世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

⑧マラケシュのスーク

マラケシュ
お腹をこわす。
起き上がれない。

でもここまで来たんだから観光しなくては!!

ベットから這い上がり、ジャマエル・フナ広場へ。宿と広場は歩いて3分ほどの近さ。
ロッコは言わずとしれたイスラム文化です。女性の姿は当然見かけず、野郎どもがうじゃうじゃいて、広場へ行く途中もどこで誰に教わったのか知らないけど、日本語で話しかけてきます。
無視です。
こういう輩は無視するのが一番です。

広場へ行ったのは昼間。意外と閑散としていましたが、いくつかの屋台がフレッシュオレンジジュース(絞りたて!)を売っていました。お腹をこわしていたけれど、甘くて新鮮なオレンジ生ジュースにひかれ、飲む。おいしい。
ところがねー、あとで知ったんですけど、この生ジュース、

「水と割っていた」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
どこまで悪どい商売なんだと唖然とする一方、こそくな商売に腹がたつ。当然お腹は更に悪化しました。

広場には恒例の水売りおじさん、蛇使いのおじさんがいるかと思いきや昼間はいませんでした。
この広場のそばでとりあえず食事。
私は食欲もないし下手なものを食べて悪化させたくなかったのでサラダとパンのみ。
飲み物は飲みません。(さっきオレンジジュース飲んだし)
観光客バリバリの店で広場に面していて雑踏やモロッコ人、観光客をボーッと眺める。
お腹が痛くて汗が流れる。
暑くても汗が流れる。

重い腰を上げてスーク(市場)へ。
ここはすごい。腹痛の私もさすがに興奮しました。
スークは迷路と言われています。一歩間違ったら迷い込んでしまうし、
ガイドブックもなければ地図も持っていないので、迷ったらアウトです。
マラケシュのスークは私にとって、新たなカルチャーショックでした。

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とある文房具屋さんらしき店を通りかかったら、鉛筆とか消しゴム、筆入れ、ノートが所狭しと置いてあります。モロッコはショッピングモールやデパートなんて当然ないし、お店という看板がある場所も殆ど見かけません。つまり、町の人々はこのスークで必要な生活雑貨を買うんです。
客は観光客だけじゃなく、庶民もここで買っているのでしょう。
生活感溢れるスークは活気がある。人でにぎわう。
石鹸を売っている店、タオルを売っている店、子供服を売っている店。へんな古臭い整髪料を売っている店。(イメージは東南アジアに近いのかも)
グラスや食器の店で立ち止まり、とてもかわいらしくて思わず手に取る。安い。
でもバックパッカーは割れ物なんて持ち歩けないので諦める。

私はマラケシュのスーク、とても気に入りました。
この画像はわたしがマラケシュで唯一撮った貴重な写真です。
ボケボケで撮りたいポイントもずれていて良く分からないけど、腹痛と戦いながら渾身の力を振り絞ってシャッターを下ろしたものです。
この後ただちに宿へ戻り、トイレにこもりました。

ロッコのトイレ・・・・・。
あのですね、観光客が泊まるきれいなホテルならまだしも、
私の宿はすさまじい格安ぼろホテルです。
次回はこの恐怖のトイレについて語らせてもらいます。