
ソール・ライター展に行ってきました。
いや~もう~なんていうか驚きの連続。
すばらしいです。
アングルの中の「間のとり方」が絶妙だった。
最近よく思うのですけど、私たちの取り巻く環境ってあまりにも完璧を求めすぎた時代だと思いませんか。
リア充なんて言葉があるように、みんなが幸せ、みんなが楽しい、昨日も今日も明日も明後日も楽しい、なんていうふうに見えてるから自分もそういうテンションでいなくちゃいけない、みたいな風潮。
(ずいぶん前も言ったけど)枝毛が一本あっても許されないとか、それは違うと思っても手を上げて意見ができないとか、若くなくちゃいけないとか、何歳までにどうしなくちゃいけないとか、そういう「~しなければならない」という暗示を日々多くのメディアやSNSでふんだんに脳にインプットされるから、例えるならば「ゴミひとつ落ちてないモデルルームみたいな家じゃなきゃならない」となりがちだなと。
ソール・ライターの写真を観ながらそんなことを思いだしました。
そして不完全の美しさってあるなって。
完全じゃないところにこそ美は存在するのだと思いました。
ソール・ライターの映画の記事
