昨日の大きな余震もこれで事前に知ることができました。この画像はその後の余震が続いてる時にきたメッセージです。
でも、事前に知ったからと言って、意外と何もできないものじゃないですか?とっさに非常袋持って懐中電灯とか、そんなキビキビと出来ません。その前に恐怖で縮み上がって固まってしまいます。
あの震災から一週間、うちの会社は自宅待機していました。
その間に会社では緊急対策会議がたてられ、そこに行ったメンバーが送ってきてくれた画像がこれ。
会社から4時間30分かけて歩いて自宅まで帰り(私はまだマシな方)、家についたら強盗にでもあったかと思う程もっと足の踏み場もないくらい物が散乱していて、あれを見ただけでかなり気持ちが萎えました。そしてテレビをつけたら津波が町を飲み込み、山火事が発生し東北が大パニックになっているのをみて呆然としてしまった。そこまでヒドいなんて家に帰るまで分からなかった。最初は震源地が関東だと思い込んでいたくらいでしたから。その日はお湯も出なくて疲れて冷えきってたんですが、そのまま寝ました。余震が恐いしまた大きな地震がきたら怖いのでラジオをつけっぱなしにして寝ました。その日から数週間はそうやって寝ました。
なんか昨日の余震はあの日のことを思い出しドッと疲れが出ました。「今度こそ終わりかもしれない」って思った人、いっぱいいると思います。巷では自粛がどうだとか言ってますけど、それは仕方ないと思います。この地震と原発が人々にもたらした苦痛は被災地だけには限りません。自粛したくない人はしなければいいしそれを責めるつもりも全くありません。日本の発展のためにというならば、どうぞ率先してお願い出来ればと切に願います。だけど、自粛モードな気持ちを無理やり明るくなれと強要したり間違ってると責めるのは正直やめて欲しいと思います。本音は今そんなところです。できればそっとしておいて欲しいと思います。
原発に関しては日々やりきれない思いでいっぱいです。汚染水の垂れ流し、今日もやってました。あれを見たらもうなんかうんざりなんですよ。私たちは電力会社に長い間欺かれてきたのですね。皮肉なのは、自分たちが生み出した文明に自分たちが苦しめられているということです。もうそろそろ私たちの固定観念を振り返り反省する時期がきているのだと思います。
それと、日本という国。この国が目指していた先進国の行く末って何だったんでしょうか。私たちは何を目指してどこに向かって行こうとしていたのでしょうか。原発が幸せを運んでくれると本気で洗脳させられ、臭い物には蓋をし、官僚だけが私腹をこやしていたこの国で起こった未曾有の大危機のまっただ中を私たちは走っているのだけど、こういう危機に陥ったらどれだけこの国が情けなくみっともないほどに機能していないかをまざまざと見せつけられていませんか。
今週末は都知事選です。普段は投票しないことは無責任なことだと思ってちゃんとまっとうしていましたが、今どの政党に入れたいか全然答えが出ないんです。「じゃ、この人でいっか」といった投票の方がよっぽど無責任な気がするので今回はパスしようかと思っています。
テレビをつけます。ニュースにあわせます。原発事故の報告と、被災地のレポートが入ります。専門家の話が入ります。現場のインタビューが入ります。茨城や福島の農家の人たちの報告とインタビューが入ります。被災地の天気予報が入ってスポーツにうつります。
この一連のニュースの中に、どこかで政治家の姿をみかけることはありますか。
被災地の将来に向けての具体的な報告を伝えているところはありますか。
全ての情報は「今」のことしか報道していません。原発の真実は握りつぶされているので当分は漏洩することはないでしょう。今被災地の将来を真剣に考えているのは残念ですが国ではありません。地方自治体です。彼らのツイッターをみるとその情報量の早さと迅速な対応に頭が下がります。彼らも被災している当事者であるにも関わらず、その深い責任感には全く感服させられます。でも勘違いしてほしくないのは、地方自治体も限界があるということ。ここから先は国がリードするべきなのに、肝心の永田町が全く機能していないことは深刻な問題かと思います。
国家というのは黒くて汚いものなのは十分に分かっていますから、今後の改善は無理でしょう。
あの人たちはヒーローでもなければ正義感なんて持ち合わせていません。
私たちはこれからもただ強いられていくしかないのです。
ただ、一つだけ間違いないのは「これ以上騙されてはならない」ということ。
その目をしっかりと養い、判断できるよう日々努力する事は必要だと思います。
一気書きで失礼します。まともに読み直してませんが、明日早いのでもう寝ます。