世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

カッパドキア奇岩ツアー(午後の部)

カッパドキアレッドツアー午後の部です。


アヴァノス
カッパドキアのあちらこちらにはよく素焼きの壺が山積みされていたり、オブジェのように使われている壺があるのですが、それはこの地域が発祥です。もともとヒッタイト時代からの伝統工芸で、近くを流れるクズル川の泥を使って作ってるんですって。
午後はその工房見学がツアーに組み込まれています。


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むっちゃくちゃ早口のオジさまが登場し、あれだこうだと猛スピードで話していきます。


アヴァノスの素焼きと言えばこれ、ド定番です。


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さっそく実演コーナーに連れて行かれます。

そして、まずはチャイをごちそうしてくれます。

ああ、いかにもな展開!


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そしてトルコ初チャイはアップルティーから。
結構酸味があって本気のアップルティーな感じがしました(インスタントでしょうけど)。



さっそく泥を使ってろくろを足でまわしながら何かを作っていきます。
ろくろが電動じゃないところがいいです。


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泥といえばエステにもうまく活用できそうなんですが、ここのは美容には向いてないのかしら。
ま、とはいえカッパドキアにきてエステ、っていう商売もいまいちパッとしませんけどね。


左側の人がスーパー早口のオジさまです。
この実演の時も始終スーパー早口で、しかも声が高いのなんのって、まったく聞き取りにくいからほぼ流し聞き(ほとんど聞いてない)。




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ツアーの1人(トルコ人)が実演する側に選ばれ、泥で汚れないようにダサいパンツを貸してもらって体験を行いました。なかなか上手にできてました。終わった後はみんなで拍手。


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そしてこの後は定番の併設されているおみやげ屋さんに案内されます。


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そういえば工房では絵付けもしていました。
だけど、多分これは量産なのでプリントではないかなあ~。


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よくみるとチューリップの柄です。
チューリップはトルコでは定番のモチーフです。


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素焼きの中身を漆?で塗ってカラーリングしてあるのは最近の傾向なのかもしれません。


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イスタンブールのブルーモスクはタイルで彩られているのですが、その関連か、トルコではどこにいってもこのような色とりどりのモチーフで飾られたタイルをみかけます。
種類も豊富ですごくかわいいです。
これが一つ一つ絵付けで描かれたものならともかく、おそらく今はほとんどがプリントだと思います。
(中には中国産もあるらしい)



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このようにまわりをジグザグに縁取ったかたちのタイルは後にも先にもここでしか見かけませんでした。一枚10リラはちょっと高いですが、もしこのかたちが気に入った!という方はここ、アヴァノスで購入することをおすすめします。


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個人的にはこれが気に入りました。
素材違いで素敵だと思います。



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おそらく一昔前はこういうの飛ぶように売れたんだろうなあ~。。。
今はなんかさびれた感が否めない感じでした。
我々しかツアーがいなかったせいもあるかもしれない。

ツアーのメンバーはあんまり興味がないみたいでほとんど素通りしてました。
アジア人の男の人は金ぴかの飾りがついたデミタスカップのセットみたいなのを買ってました。


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何も買わずに外に出る。
もっと押し売りされるかと思ったけど、なんかみんなどこか機械的であっさりしてました。

ガイドさんは暇そうに入り口でタバコをふかしていました。

さ、次に向かって出発です。


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パシャバー(Fairy Chimney)
この日はとにかく風が強い日で、砂風で髪はバリバリに、砂嵐で目も痛く、サングラスと帽子は必須。ガイドさんも今日はちょっとあいにくな天気でアンラッキーだね、としきりに言ってました。

どれくらいの風が吹いてるかというとこんな感じです。


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パシャパーとは、カッパドキアの「きのこ岩」と呼ばれる奇岩がいっぱい集まってる場所です。




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この時は砂嵐と時間との格闘だったので必死過ぎて感動薄れてましたが、今こうやってみるとすごいですね。


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↑このiPadもどきを持ってるお姉様方が常にものすごいファンキーだったのが印象的・・・。
iPadもどきで写真撮ってます)
多分、ウクライナとかその辺の人だと思います。



これぞ奇岩。



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あ、あっちに登って全景みたい。



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よし、登ろ。



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エニシダが咲いてます。
カッパドキア、どこいっても野花がキレイでいちいち気になって立ち止まってしまう。

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パシャパー、いいじゃない!
別名、「Fairy Chimney」。



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カッパドキアは完全なる洞窟住居文化ですね。
家を建てる=洞窟を掘る、だったんですね。


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と思って歩いてたらもう20分が過ぎそう。
時間がない。


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あそこに行きたかったけど諦めます。
往復したら10分はかかっちゃう。


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おみやげ屋さん。
なんかこの手の置物を100回くらい見ましたが、なんか彩りが悪くて買う気になりません。


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土色ばかりかと思いきや、こうやって緑もあります。


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カッパドキアは標高も高く、冬にはしっかり雪も降って積雪します。
私が訪れたのはちょうど夏になりかけの時期でしたので(トルコは春がない)、こうやって緑も生い茂って草花も咲き乱れ、とても絵になる季節だったのだと思います。



デヴェレント
ここは様々な奇岩がいろんな動物に見えるという、いわゆる空想博物館と呼ばれています。
何がどのように見えるかはあなたの想像力次第、というキャッチフレーズですが。


これはラクダ岩。
オッケー、ラクダに見える。

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あとはナポレオンの帽子だの、アシカだのとあるらしいですが、「アシカ」という英語がわからなかったので何がなんだか分からずじまいで終わりました。

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本当は歩いてもっと奥に行って自分の想像力と戦ってみたかったんですが、ガイドさんは10分の休憩しかくれなかったので実現できず。
悲しい。


暇なので国道沿いをブラつく。
「軍警察」と書いた看板を見つける。
意味もなく写真撮ってみました。

そういえばここは警官が4人くらい見張ってました。


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三姉妹の岩
声の小さいガイドいわく「これぞカッパドキアのトレードマーク。おみやげものやTシャツには必ずと言っていいほどこの三姉妹の岩が使われます。ちょっと小さい岩が隠れていますが、裏手に行くとちゃんと三つの岩が見えるのがお分かりかと思います」とのこと。


これです。


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カッパドキアは広い。


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以上がカッパドキアのメインとなる奇岩ツアー「レッドツアー」の全容です。




ツアーのガイドはあんまり詳しい説明もしないし自由時間も短いけど、がんじがらめで拘束されるよりかはよかったです。それと、各地の入場料や食事代、バス代も込みなのでとても楽でした。
全部で100トルコリラ(5,500円)。現地の物価とガイドの質でいくと安くはない。さらに当初はこのツアーに「ワイン畑訪問でテイスティング」や「ローズバレーハイキング」が入ってるはずでしたがなぜか割愛されてました。だけどこのツアーなしで自力ではとてもとても無理な話なので、やっぱり入ってよかったと思います。

帰りは一人一人ホテルまで送迎してくれます。
ギョレメのナントカホテル、というと、ホテルのランクや規模に関わらずこの辺の人はみんな知ってます。ビックリです。さすがカッパドキア人です。


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野良犬が昼寝。
死んでるわけじゃありません。

かわいいけど、狂犬病かもしれないので迂闊に触れませんでした。