世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

かたあしだちょうのエルフ

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ポプラ社HPより抜粋)

わかくてつよくてすばらしく大きなだちょうのエルフは、草原にすむ動物の子どもたちの人気者でした。
ところが、ある日、子どもたちをまもるためにライオンとたたかって、たいせつな片足をなくしてしまいます。
はじめのうちこそみんなしんぱいして、食べ物をとどけてくれたりしましたが、日がたつにつれてなんとなくわすれられていき、エルフはひとりぼっちになりました。
そんなとき、こんどはくろひょうがおそってきたのです。
エルフは、にげおくれた子どもたちをせなかにのせると、さいごの力をふりしぼり、くろひょうにたたかいをいどみました。
そして・・・。





名作です。

かたあしを失ったエルフをたくさんの動物が励ましにやってくるシーンで、「ハイエナ」がやってくる場面があるのですが、「ハイエナ」という動物の名前をその頃私は知らなかったので、「????」と思ったその瞬間を今でもすごく覚えています。読むたびに「ハイエナ」のところで毎回ジーッと(一体どんな動物なんだろう、と)悩んだものです。

かつては人気者だったエルフはいつか皆から見放されてしまいます。
弱りきったエルフは暑い太陽の下をひとり孤独に歩き続けお腹も減って、
そして最後には衰弱し、立ったまま死んでしまうのです。
悲しい・・・。
くろひょうが憎い・・・。


しかし亡くなったエルフに奇跡が起こります。

一本足のエルフの足は大きな木の幹となり、やがてその姿は一本の大木となる。


そして・・・一度は大人たちから見放されたエルフは再び子供たちみんなが集まるの憩いの場と姿を変えてそこに在り続けるのです。


なんて感動的な話なんだーーーーー(号泣)。


このオチにいたく感動した私は父にお願いしてこの本を買ってもらったというわけです。
初めは図書館で読んだので。


そんなに感動したくせに、この絵本にはわたくしが描いたウインクしているお姫様の落書きがされております。
多分・・・気に入った本にはそうやってマーキングするのが癖だったのかもしれない・・・(もうやだ)。