バンコックのバックパッカーの聖地と呼ばれるカオサン通りがこれだ!
貧乏バックパッカーと外国人観光客だけをターゲットしたお店のあの不思議な連体感みたいなのがちょっと懐かしいです。
私ももっと昔にバックパッカーできていたら間違いなくこの界隈に泊まったことでしょう。
いや、実はずっと前からバンコックにきたらこの周辺に泊まるつもりでした。
しかし交通の便が悪すぎるとのことでやめました。
やめて正解だったかもしれません。
だって本当に交通網が致命的なんですもん!!!
まず王宮から歩きました。
そんなに遠くないと思ったのですが、途中ローマの「チルコマッシモ」みたいなだだっ広い大広場みたいなのを横切るのに大苦戦しました。チルコマッシモって、映画「ベン・ハー」の舞台になった戦いの決闘場です。あそこを昼間歩いて脱水症状起きそうになったのですが、ここにもあったのですチルコマッシモが。
とりあえずカオサンロードについたらランチしようと思ったので適当に探してここに入りました。
ところが大失敗も大失敗。
人生で一番最低のグリーンカレーを食べてしまった。
泣きたかった。本当に。残したもん。
しかもタイは食事と一緒にお水とかお茶とか飲まず、みんなスムージーとかジュースを飲むんですよ。気が進まなかったけど真似してやってみた。
全然食事に合わなかった。当たり前だけど。
グリーンカレーの写真はありません。あまりにも衝撃的な不味さで写真撮るのを忘れたみたいです。めちゃくちゃお腹空いてたのにこのキウィシロップまみれのインチキスムージーでお腹を膨らしお店を出る。悔し涙で目がかすみ前が見えません。
と・こ・ろ・が。
カオサン通りを一歩離れると、そこそこ安心できそうなお店が溢れている通りがありました。なーんだ、「カオサン通りは歩くだけ、食事は別の通りで」、が実は鉄則なんじゃないの??
ここはトリップアドバイザーでスコアの高いのを売りにしているお店。
ブッダをおちょくるなよ!という看板をあちらこちらで見るのに、ここではしっかり世界観を売りにしているお店。
カオサン通りはネオンが特徴だったけどここは緑が多くて安心する。
なるほど。バックパッカーたちはここで昼間から飲んだり夜遊びしたり交流したりするんだね。でも自分、究極の人見知りなもんですから初対面の人と盛り上がる、ということがほぼできません。バックパッカー時代は早々と切り上げてベッドで音楽聴いてるか明日の予習するか。暗いバックパッカーだった、我ながら。だからドミトリーも実は苦手なんですよねそういう意味では。
実は史上最悪のグリーンカレーの仕切り直しをしようと思ってこの辺りで有名な食堂を探して歩いていたのですけど、閉まってたみたいで見つけられませんでした。
この辺りは問屋街というか地元の商店街みたいなところで、商売っ気のない地元の人が洋服とか生地とか電化製品とかを売っています。
個人的にはこの仏具屋さんで足が止まりました。
タイもカラフルだねえ。
本当は中に入って物色してみたかったんだけど、別に欲しいものがあるわけではないのでやめました。でも総じて思うのは、タイのお土産はさほどでもないけどタイの仏具は本気度具合が全然うわまっているのでクオリティは悪くなさそうです。
これ、友達の家にある折りたたみマット。早速LINEで写真送った。
黒い髪の毛の束みたいな電線。
以上カオサン通り近辺でした。
実はもうこの時本当に疲れていて限界感じていました。
「お願い、もうホテルに帰りたい」となってしまい、ドキドキのUberでタクシー呼ぼうとしたら、なんとタイはサービスがないんだとこの時知りました。。。そしてGrabというアプリをダウンロードして早速呼ぼうとするも、現地の電話番号がわからないので登録ができない、、、(SIMカードの番号ってなんだっけ、となりました)。
タイは決して女一人でタクシー乗っちゃいけないと厳重に釘を刺されていたし、トゥクトゥクは揉め事ばかりらしく多くの外国人が交渉しては散り去る、という現場を目の前で目撃し、「ああカオサン通りに宿を構えなくてよかった。そうじゃなかったら毎朝どうやって市内に移動するんだろう」と途方にくれて、結局諦めて歩くことにする。
疲れた。
一番暑い時間帯にチルコマッシモだって歩いたんだよ。
トボトボ。。。
トボトボ。。。
トボトボ。。。
トボトボ。。。
トボトボ。。。
トボトボ!!!????
実はこの辺りから街の様子がものすごく変わってきて、「えー!すごい地元!!!」ってくらい地元っぷりが半端なかったです。チルコマッシモ病とグリーンカレーパンチと偽スムージーでヘトヘトに疲れていたので写真がないのですが、次回バンコクに行くことがあれば絶対にここに戻ります。赤の線の辺りです。ガイドブックにも乗っていない素の生活がありました。
まるで囲っているのは狙ってたパッタイ屋。
もう目の前まで来てたのに素通りしてしまった理由は17時開店だから。
そんな待てない。
公園。
みんなジョギングしたりウォーキングしたり、ほのぼのした公園だった。
もう、、、疲れた〜!!!!(なぜか)ギャン泣きしたいくらい疲れた。
命からがらやっと地下鉄の駅にたどり着き(永遠に感じました)、ホテルのある駅まで帰って来た頃にはすっかり夕暮れ。バンコクの夕暮れは毎日こんな感じですごくきれいだった。これを見るたびに少し感傷的な気分になりました。
泊まったホテルのそばはショッピングセンターもあるので夜でも全然危なくないです。
ということで、いったんホテルに戻って休憩!
この日はよく頑張った。
なんでかというとこのあと再び外出したのです。
懲りない自分。