腐剤が含まれているもの」という印象です。日本とは真逆なんですよね。
朝のグアナファト。
車の往来がすごいです。いなくなったところをやっと撮った写真。
緑も多い。
前日はホテル探しに夢中だったのであまりよく町歩きを満喫できませんでしたが、朝のこの日差しがいいですね。5月のメキシコは日本と同じで19時をすぎると日暮れてくるので、写真をとるなら午前中からお昼過ぎがいいのかもしれない。ピピラの丘の美しい夕暮れを堪能することも考えると、やはり一泊二日がおすすめです。
このコーヒー焙煎所、偶然何度も前を通り過ぎた。コーヒー飲んでみたいと思ったけど、この長い旅ではかなり食傷気味になっていて飲まずじまいになってしまった。今思えば惜しいことをした。
豆くらい買ってくればよかったなあとも思ったけど、すでにキューバで買ってきた豆があるし、もうなんとなく小さいことがめんどくさくなってきた頃だったかもしれない。
こうやって歩きながらも、実はいろんなことを同時に考えていたりする。
帰りのバス時間とか、バスに乗る場所の再確認とか、日本に帰る飛行機の座席予約とか。
初めての旅先は常に不安と調べ物が付いて回ることも事実。
一昔前は現地の情報って現地で聞いてた。そのへん歩いてる人やインフォメーションセンターとかに行ったりホテルの人に。でも今は全部ネットで調べられる。遠いメキシコにいるのにグアナファトのバス情報を、目の前にいる人たちじゃなく、インターネット経由で日本人のブログで得る、というごく当たり前の旅スタイルは便利だし助かるけど、現地の人と話すことってこうやってどんどんなくなっていくんだなとも思う。
グアナファトは坂道の多い街。
これまで歩いてきたサンクリストバルやタスコもそうだった。
足腰が丈夫じゃないとセントロには住めない掟。
この、「完璧じゃないのにバランスがいい」センスにやられます。
あ〜なんかまたメキシコ行きたくなっちゃうなあ。。。
すかっと抜けた青空に映えるグアナファトの街並み。
仕込み前の屋台。
値札がオール蛍光色。
学校に行く人、仕事に行く人。
さて、このあとは市場へ潜入。