BRICK LANEマーケットの最寄駅は「Aldgate Easte」という名前です。
この近辺は古い下町の界隈になりますが、目の前には近代的なビルもあります。
おお!
タクシーが黒くない!!
ここからはロンドン中心部へ移動します。
地下鉄にしようかと思ったけど、お天気がいいのでバスにします。
ロンドンはバス移動、むちゃくちゃ便利です。
バスで行けない場所なんかないんじゃないかというほど徹底的に網羅されていますので、もし時間に余裕があればぜひバスに乗ってみてください。Oyster Cardが大活躍します。
もちろん二階に行きます。
あの右奥にある円錐のビルは30 St Mary Axeビル。
バスの二階から見る景色はほんのちょっと角度が変わっていいです。
何気ない光景に見えますが、ロンドンこんなに晴れることあんまないです。
バスはぐっと迂回してセントポール寺院へ。
懐かしさで胸がいっぱいになりました。
最初にロンドンに来た時以来入ったことがありませんが、すばらしい教会です。
ビックベンとかそういうのとはちょっと違う威厳がある建物です。
目的地に着いたのでバスを降りました。
しかし記憶というのはすごいものですね。
どこで降りたらいいのか、きちんと覚えています。
なんの迷いもなく。
日曜日なので交通量が圧倒的に少ないです。
懐かしいパブ。まだあった。。。
懐かしい傘屋さん。の写真がない。
撮ってこなかったなんて!!!
通った学校の目の前の風景。
あれから相当の月日が経っているのにほとんど変わっていない。
ロンドンの街並みってこんなにキレイだったっけ?天気が良いせいかな。
ここは当時通いまくっていたネットカフェがあったところです。
30分で1ポンドでした。
そしてSainsburyでよく50pのドーナツを買って食べました。
店内はかなり変容を遂げていました(売り場が縮小されていた)。
そういえば初めてNY行った時に「to go」がわからなくて「持ち帰り」のことだったのをその時初めて知りました。衝撃でした。「take away」しか使ったこともなければ耳にしたこともなかったので。
この界隈にはMUJIやBootsというイギリスのドラックストアや家電ショップも並んでいます。昔は浮浪者の臭いがしていた薄汚く雑多な駅、Tottenham Court Roadです~。
この地下鉄の入り口、懐かしすぎて思わず声をあげてしまった。
目の前にはシアターがあります。一度も入ったことないですが。
いや~懐かしすぎて心臓がバクバクします。
一人でローマからロンドンへやってきて、新しい人生を踏み出そうとして降りた駅がここです。青春!
交差点のお向かいは絶賛開発中。
ここは当時ディズニーストアと過激な下着屋さんとフィッシュアンドチップスのお店がありまして、夜中1時までネオンがテラテラしている建物でした。
ああっ!
あれは新型のダブルデッカーでしょうか!シルバー色で丸い。。。ダサい。
じゃあここからは通学路から離れてバイト先の方へ行ってみます。
この辺は当時からきれいな界隈でした。
こうもお天気だとレンガが映えますね。
あと、冬だと落葉するのでスケスケになって建物がよく見えるようになりますね。
(これは我ながら発見だった)
リクエストにしっかりお応えして、ロンドンの老舗書店Foyles。
ここのFoylesはオシャレなブックストアとして近頃話題らしい。
東京の代官山のような中途半端な品揃えではなく、れっきとした老舗書店なのでバラエティ豊かな本がずらりと並び信頼感があります。
外国はちなみに日本みたいな大衆雑誌は本屋さんには売ってません。そういう雑誌は大体キオスクで新聞と一緒に売ってあります。
だから本屋さんに来るというのはある意味何かの意思を持って訪れることになります。(立ち読みも含む)
当時この本屋はもっと重厚感のある黒目の建物だったような気がする。重い木製の扉を開けて、古い図書館のような紙の匂いが染み付いた貫禄のある本屋さんだったような記憶があるのだけど、もしかしてここじゃなかったのかな。英語の本を読破する自信がなくて、でも活字に飢えていて(暇だったし)時々足を運んでは私でも読めるような本はないかな~と思ってペンギンブックスの本とかをよく立ち読みしたものでした。
ペンギンブックスとはイギリスの出版社で、数々の名作を優しい英語で書いてある英語練習用の本です。
でも当時はポンドが高かったし、こういう名作を編集版で読むのは邪道のような気がして結局買わなかったんです。どうせならイギリスの現代文学を読んでみたいと思ったんだけど、結局本屋に行っても何がなんだかさっぱりわかんなくて。
そんな思い出の記念にFoylesオリジナルトートバックを書いました。
ショッピングバックにいれなくていいといったらすぐに使うのかと思われて値札を切ってとびきりの笑顔で渡してくれましたが、そんなの持って歩いたら浮かれた観光客だと思われるからやなので、のちほどたたんでリュックにしまいました。
Charling Crossにあるシアター。
赤い電話ボックスもたまに残ってます。いろんな意味で怖くてもう入れません。
すごいおめかししたワンちゃん、レトロなスタイルで思わず笑った。
レスタースクエアの駅はバイトの通勤路でした。
その駅前にたたずむのはリキシャ?バイクボーイ?
