世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

メキシコシティ深夜着

 

サンクリストバルからLCCメキシコシティへ飛ぶ飛行機が、3時間もフライトディレイで、メキシコシティへ着くのがなんと夜中の0時過ぎになってしまった。

 

とりあえずairbnbのオーナーにも家に着くのが夜中の2時になってしまうかも、、、とお詫びのメールを送る。彼女には鍵のピックアップと簡単な説明をしてもらうことになっているので彼女なくして家には入れない。それにしてもそんな真夜中にメキシコシティをウロウロするなんて考えられない。深いため息が出る。。。

 

  • フランス人

ところで先住民ツアーで一緒になったフランス人男性と偶然フライトが一緒で、チェックインカウンターでばったり会ってしまった。穏やかで悪気もなくおとなしそうな彼もやはり一人でメキシコに旅に来ていた。ツアー中はいかにもフランス人らしいマイペースぶりを発揮し、お墓の見学している時なんかいきなりどこかにいなくなったりしていた彼と、なんとなく一緒に飛行機を待つ羽目に。。。(WiFi使わせてくれたから感謝だけど)

 

 

手荷物検査の際、うっかりして友人からもらった高級日焼け止め(Aesop💖)をバックに入れたままにしていたのでボッシュートされかけてしまって危機一髪!だったけど、いつもの得意な話術(これはハンドクリームであって液体ではないと主張。全然嘘だけど)で没収されずに済む✌️

 

 

笑えるのが彼もうっかり日焼け止めをバックに入れいて、あちらは私みたいに主張しないから(ってわけじゃないけど)あっけなく没収されていた。すでに真っ赤に焼けていたし「日焼け止めがないとキツいな、、」とぼやいていてかわいそうだった。そりゃそうだよね。ちなみにあちらはコパトーン。とりあえず買い直しできそうでよかったね。

 

 

 

いろいろ話しているうちにメキシコシティで一日くらい夜ご飯でも食べに行かないかと誘われたけど全く気が進まず(一人じゃ寂しいから誰かとご飯でも、というパターンに自分の場合まずならない)、メッセンジャーの交換だけして後日お断りした。その日は彼も日帰りでティオテワカンからシティに戻って来たのが夜の9時だったそうで、しかも雨に打たれてすっかり疲れてしまったから大丈夫、との返信が。風邪引かないようにお大事に、とメッセージを送ってそれっきり。 

 

ちなみに先住民ツアーで一緒だったイギリス人カップル(出身は?と聞かれてイギリスじゃなくて「ロンドン」と答えるところに何となく好感が持てず)も同じフライトで空港にいた。どうやらサンクリストバルからメキシコシティに行く夜便は都合がいいとみんなが考えているのかもしれない。我々が一緒にいるのを見てツアーをきっかけにねんごろになったと思われたらやだな〜と思ってしまった。ギュローム、ごめんね!(笑)

 

 

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メキシコシティの空港

 

 

  • 夜着の空港送迎タクシー

さて、メキシコシティの空港にやっと着いた。フランス人に「どうやってホテルに行くの?」と聞くと「電車かタクシー」という。夜中だし大丈夫かなとちょっと心配になるけど彼は男性だしなんとかなるでしょう。ちなみにメキシコシティの空港タクシーはチケット制で、安心明瞭定額制になっているらしい。

 

私は日本で事前予約していた空港送迎サービスはすでに支払済だし、遅延したのは向こうも分かってるはずだから、この時間でも対応してもらえるかどうかダメ元で電話をして事情を説明すると「いいですよ、20分待っててください」と言ってくれて手配をしてくれた。よかった!本当は深夜0時過ぎに手配してくれるなんてごく稀だと思うけど、今回はツイてたと思う。それともメキシコ人が優しいのかも。

 

 

それにしても送迎サービスの人、空港に着いて連絡をくれたまではいいけどどうやっても落ち合えない。

 

「黒い服を着ているスタッフを探してくれ」

 

と言ってきたけどそんなの無理!黒い服を着ている人なんて何百人いると思ってるの。ここにアジア人女性は私一人しかいないんだからそっちが私を見つけてちょうだいと言って電話を切ったら3分ほどしてやってきた。

 

 

 メキシコシティの送迎サービスは一点盲点があり、「ホテルにしかお届けできないルールになっていて個人の家にはお届けできない」と言われたので、airbnbで予約した家には送ってもらえなかった。パリではそんなことなかったけど、一応サービスを利用する場合は確認したほうがよさそう。

結局私の場合はairbnb最寄りのホテルで降ろしてもらった。

 

 

送迎サービスの人を待っている間にATMを探し現金をおろせるかどうか挑戦してみたらうまくいったのですごくホッとする。ここでおろせなかったら今度こそマジでアウトだった。。。メキシコは銀行によっては手数料が都度800円くらいだったかな?引かれるし、しまいにはちゃっかり「恵まれない国へ寄附しませんか?」みたいな質問までしてきて(しません)簡単には済まなかったメキシコのATM。

 

