間違いなく今年前半のNo.1です。
ストーリーはかなり本格的なサイコスリラーで、ラストのクライマックスは狂気の頂点。
みんなは怖い怖いと口々に言いますが、私はかわいそうでラストは本当に泣けました。

この映画、ロマンポランスキーの映画と比較して解説されているところはファンとしてはかなり嬉しい限り。狂気と恐怖の世界といえばポランスキーの右に出る者はいないと思っていたのですが、何度も言うようにそれは「ローズマリーの赤ちゃん」や「テナント/恐怖を借りた男」「反撥」と対比させている評論家が結構いることは、ファンとしてはかなり嬉しい限り。つまり私好みのストーリーだったわけでおもしろさもひとしお。
ここ数年、ナタリーポートマンの映画はどれもこれも秀作が多い。
「宮廷画家ゴヤはみた」と「マイ・ブルーベリー・ナイツ」のナタリーは特に必見。優等生のイメージが強いナタリーでもこの2作品での全く異なった姿に、並の女優ではないことがよくわかるはず。それらの作品を観てからすっかりファンになってしまい、彼女の作品はここ数年全て観てきたので、今回の映画にはなおさら大満足。
(余談)