さて、引き続きタイはバンコクの旅日記に戻ります。
(旅行はコロナ騒動の前、2020年のお正月休みです)
今回のホテルは日本人街と言われるプロンポーンという地域に取りました。駅からも近いし夜も賑やかだし安全なんですけど、とにかくホテルが気に入りませんでした。殺風景なインテリアと無駄に広い空間を持て余し、期待していたプールは全く入る気にもならないもので、前も書きましたがバンコクに行ったらコンドミニアム一択にします。
水上マーケットから帰って、午後は近所を散歩することにします。
バンコク市内はどこ行ってもどこを歩いても似たような風景ばっかり。大型ショッピングモールの乱立で、ハイファッションブランドがほぼテナント。
ここはもしかするともう20年ほど前にきた方がおもしろかったかも。本当はこういう小さな商店や食堂がもっとたくさん溢れていたのかもしれません。
BTS(電車)が走る高架下をひたすら歩きます。
噂には聞いていたけど交通渋滞はひどいもので、朝と夕方は車がほぼ身動き取れなくなります。
ここからは「トーンロー」という界隈を歩きます。日本人街「プロンポーン」に隣接するエリアです。
確かに歩いてると日本語や日本の外食チェーンを見かけるようになりました。
でも日本人をどこにも見つけられません。平日の昼間だからかな。
そういえばバンコク伊勢丹が閉業するとのニュースがありました。こないだ行った時も思ったけど、昔は日本人の駐在員がたくさん働いていた黄金時代があったんだなあと胸を打たれるような気持ちになりました(その展開の大きさにちょっと驚いたほど)。伊勢丹もその前身の一つだったのと思います。時代が変わり栄枯盛衰、日本の牽引力がアジアの中でもどんどん影を薄めていくことを寂しく感じます。考えればいろんな理由はたくさんあるんだけど、とどまるところ何がいけなかったんだろうか。日本。
根底にあるアイデンティティの欠如が世界から置いてきぼりになる要因なんだろうか。
もしそうだとしたら学校教育を根本的に変えないといけない。
基本的に日本はいい国だと思うんですけどね。
若干歩いてても退屈になってきたので、もう引き返すことにしました。
つくづくバンコクの街歩きってちょっと私には疲労そのものでしかなかったです。
多分、目的を持って歩く街なんだと思う。
途中頑張ってある雑貨屋さんへ立ち寄ることにします。
むちゃくちゃ高級住宅街です。
ブーゲンビリアがきれいに咲いている。
うちのベランダにも生やそうかと思ったけど、乾燥した暑い場所じゃないと育たないんだって。日本の夏はダメなんだって。
ブーゲンビリアを見ると、ギリシャ、トルコ、クロアチアを思い出し懐かしくなります。自分もおそらくあと数年したらこの三ヶ国を交代で練り歩きバカンスすることに決めています。たまにパリにも行くと思うけど。
うちのマンションに住んでいる推定80歳のおばあさん、毎年一人でパリに行くんですよ!しかも中華航空とかで。すごいですねぇ〜。スッチーが全員総出で気をつかうでしょうねってくらい、腰も曲がってヨタヨタ歩きでふらふらしているおばあちゃんなんです(気分にムラもあります)。「向こうにはアタシの彼もいるから」っていうあたりもすごい。今年の秋のチケットももう手配したって言ってました。いつも心配しています。
着いた。
全然期待してなかったけど、おしゃれなお店でした。
さて、この中にチャン猫がいます。どこにいるでしょうか!
ここにいました!
さて、この中にチャン猫がいます。どこにいるでしょうか!
ここにいました!
かわいい〜思わず微笑んでしまう〜。
ヨシヨシ。
なんと外に猫小屋も!!!
