会社の友達は海外旅行に行くとその国の料理本を買ってきて実際にお料理をするのだとか。なんて書いてあるのか解読するの大変なのでは、との問いに「絵を見れば大方は分かる」とのこと。ふう~む、優れた料理の腕の持ち主ならではのセリフだ。
でもちょっとおもしろそうだから、と自分も実践。
まずは料理本探しから。
だけどパリ在住ではないから、あそこに行けば見つかるなどという情報がない。
従って片っぱしから本屋を徘徊することになる。
これがなかなか見つけられない。
海外の料理本って意外と説明が雑で字が多いか、やたら分厚いか。
しかし神様は味方してくれました。
このLes BasiquesとはまさにBasicでしょう!!
フランス料理の基礎、みつけました~。
これはトマトソースですかね。
タイトルの下に、「2人前、準備5分、調理時間25分」と書いてあります。
わかりやすいガイドラインです。
それに伴って必要な分量が写真付きで説明されてますね!
すばらしいです。
(だけどチェリートマトでソースはちょっとどうかと、、、日本のではダメだね)
これ、野菜スープ。
左上の軽石みたいなのなんだろう??
↑さすがフランス料理、バター使います
フィノッキオはヨーロッパにしかない野菜ですが、セロリ同様コクと味わいが出ます。玉ねぎよりももっとパンチがあります。
ポトフ。
この本をみればなんとなくフランス料理を頑張れるかもしれません。
私の場合、気に入りすぎて本棚に飾ったまままだ一度も試していません。
買って満足するダメなパターン。
これを買ったのはマレにある本屋さん。
オシャレな本屋さんですよね。
こういうセンスがやっぱりパリ。
だけどこの本屋さん。
誓ってもいい。
密かにゲイ専門の本屋さんです。
ゲイの上品なポルノがいっぱい置いてありまして、花柄のシャツをかっこよく着た髭面のオッサンも多分ゲイです。
そこで買いました。
まさかそういうお店だとは知らずに堂々と入った。
しかも二回も。
二回目でやっぱりここは違う、と判断しました。
お客さんも男性オンリー。
場違いな女がやってきてごめんなさい。
花柄のオッサンと若い客がレジで長話していて、辛抱強く終わるの待ってたらやっと気づいてくれて「ごめんね~」と言ってくれました。花柄のオッサンは親切でした。
こないだ西荻で入った小さな本屋でも思ったけど、本屋というのは「なんとなくフラリと入る」場所だ。別に何か目的があるわけでもないけど、ちょっとなんか知りたい情報があるんじゃないかとか、なんか真新しいものはないかなと無意識に引き寄せられるような。それが本屋のあるべき姿だった。
何度もしつこく言うけど、本屋も近頃は店主のセンスが問われるセレクトショップ化してきている。同じものばっかり置いてるわけではないから、いろいろな本屋を歩き比べると店主の趣向がよくわかって面白いしお店の強み弱みの比較もできる。パリの小さな本屋さんもそんな自信をもって堂々と営業しているように感じる。お客としてもやっぱりそういう「なんとなく入ってみよう」っていう感覚は忘れないでいたいと、一人しみじみ思った夜だった。
古い人間なんでしょう、自分も。