世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

青いタイルの家といえば「Sanborns」

メキシコシティを観光するなら絶対訪れてほしいレストランが「Sanborns」。インテリアに脱帽するだけじゃなくお食事も比較的安くてボリュームがあるので行く価値は絶対にありだと思います。このお店はメキシコを二度訪れた事のある友人から教えてもらって行きました。アパートからも近いしソカロもそばなので歩いてみることにしました。

 

画像データを見るとこの日は2018年5月18日です。みよ、この日差しを!

 

f:id:beabea-journey:20200421144038j:plain

 

 

真夏のようなカラッとした過ごしやすい季節!

次に行くのもやっぱり5月の連休目指そうかな。

 

メキシコは冬が乾季で5月からは雨季になるそうなのですが、寒暖差は激しくて日中はすごく暑いのですけど朝晩は寒くて軽めのダウンが欲しいくらい冷えます。その感覚が日本とはちょっと違うところ。

 

 

この建物が今回泊まったアパートのある建物。ちょうど3階中央が止まったお部屋です。

 

f:id:beabea-journey:20200421144255j:plain

 

 

 

とにかく歩道が広いし人通りも多いし明るいし、犯罪の匂いが全くない界隈ですごく安心しました。危険センサーほぼ作動ゼロ。後で知りましたが、この公園のすぐ向かいがメキシコ外務省だった。どおりで治安が悪いわけがない。

 

f:id:beabea-journey:20200421144429j:plain



 

戦争のモニュメントだったような気がする。よく覚えてない。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421144605j:plain

 

 

ビルのデザインがそういえばメキシコは結構おもしろかった。そこまで新しいビルではないということは、ちょっと斬新なデザインは昔から存在していたってこと。

 

 

 

f:id:beabea-journey:20200421144711j:plain

(わざわざ感がハンパないです)

 

 

  べジャス・アルデス宮殿とのこと。やたら大きくてこの広場では人一倍目立ってる。

実際は博物館とか劇場が入っているみたいです。

 

f:id:beabea-journey:20200421145159j:plain

 

 

 

この昭和感溢れる色合いと風貌の建築にシビレます。昔みたアメリカドラマに出てきそうな感じ。

 

f:id:beabea-journey:20200421145214j:plain

 

 

 

あれだ!青いタイルの家!

 

 

f:id:beabea-journey:20200421145231j:plain

 

 

 

ちょうどソカロまで伸びる目抜き通りのスタート地点にありました。絶対迷わないで行けます。壁の青いタイル(アズレージョ)がとても目立っています。

 

 

ここ、何がすごいって外観だけじゃなくて店内。むっちゃくちゃレトロ。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421145418j:plain

 

 

 

この吹き抜け感もいいです。

 

やっぱり吹き抜けっていいよ!日本でもこういう建築デザインないかね。

 

 

これは階段の踊り場にあった壁画。ディエゴ・リベラみたいな豪快な絵!

 

f:id:beabea-journey:20200421145520j:plain

(人がいない隙間を狙って写真を取るのが至難の技でした)

 

 

 

このアズレージョが本当に美しいですね。アズレージョといえばポルトガル。草木や鳥や動物などのデザインを施したタイルのことをそう呼びます。私が昔バックパッカーした時はぶっきらぼうに「タイル」って呼んでいたものですけどねぇ。時代は変わりました。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421150028j:plain

 

 

もともとアズレージョ(タイル)はイベリア半島イスラム支配下にあった時代に浸透した中東文化です。だから、イスタンブールのブルーモスクやトプカプ宮殿のハーレムに行くと壮大なタイル様式の壁画を見ることができます。メキシコは歴史上スペイン植民地時代の歴史がありますので、こんな風に影響し合っているのですね。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421150935j:plain

 

 

そういえばアズレージョポルトガルでよく使う言葉。だけどここはスペインの統治下だったからアズレージョとは言わないはず。じゃあスペイン語でなんというのか調べて見たら、「アスレホ」でした。アスレホってなんか気が抜けてパワーを感じませんね。

 

 

とにかくそういういろんな背景もありなんとなくヨーロピアンな雰囲気が残っています。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151016j:plain

 

 

 

 

そしてこのL字形ボックス席がちょっとアメリカンな雰囲気もします。知ってる限りヨーロッパではあまり見かけない気がします。 些細なことに目がいきます。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151145j:plain

 

 

じゃ、さっそくご飯タイムにしましょうか。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151230j:plain

 

 

 

メニュー。COMIDAは定食の意味。Polloは鶏肉、Sopaはスープ。 Verdurasは野菜。Frutasは果物。そこまでは分かるけどあとは不明。多分前菜は日替わりでメインは値段によって変わるってことですね。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151303j:plain

 

 

スープ登場〜!

 

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151721j:plain

 

 

普通に美味しいんだけど、この器がかわいいです。

 

 

メイン登場〜!

 

 

f:id:beabea-journey:20200421151800j:plain

 

 

美味しい❤️❤️❤️

 

濃厚ホワイトソースが旅疲れた体にいろんな意味で沁みますが、しばらくまともな食事(特に温かい食事)にありつけていなかったので気持ちが落ち着きました。トルティーヤは小麦粉じゃなくトウモロコシの粉なのでちょっと独特のクセがあります。

 

 

 

ここは別に高級レストランじゃなくてレベルとしては普通の大衆レストランなんだそう。でもこの空間のクオリティの高さにちょっと驚いてしまいメキシコシティやるなあー!と第一印象かなり好感触です。

 

f:id:beabea-journey:20200421151844j:plain

 

 

海外でこういうアートや空間に触れていつも思うのは、日本のようなかたちだけの真似事と本質は全然違うんだなってことです。 

 

 

しかもこの定食850円。

神様ありがとう。

キューバで得体の知れない生焼けバーガーを食べても今日まで生き延びてこれたことに感謝です。アーメン。

 

 

お手洗いは有料。

レストラン利用者だけじゃなくこの建物を見に観光客も山ほどくるので。

 

しかもこの公衆電話のブースが、、、アメリカンだわ!!!昔ニューヨーク行った時もこんな感じだったもん!感動。。。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421152250j:plain

 

 

そういえば〜ロンドンだってあの赤い公衆電話ボックスがありましたね。

あれがなくなっちゃうのって寂しいです。

(2年前にロンドン行った時はまだいくつか残ってました)

 

 

上部二階。

 

f:id:beabea-journey:20200421152155j:plain

 

 

 

下部一階。

 

 

f:id:beabea-journey:20200421152211j:plain

 

 ちなみにこのSanbornsは系列チェーンのレストランで他にも数店舗あるみたいです。

もしここに行きたい場合は地図と情報のリンク貼っておきますのでご活用ください。

 

Sanborns de los Azulejos(The House of Tiles)

 

 

 

www.tripadvisor.jp

 

 

あーあ、これみただけでまた行きたくなっちゃったよ。

コロナなんて当分終わらないだろうし、どうしたらいいのかな。