猫屋敷な雑貨屋さんでホーローの食器を二つ買いましたが、日本と変わらないくらい高かったので、買った後後悔しました。アジア雑貨を現地で買う醍醐味は安いからであって、高いとなんの意味もないのです。
雰囲気はいいお店。
こんな高級住宅地にふんだんな敷地を構え、優雅に猫を飼いのんびり雑貨屋さん(しかも高い)なんてオーナーさんよっぽどの富裕層と見た。
(メンズの観光客も来てました)
この後くったくたに疲れてしまい、ついに人生初めてのGrab体験(タクシー)と思ったのですが、そんなに遠い距離でもないのにタクシーって、と思いがんばって歩くことにしました。この頑張る癖もどうにかしないと。
※結局バンコク滞在中Grabは使わなかった。。。
トボトボ歩きながら海を恋しく思う。
ガイドブックを読むと、この辺りは芸能人も訪れるレストランがあるのだとか。トーンローのメイン通りから一歩離れるとこんな静かな界隈があって確かに隠れ家風かもね。
このおしゃれなカフェもここの通りにあったもの。
そういえばこないだ元同僚に教えてもらった小伝馬町にある激ウマメキシカンのお店、このカフェに似てる。東京であんな美味しいタコスを食べれるなんて。今度また行くリストに追加済。
駅に着く。
このままホテルに帰るかと思いきや、写真をみるとどうやら懲りもせずまだ歩き続けたらしい。
チットロムで降りてまた歩く。。もう本当にくったくたです。
そうだ、これを目当てに行った。バンコク名物の通称ピンクのカオマンガイ。
ミシュラン取ったんだって。
でも前日偶然見つけた屋台で食べたカオマンガイの方がもっとおいしかったよ。
いつも行列らしいけど時間帯ずらしたから空いててすぐ入れました。
どこ歩いてるのかよくわからなくなってきた。もうタクシーで帰ろうか。
※バンコクで女一人で流しのタクシーは絶対厳禁らしいのでこの場合はGrab一択です
バンコクの夕暮れと高層ビル。
車が混み始める時間帯になってきたなーと歩いていたらいい匂いが。
ということで、もう一ラウンドします。
見た目も匂いもすごーく美味しそうなんだけど、味がダメだった。。。
この茶色のお汁が醤油じゃない。
まさか豚の血スープじゃないよね。
(ガイドブックに豚の血スープが存在するって書いてあったから)
自業自得ですけどなんか食べ疲れをし、コンビニでお水を買って飲みながら歩く。
バンコク恒例、真っ赤な夕暮れの空。
この橋のたもとにマーケット発見。
近頃新しくできた「NEON」というスポットらしい(気が利かずに看板を写真に納めてきませんでした)。
ここも中に入ってみたけれど、、、
売ってるものはほぼ同じ。。。。
ご飯は今2ラウンドしたばかりで興味もなく素通り。
<空想>
もし自分がバンコクに住むことになったら、一体どこに出かけるんだろう。どこに行っても何もかも同じ、ただ見てくれに少し変化をつけただけの場所を。
(住むことないから心配いらないけど)
お腹がはちきれそうなのでこのまま歩いてホテルまで帰ることに。
なんだっけ、ここ有名な老舗デパート。
凄まじい電飾だぜ!
バンコクの台所、いたるところに。
そしてNana(現地発音はちょっと甘え声で最後息が抜ける感じの「ナ〜ナァ〜」)。
ここ女一人で歩いたら浮いた、とインスタに載せたら知人のおじさまから「超ウケる」とコメントをいただきましたが、そこまでいかがわしいとはつゆしらず歩いてます。
周りは西洋人のメンズと現地のタイ人女性のカップルばっかり。
または西洋人のメンズが品定めをするかのごとく通りを歩く女性を眺めたりしている(ように見えました)。純粋に飲みにきてるのかなんなんだかよくわかりません。
中東街もありました。金を売ってるあたりがいかにもです。
個人的にはトルコに通算4回も行ってるのでここも異国感を全く感じません。
トルコは本当にいいところです。機会があれば訪れて欲しいと思います。
勤勉だしきれいだし治安もいいし魚屋の魚だって一匹ずつきれいに並べられてるし。
あ、でもトルコ料理は意外と味が薄い(と私は思っている)ので塩かお醤油を忘れずに。
つまんないから帰る。
ナ〜ナァ〜を通ってアソークを通り抜け、プロンポーンに着いてホテルに帰ってきたときはもうグッタリ。
なんか今思い出してもぐったりします。
この日は早朝から水上マーケット行ったりした日ですから余計疲れた。
明日はもう街歩きも限界だな、と思ったので実は昼間のうちに翌日のプランを速攻立てなおしました。
今回の永遠のひとり言「ぶつぶつつぶやきバンコク日記」におつきあい頂きコップンカー!
あいにく続く。