あっちがレスタースクエア。
ここはバイトの前や終わったあとによく座ってぼんやりしていた場所です。
(ロンドンの過去記事のどっかにそのネタを書いています)
バイト先の方に行ってみます。
もうないと思うけど。
あのオーナーのおばさんも随分暗い人だったな。
どう考えてもロンドンに馴染んでいるようにも見えなかったし、かと言って日本人とつるむようなタイプでもなかった。いろいろ事情があったのかもしれない。当時はそんなふうに考える余裕もなかったけど。
旧正月だったので賑やかでした。
予想はしていましたがバイト先のお店はあとかたもなくなくなっていました。
そういえば昔ここでエッグタルト買ってすごいまずかったの思い出しました。
中国のお菓子はヨーロッパのと違って見た目を裏切ることが多いなと思いました。
(月餅もしかり)
この辺はほぼチャイナタウンです。
ここは友達が頻繁に出入りしていた中国系スーパー。
出前一丁ばっかり買ってたから体壊さないでねと言った記憶があります。
この映画館は学割が効いて、ちょっと前の映画を安く観ることができました。
チャイナタウンとソーホーはお隣どうしです。
ソーホーはロンドンで有名なゲイタウンです。レベルの高いイケメンだなと思うと大抵ゲイだったりします。ザンネン。
ウォンケイです。
安くて混んでてチップ不要でお茶無料で基本相席、貧乏学生の強い味方。
チャイナタウン。
この流れでソーホー行きます。正面はソーホースクエア。
20世紀フォックスのビルです。
夏はこの広場にたくさんの人が集まっておしゃべりします。
こんなふうに一人でこうやって昔の思い出をなぞって歩いたりしたことありますか。
私はなんだかそういうの好きみたいでよくやるんですけど、時々「こなきゃよかった」と思うこともあるんです。なんかやっぱり思い出は思い出のままでいた方がいい場合もあるし、風景が退廃してたりするとそれはそれで切ないものだったり。
でも今回はそういう気持ちにならなかった。
よかった。
さて、休憩します。
少し疲れました。
喉も渇いたし。
ということで、当時入りたくても入れなかったカフェに入りました。
場所が場所だけにゲイばっか。
ナントカカントカという名前のジンのカクテル飲みました。
いかにもロンドン、ソーホーって感じのかっこいいところです。
(webの方がよく見える)
ここではみんなおいしそうなのもりもり食べてたけど時間的に夕飯にはまだ早いし、昼間のソルトビーフでまだまだ食傷気味。パリを朝7時に出て食べたのがあのベーグル一個ですが全くお腹が空きません。まったくひどいものです。
再びチャイナタウンを通り抜けてレスタースクエアからピカデリーサーカスへ。
レスタースクエアです。
ミュージカル劇場やファーストフードがあって中央は公園っぽくなっています。
(勝手なイメージで池袋みたいな感じ)
思えば10代の頃から音楽を死ぬほど聴いて映画をかたっぱしから観てきたにもかかわらずどうも社交性に欠けているのかへそ曲がりなのか、クラブとか野外ライブとかほとんど行ったことがありません。だから夜遊びってわりと限定された遊び方しかしなかったんですよね(=つまり普通に飲みに行く程度)。音楽が聴きたかったら家で聴いてたし。今こうやって年月を通して振り返れば、せっかくロンドンにいたんだからもうちょっと視野広げてはじけてもよかったのかもと思うけど、あの頃はクラブとかフェスとか行くようなのとは部類が違うと思っていたのです。ミーハーが一番許せないと思っていた(笑)。ま、今もだけど。
だから家でラジオ聴きまくっていました。
やっぱ暗いわ。
ピカデリーサーカスからのリージェントストリート。
Regent Streetは半円を描いたようなカーブになっていて、Oxford CircusとPiccadilly Circusを縦につなぐ大通りです。ここに最初来た時も同じように美しいなと思いました。
ピカデリーサーカスの有名なネオンはなんと修復中!で、真っ暗。
(背後の黒いビルが本来ネオン看板があるところです)
ロンドンは観光客気分でたまに来るとそこそこ楽しめるということがわかりました。
でも一方でロンドンの苦痛な日々を同時に思い出してしまうのです。
こないだふと考えてちょっとわかりました。
なんでロンドンがダメだったかを。
あの頃の自分は希望を持っていなかったんだと思います。
ここでなにをするのか。どうしたいのか。かっこいい横文字の肩書きを夢見てやってきた人を「ふぅ~ん」なんて思ってたけど、私なんかよりは数百倍マシですね。のんきな学生生活を構えるにはちょっと生活費がかかりすぎるし天気は悪すぎるしピカデリーサーカスだってこうやってフラリとやってくればきれいな交差点だけど、生きていくことは観光旅行じゃないから。目標や目的なしでなんとなく過ごすような時間の過ごし方はどうやら自分には全く合っていなかった。
ロンドンで過ごした生活なんてほんとに腐ってて意味不明でなんだかよくわからなかったけど、こうやって本当に久しぶりに帰ってきてやっと穴埋めができたような気がします。少なくとも当時の自分よりは今の自分の方がいい。
Regent StreetからのOxford Circus。
Oxford Streetは何度となく行き来した場所です。
Top Shopで安いお洋服を買ったり、靴屋さんのウインドウを眺めてロンドンのハイセンスなデザインに度肝を抜かれたり、なんといってもHMVでCDを見に行くのが好きだった。ロンドンのCDショップはイタリアの時代遅れな品揃えとは雲泥の差でしたので感動しちゃって。
だけど、一方で時間を潰すためにただ所在なく歩いたりしたところでもあり。
退屈だったなあ~ほんとに。
ベネトン、未だに健在。
このお散歩のあとはいったんホテルに向かいました。
チェックインして荷物置いて、少し休んでから次のプラン実行です。