Via del Governo Vecchio は、ローマお気に入りのアドレス。
毎日ここを歩いてました。
古着屋さん、バール、タバッキ、ピッツェリーア、トラットリアが点在。
全然派手な通りではないのだけど、ここでしか手に入らないものが多い。
こんなに狭い通りなのに、車やバイクがバンバン走ってくるので気をつけないと。
友達みんなであそこのレストランに行って、大しておいしくもないスパゲッティを食べた。そして、友達の弾くギターを聴いた。
ここは行きつけのバール。
毎日のように通った。
奥にちょっとした屋外のテラスがあって、誰もお客がいないときはそこでランチしたり、コーヒー一杯でずーーーっとおしゃべりしたりした。
その友達は今イタリアンレストランを開業してシェフやってます。
ローマにあるセカンドハンドは結構イケてない。
だからそこから掘り出し物を見つけるのは至難の技。
そこがパリやロンドンとは違うところ。
ここのピッツェリーア、この界隈では有名なお店の一つ。
結局一度も行けずじまい。
ヨーロッパのインテリアショップ、大好き。
センスがいい。
セレクトショップでは洋服だけでなく、
あえてジュエリーやストールなどの小物を探すのが自己流。
ここは新しくできたお店かな。
バイクや車のエンジン音、その隙間をぬって歩く猫、ガタガタの石畳、どこからか聞こえるイタリア語の怒鳴り声、商売やる気のない古着屋、そんな通りを歩いていると、どこからともなくピザ釜で焼かれる小麦粉の匂いがふんわりと漂ってくる。
その香りにとてつもない郷愁を感じてしまった。
当時知り合ったバイト先のイタリア人が偶然この通りに住んでいて自宅に招待されたことがありました。こんなすてきな界隈に住めるなんてなんてラッキーなんだろうと羨ましかったけど、古い建物が大方そうであるように、エレベーターはないから最上階まで延々と続く螺旋階段を登らないといけないし、水回りはそれほど便もよくないし、日当りも悪い。とても小さい部屋に夫婦で住んでいて、あまり快適そうには見えなかったけど、質素でもセンスのいい生活にとても好感を持ったものでした。
古いものに障害はつきもの。
当たり前のことだけど。
イタリアでショッピングをする時は必ず守らねばならぬ礼儀があります。
お店に入るときと出るときは必ず挨拶をすること
勝手に商品に触らないこと
何か探しているときは店員に聞くこと
ただ店内を見たいだけのときはそう伝えること
イタリアはそうやってお店の人と会話することがマナーなので、ちょっとうっとおしいかもしれませんが、ボンジョルノ、グラツィエ、アリヴェデルチさえわかれば乗り切れると思います(言わないよりはマシ)。
古着屋さんの中でこっそり撮影。
むかし日本からきた友達が陳列されていたお洋服を日本の感覚て手に取って広げていたら店員さんがすごく怒ってしまったのですが、今思うとイタリア人もやっぱり短気ですね。そんなことくらいで怒らなくてもいいのに。だけどそれがヨーロッパ人なんですよね。
さらに歩いて行くと幽霊屋敷みたいなのを発見。
きっと今頃(5月)には緑あふれる蔦が張りめぐらしていることだと思います。
古本やさん。
こういう本屋さんにすごく惹かれます。
ちょっとかわったポストカードやしおり、ポスターがあったり、アート関連や外国の本がおいてあったり。
さて、ここまで歩いてくるとそろそろ通りも終わり、
ナヴォーナ広場へとつながっていきます。
雨が降りそうだったし、冬だったし。