世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

日本の通りの説明の失敗

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イタリアの学校の授業でこんなのがありました。

「もっと日本を知りたい!Q&A~!」

というテーマで、クラスにいた日本人が断頭台(クラスの真ん中)に引きずり出され、
私ともう一人の男の子がいけにえにされました。

これかなりキツイテーマでした。
なっかなか答えられないことが多いんです。初めは余裕かまして堂々と断頭台に立ったものの、
ものの5分で首を跳ね飛ばされる気分になるんです。

その中でかるいやつをご紹介します。

Q「日本には通りに名前がついてるの?」
A「大きい通りにしかありません」
Q「じゃあ友達の家に行く時にはどうやってたどりつくの?」
A「近くにガソリンスタンドがあるとか、目印の建物を教えます」
Q「そのガソリンスタンドに行くにはどうすればいいの。通りに名前がないのに見つけられないよ」
A「駅を教えるんです駅」
Q「でもそっからどうやってガソリンスタンドを目指すのさ」
A「信号何個目を左、とかです」
Q「じゃあ信号の数とか左右とか細かく聞かないといけないんだ」
A「これでもうまくいくんです。不便を感じたことはないです」
Q「それじゃとっても日本は不便だね。全然わかんないよ」



まったくオウムの上祐みたいな奴らめ・・・いまいましい。



ファイナルアンサー。

A「はっきりいいますが駅まで迎えに行ってやればいいんですよ!」

ほーら解決!

と言ったら全員の白い目。明らかに納得していない。

結局みんなは「やっぱりジャッポーネ(日本)は分からない・・・」と頭を抱えることになってしまいました。
日本の皆さん説明が下手でもうすわけありません。


まーね、確かに通りに名前がついていれば、地図を片手にたどり着くことは可能です。
海外でお呼ばれした時は大抵この通り名と番地をたどって訪問するので確かに便利といえば便利。
考えてみればなんで日本には通りの名前が全部ついていないんでしょうね。
丁目番地制度ですものね。
海外では偉人の名前は大通りにつくことが多いです。「ナポレオン通り」とか「ヴィクトリア通り」とか。

自分の住所をいう時に「新宿区芦屋雁之介通り9番地」とかだったら年賀状書くの楽しいでしょうね~。
目の悪い老人でも細かい数字を追うことなく一目で住所を探る事ができ、
おぉー雁之介通りに住んどったんかあいつはぁー!なんていう昨今の希薄な家族のコミュニケーションにも一躍買うことになるかもしれない。ソフトバンクのCMみたいだ。

しかしどんなに考えても今のところ不便はないのでよしとします。
(万が一これが改正された暁には住民票えらい事になってまた年金問題でもめそうなのでまずいです)


ではみなさんさようなら。

くだらないなんて言わないでね~チャオチャオ。