オアハカみたいにATM事情がそれぞれ異なってお金がおろせないと本当に面倒なので、ATMが機能した時はある程度多めに現金にしてしまって危機管理した方が結果効率が良さそうな気がする。

 

 

beabea-journey.hatenablog.com

 

 

 

私の場合はメキシコ国内旅行中ATMを利用したのは到着後の空港で結局一度だけ。成田で両替したペソ(レートはすごく悪いけどここで現金にしておいたおかげでオアハカで命拾いした)と、クレジットカードで乗り切った。いつもそうだけど使うお金の予測勘定がいつもうまくいくので出国の時は無理もないままほんの数百円だけ残して終わる。

 

 

 

 

日本からメキシコシティは直行便が2本あって、いずれもアエロメヒコ(JAL共同運行)とANA。もちろん他の国経由で入ることもできるけど、遅延とかロストバゲージとかメキシコはややこしそうなので直行便が一番楽、迷わずアエロメヒコを選んだ。アエロメヒコの場合はメキシコシティに17時頃に着くスケジュールなので、私のように深夜に着くケースはないと思う。他の都市から入る場合、到着が万が一深夜になっても困らないように空港送迎サービスを予約するのがベター。ストレスなくして移動が可能。

 

のはずだったけどそれでもいろいろあったなあ。。。

 

 

今回は写真がほぼありません。

撮る余裕なんて微塵もなかった。。。

 

だらだら書いちゃったけど、次はついにメキシコシティへ!

ここが最終訪問地だと思うでしょう?

違うんだなこれが。

じゃ、また。

 

 

 

世界の車窓から: テルミニ駅

 

 

まだ23時だけどもう眠くなってお布団に入ろうとしたら、テレビで「世界の車窓から」、今日はローマからナポリとのこと。

 

懐かしいねぇ…。

 

 

ローマナポリインターシティで確か2時間くらいかな。車内落書きはあたりまえ、窓は開かない、喫煙しまくる、携帯しゃべりまくる、太鼓叩き始める、汚い、うるさい、うざいの何拍子?!ってくらいすごい電車だった。挙げ句の果てには停電して夜真っ暗だった時もある。人生でなかなか暗闇の中で過ごす電車ってなかなか経験しないでしょう。復旧しないまま電車は走るのだ。

 

 

テルミニ駅。

個人的にはすっかりおなじみです。

 

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悪名高きこの駅も、ローマにしばらく住んでからはふるさとを感じるようになりました。

 

 

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駅はホームレスより泥棒の方が多くてしょっちゅうカモを探してウロウロしてる。テルミニ駅のキオスクでちょっとしたものを買う時にお財布を出すなんて本当に恐ろしかった。

 

 

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駅が新しくなってもホームは変わってない。

 

 

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テーブル付きはいい電車。

私たちがナポリに行くときはもっと下等の電車に乗っていた。貧乏学生、というかあの頃の自分はもしかしたら移民みたいなものだったのかなぁと思う。

 

 

 

 

 

 

ナポリに行く」

 

というとローマのイタリア人(ていうかバイト先のボス)は口々に「気をつけろよ。あいつらはなぁ、その耳にぶら下がってるイヤリングすら引きちぎって盗むんだからな!!」と、何百回も聞かされました。引きちぎられた耳たぶから血が吹き出す姿を想像して身が縮まり、だからナポリに行く時は、腕時計やジュエリーなどは一切身につけず、腹巻ポケット必須、カメラ不持参で行ったものです。

 

 

テレビだとそんな雰囲気は微塵もない。

 

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ローマナポリ間の景色って別になんにも見どころはありません。平地になってるだけ。

 

近頃は車内もペット同伴が増えたとのこと。

 

 

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かわいい。

 

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コッカースパニエルちゃんかわいい❤️

 

 

 

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マルチーズ

 

 

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 おキャット様もいました。

 

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レトリバーは頭がいいしハンサムだし穏やかだから一番好き。

 

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これこれ、定番の景色。

安野光雅さんも描きやすそう。

 

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ってか、もうエンドロール。

肝心の車窓からの風景ほぼないまま番組は終了。

 

 

テルミニ駅は悪い奴ウジャウジャいる場所。

イタリア人すら近寄りたくない場所。

行き場のない移民と泥棒とジプシーがウロウロし、警察は犯罪を黙認しカラビニエーリ(憲兵)もお飾り程度。

だからあの駅に用事があって行くときはいくらイタリアに長く住んでいたとしても身がギュッと引き締まる。お財布はできるだけ小さくしお金は最小限、貴重品は持たずバックはファスナー付きをしっかり前に持って抱えて歩く。

 

でもそんな自分も所詮外国人なんだよね。

どのみちすぐそばにある卸問屋の不法滞在中国人だと思われていたと思う。彼らにアジア人の見分けなんかつくわけないし、第一我々なんかに興味すらないんだから。

 

 

そんなふきだまりのなかで生活していたことを懐かしく思い出した「世界の車窓から」なのでした。

 

 

メリークリスマス🎅