(勤め先のアメデオ通りの夜)
ある日。
その日もアルバイト先のお店にて。
「なんか煙くさい」
前回の経験があるため、今回はさほどの衝撃もない(こうやってローマの生活に慣れていくものです)。
外を見ると・・・。
4つ星ホテルの看板から火がでていた!!
ホテルの名前(仮称)「イタリア」の「リ」から火がちっちゃくメラメラしていた。
4つ星ホテルの看板から火がでていた!!
ホテルの名前(仮称)「イタリア」の「リ」から火がちっちゃくメラメラしていた。
あれまー!
早く消防車駆けつけてー!ところがここはイタリアなので、迅速なサービスなんてありえない。
救急車だって期待はできない。
それどころか奴らは消防車や救急車を「私物」とし、家事でも急病人でもないのにサイレンをウーウー鳴らして町を練り歩く、存在自体が交通渋滞の悪の根源。
早く消防車駆けつけてー!ところがここはイタリアなので、迅速なサービスなんてありえない。
救急車だって期待はできない。
それどころか奴らは消防車や救急車を「私物」とし、家事でも急病人でもないのにサイレンをウーウー鳴らして町を練り歩く、存在自体が交通渋滞の悪の根源。
待つこと20分。
きたよきたよ消防車。
で、はしごをヌーと伸ばして「リ」のところまでたどり着いた。
きたよきたよ消防車。
で、はしごをヌーと伸ばして「リ」のところまでたどり着いた。
すると・・・・・・
火のついた看板のすぐそばの部屋の窓が開き、ホテルの人と思われる男性の顔がニュッと現れた。
そして水のはったバケツを手に持っていた。
そして水のはったバケツを手に持っていた。
まさか・・・・・・
その男性は、はしごでやってきた消防士にそのバケツを手渡しし、消防士はそのバケツで「リ」の消火を始めたんです。
ローマ繁華街の消火活動はバケツリレーだった。
「あのー。すみません、ホースってないんですか?」
私たちは、おかしくておかしくて、ただ驚きながら現場を始終観察していたってわけです。
なんでそんな事するの?とか、理由を問いただしてはいけません。
ローマがローマである限り答えなんてないのです。
なんでそんな事するの?とか、理由を問いただしてはいけません。
ローマがローマである限り答えなんてないのです。
(本日のボスのひとこと)
「マンマミーア・・・。(俺の店じゃなくてよかった)」
「マンマミーア・・・。(俺の店じゃなくてよかった)」
■この話には誇張表現は一切ございません。真実に基づくノンフィクションです■
あ、火は無事に鎮火し、大惨事をまのがれました。バケツの水がローマを救ったのです。
Ci vediamo alla prossima volta!(それではまた次回にお会いしましょう)
チャオ!