世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

シチリア(ハイライト版)

思い出いっぱいのプラチナ旅行だった割には写真が少ないので、シチリア旅行ハイライト版でお楽しみ下さい。

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シチリアお薦めトップ5>

シラクーサ
タオルミーナ(以前アップしてます。振り返りたい方は文字をClick!)
カターニャ
④アグリジェント
パレルモ


アグリジェント/Agrigento
シチリアに最初に足を踏み入れたのはギリシャ人であったことから、グリースな遺跡がゴロンゴロン。

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誰も人いなかったなー。

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鳥の鳴き声と土の上を歩くザクザクという足音しかしない。

古代から現代まで、きっと変わっていない風景。
木はそこに在り続け、空はいつも青い。

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シラクーサ/Siracusa
シラクーサには古代文明の遺跡がまたもやゴロンゴロン。これはローマ劇場。
いろいろ経てコロッセオを見るとあの完成度の高さに圧倒されますね。

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※私たちがセンターですみません



この巨人の像が横たわっているあたりで人々を発見。
天空の城ラピュタの番人みたいなやつが寝転がっています。分かりづらいかも。。

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「Latomia del Paradiso」(天国の石切り場)
伝説はこう。
ギリシャ時代神殿や旧市街の住居を建てるための石を採ったところ。1693年の大地震で巨大な岩が天空を貫き、岩の天蓋が出来ていたという。そのためにカラヴァッジョが「天国の石切り場」と名づけた。
つまり、質の良い石がたくさんあったってことなんでしょうか。


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ディオニソスの耳(ディオニソスは牢獄の看守の名前)  


当時は幽閉した政治犯がここに隔離され、彼らの話を盗み聞きしたり、洞窟のエコーを利用してわざと「神の声」風に彼らを洗脳させる目的で使われた場所なんですって。かなり高度の高い名演技が要求されますね。

中に入ってみましたが、それほど長い洞窟でもなく、ヒンヤリとしていて天井が高くあっけなく出てきました。
でも当時のことですから、秘密めいた怖ろしい場所だったんでしょうね。だって出口もほら、悪魔の耳みたいな形をしていますから。





シラクーサの旧市街へ。
かなりゴットファーザーな気配がする街でした。
変な人がいました。
この市庁舎の前は広場になっているんですが、真っ白いスーツに黒いサングラスした男性が一人で広場の中央にテーブルとイスを運んできてもらって無言で何か飲んでいました。めっちゃくちゃ目立ってるんですけど。

でも本物のマフィア系であれば白昼堂々とそんな分かりやすいことはしないはずなので、あれはイナカ者だと断定。

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シラクーサ市庁舎前は夜もイルミネーションで彩られる  


シラクーサだけに限らず、シチリアは食の宝庫。とにかく安くてとにかく美味しい。
前菜だけでお腹一杯になるくらいシチリアの美味しい野菜、トマト、オイルにまみれて幸せ気分満載。
海で海水浴もしました。
あんまり居心地がいいので滞在期間を延ばしたのもここ、シラクーサ。

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思い出したぁ~!!

ご覧の通り、シラクーサの古代遺跡を回るためには一日数本しかないバスにのって行くんですが、帰り道全然バスがなかったんです。待って4時間とか・・・タクシーなんて走ってるわけないし、ガソリンスタンドにとりあえず立ち寄って飲み物を買おうとしたら、「市内まで送ってやるよ」というイタリア人が登場。
胡散臭かったし、とっても怖かったんです。
イチかバチかの勝負に賭けました。
乗りました。

すると
「うっへっへっへ。ここを右に曲がったら市内。左に曲がったら誰もいない秘密の場所。さぁどっちに行く?」
右!!!!
「クックック。ここをまっすぐ行ったら市内。左に折れたら誰もいない秘密の場所。さぁどっちを選ぶ?」
直進!!!
これを何度も繰り返して無事市内にたどり着くことが出来ました。ややこしいけど結果的に良い人でした。

でも皆さんはけしてマネしないで下さい。(本当に怖かった・・・すっかり忘れてたけど)


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カターニャはマフィアの巣窟で有名。かなり気を張るようにと再三に渡って忠告された。  

パレルモ/Palermo
パレルモシチリアの中心都市ですが、とにもかくにも治安が悪いっていうか、人ががさつ。
入ったバールでエスプレッソを注文して待っている時に壁をみたら見るも怖ろしいガイコツのポスターが貼ってあって『VIETATO FUMARE 1,000,000LIRE』って書いてあった。でも周りをみたら狭い店内でプカプカたばこを吸ってるので思わずバリスタのおじさんに、『禁煙 罰金百万リラ』って書いてあるけど大丈夫なんですか?と尋ねると「ケッ!そんなのクソッタレに決まってるだろ!」と言っていた。
ローマよりうわて・・・。

これはそんなルールのない街の市庁舎。

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『人民に芸術の復興と人生の解放を』らしきことが書いてありますが、言われなくてももう庶民はすっかり解き放たれているようです。


ここは何ていう教会かは忘れましたがローマ通りという目抜き通りにある教会です。
中に入ったらちょうどミサをやっていて、巨大な香炉がちょうど中央祭壇のところに天上からぶらさがって揺れていました。そして教会全体がそのお香の匂いに包まれてとても厳粛な空気が漂っていたんです。
いろんな諸説がありますが、一説ではそのお香によって巡礼者の体を清めたとか、そのお香の煙が天に昇っていくことをキリストの昇天になぞらえたとか。


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小さい教会でしたが、日曜日でもないのにパレルモの地元市民、家族などでいっぱい。
そのお香の儀式を目の当たりにしたのが初めてでしたので、すごいカルチャーショックを受けました。
パレルモと言えばこの教会が真っ先に思い出されます。
その後パリでも同様の儀式を見たことがあります。





「イタリア」
その言葉に連想されるイメージはそれぞれあると思います。
ラテン、陽気、明るい太陽、カンツォーネ、トマト、レモン、のんびり穏やかな笑顔など。

シチリアはその全てに100%答えてくれる場所です。
イタリアのいろんな場所を訪れましたが、私自身忘れかけていたイタリアのイメージを見事に思い出させてくれた場所、シチリア


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イタリアに何度も足を踏み入れているリピーターは、外してはいけないところです。
イタリアを嫌いになりそうな留学生が行ってみていもいい。
イタリアが初めての方は刺激が強すぎると思うのでお控え下さい。
イタリアに滞在している日本駐在員の奥様などもやめた方がいいと思います。


チャオ。



(おまけ)
旅友が出発前にこんなふうにメモを作ってくれました。ブラーバ☆彡

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