ここはバスターミナルに向かう道。
手前が分岐点になっていて市内の方へ向かうと、街は湾に向かってなだらかな坂になっていて、そこにいろんなお店がひしめいている感じ。
野良犬はいっぱいいるけど、どうしてこんな場所が気に入って寝ているのか理解ができない。
坂道を下って行く。
地図を持たずに歩くなんてトルコが初めての経験。
だけどどうせ小さい街なので感覚で歩いてもし間違えても大丈夫。
海とレストランとお土産屋さん、ホテルしかない街なので。
カルカンはその昔、ギリシャとの貿易商で栄えた街。
そのあとは綿花だか羊毛だかで発展してきたというエピソードがあるのだけど、今はすっかりツーリズムと不動産で成り立っている感じです。地元のトルコ人は(ここに限らず)愛想もなくひっそりと地味に生活しているイメージがあります。
坂道の先は港でした。
すごい船。
乗ってみたい。
本当はこういうの(かどうか分からないけど)に乗って島々をクルーズしようと思ってたんです。
小さい港だけど、音楽が流れていてバー、カフェやレストランが立ち並びとても華やかな雰囲気。
これが昔のカルカンの姿。今とあんまり変わってなかったりして。
友達にハガキでも送ろうかと思ってこのお土産屋さんに入る。
すると本棚にこれを発見。
トルコ版、分厚過ぎでしょ!!
しかし電車通勤とかもないから読書は家が必然なのですね。
だから薄くする必然はないのか。
考えてみると海外の本って上巻下巻みたいなのってないんだっけ?
お店の人に日本までの切手下さい、というと「ない」と言う。
あれ、でも表に切手売ってますって書いてあったけどと尋ねると「切手はあるけど日本までいくらかかるか知らないから売れない」とのこと。
あっそーですか。
確かに日本という需要はここでは一切見受けられない。
というか、華僑すらここにはいないと思う。
アジア人を一度も見かけたこともなかったし、中華料理店すら見かけなかった。
そんなアウェイ感いいね。
さて、リゾート気分満載の海岸沿いを歩きます。
むっちゃくちゃヨーロピアンなバーとレストランのオンパレード。
懐かしいような、期待はずれのような。
だってカッパドキアはこんなんだったんですよ。
(左、ほったて小屋)
格差ありすぎ!(しかしこうやってカッパドキアの写真みると改めていいとこだわ)
ヨーロピアンなリゾートもいいですけど、ヨーロッパの人はせっかくトルコにきたのにどこにでもあるようなお店に入るのが楽しいの?私はやだな。やだからわざわざトルコ有数のリゾート地を避けてわざわざカルカンに来たのです。
なーんていいつつも、実はやっぱり大好きこういうリゾート。
ちょっと楽しくなって写真いっぱい撮っちゃった。
ブーゲンビリアと白い壁。
照りつける太陽と乾いた空気。
開放感。
何もしない贅沢のド定番。
最高。
ちなみに、事前調査によるとLCC系の航空会社がロンドンからダイレクト乗り入れしているからイギリス人がすごく多いとのことでした。また、WEBで検索するとトルコ全体の通過表示はユーロが一般的だけどカルカンはポンド表示が多かったことからある程度は分かっていたけど、、、
よって、物価がバカ高い。
これは誤算でした。
どれもこれもポンドに合わせてあるからどこもかしこも高い。
ホームメイドレモネードに惹かれても一杯800円もする。
むむー。
だってそんなの裏庭のレモンもいで砂糖水に溶かしただけでしょう?
いくら商売だって800円はない。
ここはNYではない、トルコのカルカンなのだ。
おや、もしかしてここはビーチ?
ビーチ!
もう夕方だったので泳いでいる人はいなかったけど、泳ぎ終わった帰りみたいな人たちと何度もすれ違った。あの人達はきっとここにいたのね!
海、めちゃくちゃきれいです。
正直パタラビーチよりきれい。。。
ネコちゃんニャン。
波もないし穏やかだし、ここに来てたら泳げたのになあ。
湾内は水が濁ってるとおもってあえて避けてたんですが、ここは全然そんな心配は不要でした。
ビーチの上は小さな公園になっていてスプリンクラーがフル回転。
夕方とはいえまだまだ暑い。
どうやらここからが繁華街らしい。
思い出すだけで胸が躍る。
こういう地元界隈歩くの大好き。
夕飯は何かお腹にいれないとならないし、ホテルには早めに帰ってゆっくりしたいからさっそくお食事できる場所を探すの開始。ここも悪くなさそうだったので入るか否かすごい悩んだけど、メニューが西洋すぎて気が失せる。私はトルコ料理を食べたいのだ。
ワンちゃんワン。
ふてぶてしい顔が愛らしい
このバルコニーの出っ張り建築(オスマン様式というらしい)はトルコ独特のもの。
リアルに見れて感激。
坂道に並ぶ町並み、狭い路地。
中学生の頃こういう風景に憧れて図書館の本破いてスクラップしたことがあります。
(良い子はマネしちゃダメです)
数年前に買ったポストカードもこんな風景でした。
あの写真にも出っ張ったバルコニーがあったのでもしかしたらあれはトルコの風景だったのかもしれない。
一人旅じゃなかったら夜ここ来たかった。
ネコちゃんニャン。
やっぱり長期お休みの日はビーチリゾートに限る。
それをこの旅で確信しました。
ここまで来るには長時間のバス移動も強いられたけど強引にプランに入れて本当によかった。
ビーチがなくて許せるのはパリくらいかな(すみません、パリバカなもんで)。
写真掲載制限かかっちゃったので次へ続く。