世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

夢の家、夢の話

行ってきましたモデルルーム。
実際行ってみたらもうマンションは完成していたので、物件そのものを見ることができました。
 

昨日は嘘みたいに肌寒くて、ショートパンツはいていったのを死ぬ程後悔。寒くて商談ルームの冷房止めてもらったら、みのもんたにそっくりな営業マンが玉粒の汗をたゆまなく流してらっしゃったので、客の私も申し訳なくて空調つけたり消したり。

今回の目的は、理想的な間取りにめぐりあえたそのマンションをお勉強してくること。

行ってみてパンフレットを開いたら、今回の設計はやっぱりこの人がルーツだった。


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数年前に森美術館コルビジェ展やったんです。で、そん時にユニテダビダシオンという集合住宅の実物再現ルームが設置してあり、その内部に入ったときにすごい感銘を受けました。




かくして、私の夢の家の間取りはこれに限りなく近い。





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天井まで続く高い吹き抜け。
天井まで続く開放的な窓。
バルコニーはリビングルームの延長と考えていい。





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そして、なんといっても特徴は二階に続くメゾネット。
ここの天井は吹き抜けられていて窓も大きいので日当りと風通しはとてもいい(はず)。

家はあまり大きすぎない方が好み。
日本の家庭用エアコンは天井が高い家には不向き。
極度の寒がりの私にはそういうのすごく大事。
それと、音楽を聴く時やラジオを聴くときも、ある程度家全体に広がるくらいの範囲がちょうどいい。




階段をあがっていけば、寝室や客室、バスルームがある。
そしてそこからは開放的な窓からの景色も眺められる。
この開放的で天井までの大窓は非常に需要な要素を持つ。




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家の中の小さな高低差っていうのは視覚的にとても効果があるそうで、アアルトも同じことを言ってた。家の中に小さな段差をつける。例えばリビングとキッチンをそのように小さな段差で切り分けると、同じ空間でも広がりとプライベート感を感じられる。壁の色を2面だけかえてリズムをつけるのも同様。

コルビジェの考えるメゾネットもそう。
同じ空間を、平面と上部からみることで広がりと別空間を視覚的に演出できるから、スペースはそれほどなくても閉塞感がなくなる。



インテリアに関しては、あったかみのある色味にしたい。
なにせささやかな本とささやかなCDの置き場が必要なので壁面は全部本棚にしたい。お気に入りの絵もあるのでそれも。だからある程度壁は必要。3面窓の家も憧れるけど実際は使いにくいだろうなあ。



いろいろみて思ったけど、やっぱりマンションは限界。
自分がここまでこだわるんだったらやっぱり出来合いのウワモノはダメね。
新しい家って何でもそうだけど本当によく見える。その時の旬の建築やゴージャス感を体当たりでアピってくるけど、やっぱり居住空間の利便性はとっても重要。それが上っ面のキラキラしたもので隠れてしまうから怖い。つまり、雰囲気にだまされそうになるってこと。
新築物件はそこが落とし穴だから気をつけないといけないなってつくづく思った。
実際にみたここのメゾネットは想像以上に狭くて使い勝手が悪い上に、どこかチープ。
部屋はおもちゃの部屋みたいに窮屈だし、ウォークインクローゼットは狭くてビックリ。
空調なんてひどいものだった。
更に、今は金利が底値をついたので買い時ですっていうけれど、それって不動産の常套句だってみのもんた(営業マン)もポロッと言っちゃってたし、不動産業ってある意味水物で資金をどんどんまわしていかないといけないからどんどん作って売って作っての繰り返し。バクチ商売だなって思った。世界からみても東京は地価が安いからアメリカ人が買い占めてるって言うけど、これだけ円高で震災や原発問題もあるのに、将来性ってここには本当にある?アメリカだけじゃなくて世界のビジネスはどちらかというと東南アジアに流出しちゃって日本だって危ないっていうのに。みのさんの話はにわかに信じがたい。

でもなんだかんだで決定的だったのは、実はペット。





私はいつか家を持ったら犬を2匹飼いたい。


一匹はラブラドール(色は未定)。

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もう一匹はボストンテリア



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この2匹を連れて中古のマニュアル車、日産ラシーンのカーキ色の後ろに乗せて連れて歩く。


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それが私の夢なのに、マンションでは小型犬しか飼えないんですって。
首の下からつま先までが40cm以下っていう制限があるって言われた。
そんなの、チワワちゃん限定になっちゃうんじゃない?
ボストンテリアはちっちゃいけど、結構太ってるっていうかガッチリしてるので。




結論。

戸建てしかない。


ちなみに、この「夢の家」は、私が生涯独身で生きていくことになったら、という前提の話。
そうなったらちょっぴり残念だし親にも申し訳ないけど、だからって寂しい人生とは限らない。
それならそれで人生を謳歌してまっとうして生きて死にたい。
1人と2匹ならそれほど大きい家はいらないでしょう。


おばあちゃんになったら大きいラブラドールの散歩はできないから、戸建てなら猫の額ほどの小さな庭を作ってそこで散歩させる。そこには木を植えて、今みたいにちっちゃいガーデニングやったり野菜作って楽しむ。ズッキーニ植えて、毎週末ズッキーニのアーリオオーリオ(ペペロンチーノのこと)作って食べたい。


ということで、今回のお勉強は間取りにヒントをもらおうと思ったけど、実際はマンションでは理想の家は作れない、という結論に至ってしまいました。最大の理由は犬でしたけど。




あーだこーだとウンチク理論ベラベラ言いましたけど、夢をみるのはタダですから。