世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

バックパッカーの必需品

ドイツを瞬間紀行する前に、ちょっと余談をはさんでみたいと思います。



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私は海外生活に終止符を打つときは、必ずヨーロッパ旅行をしてから帰国しようと思っていました。
今それをやらないと一生その機会はないだろうと思っていましたし、日本からヨーロッパは遠い上に、
長期のお休みなんてほぼありえないですからね。
後回しにできるものと、そうでないもの。



さて。
このように長期を旅する流れ者を俗にバックパッカーと呼びます。
彼らを見分けるのは実に簡単です。

・登山用リュックをしょっている
・ユーレイルパスを所有している

このユーレイルパスとは、長期に渡りヨーロッパを旅行する者が購入できる鉄道チケットです。
特急券を除く、普通乗車券フリーパスなのでチケットレスで電車に乗れます。
特急、寝台に乗りたいときは別途特急券をその国の駅窓口で購入しますが、国によってはオールカバーされているところもあるので都度確認しないといけません。

これは2種類あります。

・ユーレイルパス= ヨーロッパ以外の国に住んでいる人が買えるチケット(旅友)
・ユーロパス= ヨーロッパに住んでいる人が買えるチケット(わたし)



この2つって微妙にカバーされている国が異なります。
私が持っていたやつはモロッコもフリーだったんですが、旅友のはアウトでした。
ああいう国では両替だってそうそう簡単には出来ないし、駅でカードなんて切れないから(設備がない)
旅友は結構苦労していました。

ジャーン。これは有効期限2ヶ月のユーロパス。イギリスで買いました。(当時170円/ポンド)

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いくらお得なチケットとはいえど、さすがに高価なものなので買うとき手が震えました。
窓口のお姉さんに「すごいドキドキします」と言ったら「だよねー」って言ってた。そりゃそうだ。

電車に乗る前にまず、出発地と行き先の駅名を自分で記入します。
あとで車内で車掌さんにパスポートとこのチケットをみせてスタンプしてもらいます。
でもガイジンなので、結構いい加減。スタンプ押さないでチラ見で終わる人もいます。


こんな感じ。
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私はこれをいつも「腹巻ポケット」にパスポートと一緒に入れておきました。安全率かなり高いです。
どんなに旅慣れたプロでも、泥棒のプロにはかないません。
私の友人は首からぶら下げる貴重品ケースをしっかりと首に巻きつけて寝台列車に乗りましたが、
催眠スプレーをかけられ眠くなったところを襲われて全部取られてしまいました。
旅友もお財布の入ったバックを枕にして寝たのにもかかわらず、しっかり盗まれました。
(まぁ、あの人は一度寝ると何が何でも起きない人だけど(笑))



このパスのおかげでこうやっていろんな国を旅することができたのです。
パスポートの次に大切な貴重品。
これを盗まれたりなんかしたら、もしかしたらパスポートよりも辛いかもしれない。

ちなみにバックパッカーは、しょっているバックに寝袋をまきつけてあります。
これはユースホステルに泊まると「シーツ代」を取られてしまうため、ベットの上で寝袋にくるまって寝るんです。
キャンプ場とかでも活躍します。私の場合はゴザでした。(←メインは海)
あとはりんごとかバナナとか水がぶら下がっていたりします。

そう、バックパッカーは貧乏なんです!!
観光するだけで入場料など必然的にお金が出ていくので節約命。
買い物なんてほぼしません(荷物になるから)。

ちなみにこのブログでは、そのバックパッカー時代とそうでない時代をごちゃまぜにして時系列もへったくれもなく適当に更新しています。

では次回に。チャオ☆彡