世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ロンドン2017 サンデーロースト

ホテルにチェックイン。

便宜性を考えてユーロスターが出るセントパンクラス駅のそばにしたのですが、よく考えてみたら一泊でリュック一個だったから駅のそばにこだわる理由なんて全くなかったことに今更気づきました。アホだな~。



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ではホテルを出て再び外へ、夜ご飯を食べに行きます。

あえて日曜日にロンドンを訪れた大きな理由の二つ目。

「サンデーローストを食べに行く」のです。

基本、日曜日にしか食べられないのだそうです。
お店によっては毎日提供しているところもあるそうですが、そういう観光客目当てのお店は失敗率高そうです。絶対に失敗したくなかったので、ロンドンでも数あるお店の中から徹底的に日本で事前にリサーチして(←相当時間かけました)ここだと思うお店を予約しておきました。一月だし冬だし日曜日の夜だし、本当は予約しなくてもよかったのかもしれないけど、万が一まさかの満席でお断りされちゃったら全部台無しになりますので念には念を入れました。食いしん坊は余念がありません。







最寄りのセントパンクラス駅よりもユーストンという駅から地下鉄に乗った方が効率的なので一駅歩きます。寒いけど思ったよりも平気です。風がないとそこまで冷えることはありません。東京の突風の方がよっぽど寒いかもしれません。




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ユーストンのバスターミナル。




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ユーストンなんてロンドン離れてから思い出したこともなかったけど、ここに来て記憶が過去からニュッと顔を出しました。そういえば友達の家に遊びに行くときによくこの駅を利用したものでした。当時はこの駅も怪しかったし、友達の家に向かう方面はちょっと物騒で、夜にバス乗ってたら怖いアフリカ人が乗ってきて怖くて運転手のすぐ近くに座ったりしました。
東エリアを走るダブルデッカー、夜はけして二階に行っちゃいけないのは鉄則。






一人歩きながらあの頃のことをしみじみ思い出しました。


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胸が詰まります。



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ただ通り過ぎただけの風景なんですけどね。

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目指すレストランはここから地下鉄に乗って10分程度のところにあります。
マーブルアーチという駅が最寄りです。
ハイドパークの近く。


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むか~しむかし、このあたりの大学寮に泊まったことを思い出しました!
何を隠そう(隠してないけど)ずっと昔にイギリスに短期留学したことがありました。コベントリーという小さな町にホームステイして最後ロンドン寄った時にその寮に泊まったのです。人生濃厚すぎてすっかりそんなこと忘れてましたが、この界隈を歩きながらその記憶が蘇ってきました。






さて、目的のレストラン。
むちゃくちゃいい感じの小道にひっそりと佇んでいました。
ちょっと暗くてよくわかりませんが、外観です。



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一階はバーで二階がレストラン。
予約はレストランしか受け付けていないそうです。

店内はwebでみるよりも実際の方が雰囲気がよかった。
お店の人も親切でした。
日曜日の夜だから人気も少なくて閑散としていましたが。


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まずはビールいただきます。
喉がカラッカラです。



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さて、おめあてのメニューは「サンデーロースト」です。


イギリスでは日曜日に家族みんなでこれを食べるのがもっぱらの習慣だったと言われているようです。最初は家で作っていたのだけど、手間がかかるからパブへランチに食べに行くことの方が今は多いとのことです。



サンデーローストはお肉の種類が、牛、鳥、豚、羊から選べます。
他にカリフラワーやブロッコリー、ポテトと人参などがつき、グレイビーソースが別添えでついてきます。







期待大!!






ドーン!!!



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(牛を選びました)


写真イマイチですよね!!!



もう一枚。



ドーン!!!



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だめだ。。。おいしそうに撮れない。

しかもグレイビーソースかけてから写真撮ればよかった。。。



パンはついてきませんが、そのかわりに「ヨークシャープディング」という名のパイがついてきます。


実食。







おおおおおおーーーーーー


おいしいですーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!


昼間のソルトビーフがかすんでみえます!!!


完全に巻き返しました!!!





