世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

南禅寺から永観堂へ

さて、翌日はお友達と一緒に再び京都市内へ。


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(なんかの拍子に撮れた失敗写真、右:お友達、左:自分)


この日のお目当ては南禅寺の紅葉。
ここもすごい群衆で埋め尽くされており、しかもお天気が晴れたり曇ったりで残念ながらベストショットは撮れなかったんですが、やっぱり京都のお寺さんですね、風格が全く違いました。嵐山の山の中にひっそりと佇む常寂光寺とは全く別物の堂々感。


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こんな風に並木になっているのが特徴。

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でもちょっとうまく撮れませんでした。


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ここのもう一つの目玉はこの水道橋。


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橋の上はこんな感じでした。

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つくづく絵になる風景ですね。

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どこを歩いても古くからのものがそのまま残っていて情感溢れる風景ばかり。
古い木で出来た扉や、丁寧に重ねられた瓦、その下を流れる小川などを見ていると、ふるさとの郷愁というのはなにも家族だけに限ったことではなく、目に映る情景がそのような想いを誘うこともあるのだなとつくづく思いました。日本にいながらなぜかそういう古きものの愛しさというか、懐かしさをかみしめるような気持ちになりました。



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自然に勝るものはなし。
カッパドキアでもそう思った)


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南禅寺の参道には老舗の湯豆腐店が数軒ありますが、そこの一つに行きます。


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観光シーズンのピークだからか事前予約はできないので、観光の前にまずお店に行ってリストに名前を入れてもらってから観光を済ますのがベスト。とはいえ予定通りの時間に案内されるわけでもなく、私たちも一時間半くらい待ちました。この時期の京都はこういった時間のロスも計算して行動しないとなりませんね。やはり詰め込みすぎると単なる旅疲れになりそうです。


待ち時間の間に写真撮ったりいろいろ。

ここの湯豆腐屋さんは一戸建ての建物が3棟建っています。

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別邸&お庭。


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ここは重要文化財なのか、一般公開も立ち入り禁止。
今はなき、縁側のある風景ですね。
とても立派です(雨戸がありませんが)。

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本館。


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私たちは本館の奥座敷に通されました。
やった~待った甲斐がありました!


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湯豆腐コース。

胡麻豆腐、野菜の炊き出し、精進天婦羅、生麩田楽、湯豆腐、ご飯、お吸い物、デザート。

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湯豆腐はそばつゆのような鰹風味のお出汁が効いたおつゆに、大量のおネギともみじおろしを添えていただきます。


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もちろんおいしかったのですが、「湯豆腐にはやっぱりポン酢だよね」で一致。



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この畳のフチ、見逃さない。
さっき受付にいたお店の係りの人が着ていたハッピの裏にもこのイラストが。

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仲居さんに尋ねると、これは豆腐の絵なんだそう。
その昔、古い掛け軸に書いてあったこの豆腐の絵をそのままお店のマークにしたそうです。しかも畳がまだ青みがあって新しいでしょ?最近作って張り替えたのですかと聞くと、実は去年ここ水害にあって(大雨?)、ぜーんぶ浸水しちゃって畳がダメになっちゃったんですって。「うちと永観堂さんが被害に遭いまして。だからこの夏に新しくしてもらったばかりなんですよ」とのこと。


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美味しかったです。
大満足です。
(かなりお腹苦しい)

さて、もう一つの目玉である永観堂へ行きます。

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このあたりからまた陽が差してきて、とってもきれいでした。
狭くて細い裏路地を散歩がてら歩いていくのですが、高校があったり民家があったり幼稚園があったりして、そこを赤や黄色の紅葉が彩りを添える。


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永観堂の正面。


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入るとこんな感じ。
写真の下みてください。。。すごい人なんです。

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人が入り込まないように写真を撮るのはもはや不可能で、カットした限界がこれ。





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正門の向こうに燃えるような赤いもみじが。




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あちらの世界はまるでおとぎ話の世界のよう。
世の中にこんな美しい赤があるんですね。





あそこから先は有料なのですが、とにかくすごい人だったので今回は諦めました。
(事実、その後りぼんさんからこの中はすごい人で身動きできないくらいだったので入らない方がよかったとの投稿を頂いて決断は正しかったと思いました)

しかし、ニアミスで二日前にここを訪れた別の友達いわく、
「あまりにもの美しさに鳥肌が立った。これまで観た全ての京都の紅葉は、ここにきて全て覆されるほどの感動が永観堂にはある」とのこと。


なんですってぇーーーー!!!
思い残しを作ってしまった~!!!
いつか、また行ってみます。
朝一狙うしかない。


そしてこれにてカメラのSDカードは容量オーバーとなり、このあとは全部iPhone撮影となりました。死んだほうがマシだ。


続く。