本当は「スパイスバザール」と言うそうで、地元の人もそう言わないと通じません。
エジプシャンバザールっていうのは日本人だけの呼び方のようです。
ここに行き着くまでに、実は相当迷子になりました。
何分、バザールの周辺は小さく入り組んだ道がクモの巣のように張っているので地図はお手上げ。
だけどバザール場外もこのようにたくさんお店が並んでいるのでそれなりに楽しめます。
バゲットを真似たパンですね。
かなり注意したんだけど、うっかり私がウインドウに写り込んでいます。
ピンクの着てます。
歩きながら少しずつ気付き始めたんですが、実は売るアイテムごとにブロックが別れています。
バザール場外をくまなく制覇している地元の人は、そのとき欲しい物があればそのアイテムを売っている界隈に行けばありとあらゆる専門店がずらりとならんでいるのでお店をはしごして選ぶことができるという、なんとも合理的なシステム!
ちなみにこのあたりはオモチャストリートでした。
お子様へのプレゼントが欲しければここにくればいいわけです。
ちなみにちょっと坂道になっています。
イスタンブールもわりと高低差のある街です。
この古きトルコの建築にすっかり魅了されているワタシ。
出窓がツボで。
ついた!
エジプシャンバザール。
ここのバザールはほとんどが乾物や香辛料専門。
場内もわりと小さめです。
迷子になるほどではありません。
ドライフルーツ、ナッツ菓子、ロクム、いわゆる中東菓子のお店。
ケバブのテイクアウトも。
中にはちょっとエレガントな装飾のお店もあります。
OMG。
みるだけで失神しそうなナッツ菓子。
うっとおしい日本語で声をかけてくる店員さんもいっぱいいます。
ド無視ですが。
ロクム専門店。
いつのか分からないから買う気はしませんが、きっと間違いなく美味しいと思います。
トルコのドライフルーツ。
外に出た。
ああ、ここに出るのね。
もうバッチリ。
二度と迷わない。
じゃあ再び場外のお店めぐりへ。
実はこのあたりに「オヤ」というトルコの刺繍がついたスカーフの専門店があるらしいので、そこのお店にたどり着きたい。
あ!
トルココーヒーで有名なお店だ!
地元のおばさまの行列に一緒にならぶ。
店員さんの手際のよさったら。
こういうの見てもまた思ったんですが、トルコ人って本当にまじめ。
おしゃべりもしないで黙々と要領よくコーヒーの粉を正確にパッキングしていく。
こういう実直な国が発展しないはずがないような気がします。
将来に期待。
これまでカッパドキアから始まり、パムッカレ、カルカン、秒速フェティエと歩いてきましたが、イスタンブールほど物と人に溢れている街はなかったでしょう。こういう門の一つにも歴史の繁華の名残を感じて感動してしまいます。
このスパイス街からちょっと歩いて行くと、衣類街へとつながりました。
すごい人で歩くの大変。
パリで言うところの「パサージュ」。
つまりアーケード街のこと。
衣類街はなんとなく女性の姿が多い。
そして、適当に歩いていたら偶然みつけちゃった「オヤ」のスカーフのお店(奇跡だと思う)。
日本のテレビでも何度も取り上げられていてガイドブックにも載っていました。
さんざん悩んで数枚買い物。
お店のお兄さんは優柔不断な私に最後までつきあってくれました。
ほんとすみません。
オヤっていうのはトルコのかぎ編み刺繍のこと。
それがシルクのスカーフのはしっこについていて、ブルカを被る習慣があるトルコ女性の正装時に使用されることが多いのだそう。飛行機に乗った時にくせ毛ブロンドの観光客の女の子がバンダナとして使っていてすっごーいかわいかったのでマネしようとしたけど・・・私がやったら野良仕事のおばあさんみたいになっちゃったので、家のインテリアに使ってます。
所詮、そんなものよね。
かぎ編みを趣味とする母のおみやげにオヤを単品で3種類買いました。
他のお店に比べて格段に安かった。
やっぱりバザール場外は強し。