付け合わせのポテトは、どうやったらこんなにカリカリになるんだろうと感心するくらい周りが固いクリスピーな食感に包まれています。もろ、好みです。実はそういうポテトが出てきそうなお店をあえて選びましたので大正解でとても嬉しいです。しかもこのヨークシャープディングというパイ(なぜプディングと言うのだろう)は少し焦げ目に焼いてあってそこがアクセントになり、中は空洞でフワフワしていて感動的なおいしさでした。他のお野菜ももちろん文句なしにおいしいです。グレイビーソースとはいわゆる普通のブラウンソース=赤ワインで煮詰めたステーキソースみたいなやつです。





(サンデーローストは日曜日しかないメニューです。このお店は終日提供してくれますが、お店によってはランチしかメニューにないところもあるようです。私のようにどうしてもサンデーローストを満喫したいという食いしん坊さんは、そういうのも含め徹底的にリサーチしてみてくださいね)


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それにしても量が多くてもう苦しくて苦しくて食べきれなさそう。
お店の人が察して「finish?」と聞いてきたけど「not yet」です。
執念で食べています。

確実に昼間のソルトビーフが悪影響を及ぼしています。
結局完食できず残しました。
ポテトおいしかったのにさ~ふざけんな~ソルトビーフ





胃の中のアブラを全部洗い落としたくて、コーヒー。

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えーと、これ全部でサービス料込みで5,000円くらいですかね。
ま、そんなもんでしょう。
ロンドンですから。


ロンドンでサンデーローストのおいしいのを食べたいならばここおすすめします!
(他と食べ比べてないから分かりませんが、出来栄えはとてもよかったです)

ここは他にもいろいろおいしいみたいで、大勢で来てつまみながらいろいろ食べるともっと楽しめると思います。




The Grazing Goat



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帰ります。


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ちょっとバス停チェックしたら、どうやらバスでホテルのそばまで帰れるっぽい。
390番のバスで。
夜のロンドン眺めながらバスで帰ろう。



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しかもロンドンのいくつかのバス停には電光掲示板があって、あと何分でバスがくるかお知らせしてくれます。しかも結構ガチで正確でした。
それと、路線によっては深夜も走ってる。
深夜バスじゃなくて24時間営業バスです。
やるな~。




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さらにバス停に必ずこういう地図があってむちゃくちゃ助かります。
AtoZ買わずに済みました。
パリのバス停もこういう地図があるとすごく便利なんだけどな。
(そう考えると東京ってまだまだ発展途上な感じがします)


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レア・セドゥです。フランスで今最も注目されている女優さんです。
(大手配給会社のご令嬢でもあります)


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トレインスポッティング2が間もなくイギリスで公開です。


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あ。

バスが来たのに私に気づかずに通り過ぎた。。。

寒い中待ってたのに、、、。

いいよ、気にしない。こういうの「あるある」だよね。

そのかわり次は運転手に大手を振ってモーレツアピーツしなくちゃ。



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もうロンドンのウインドウは春物です。


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ロンドンって横断歩道の真下の道路に必ず車がどっちから走ってくるか書いてあるからすごく助かります。↓ Look right とかいてある


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ちなみに向こうの凱旋門みたいなやつの奥がハイドパークです。






暇だからムービー撮りました。(暇つぶしですからつまんないですよ)





ロンドンのバスってこうやってひっきりなしに走っています。
それだけ行き先が綿密に分かれていて網羅していて本数が多いのです。





やっと390番が来たので乗ってホテルに帰りました。
ホテルは大きな駅のそばにあるくせに、ちょっと奥の通りに入ると人通りが少なくて怖かった。少しだけ危険センサーが反応したので足早に戻りました。


この日は文字通り朝から晩まで歩き回りました。

時間に追われるというよりは、好きなところをただぶらぶらして歩いたのでリラックスしながら過ごすことができました。
しかも地図なし、Googleなしで全部歩ききりました(一部を除く)。


さて、明日の夜にはもうパリに帰ります。
パリのアパートが強盗に押し入られていないか心配でたまりませんが、あまり考えないように不安を振り払って寝ました。