世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ジョルジュサンクのルイ・ヴィトン

今回はパリの散歩。

シャンゼリゼ通りを凱旋門を背中にして下っていくと、右手にかのルイ・ヴィトン本店が現れます。

シャンゼリゼとジョルジュⅤ通りという、海外でも名うてのセレブ通りに面しています。

確かこの斜め向かいには赤い色をした高級レストランがあり、
「一般人は間違っても入ってくるんじゃねーぞ」的な雰囲気をビシ!ビシ!かもし出しています。
多くのハリウッドスターも訪れているらしいです。


そのルイ・ヴィトン本店、私が何度目かにこの前を通り過ぎたときはこんないでたちになってました。



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巨大トランクのうしろが本店の建物です。


私はブランド品(マーク柄)というものに全く興味がないので入ったことも買ったこともありませんが、
こういう奇抜なアイデアとかには本当に腰を抜かしてしまいます。
驚くべきPR戦力。ルイ・ヴィトンは今でもデザイナーはマーク・ジェイコブズ?なのか分かんないけど、デザイナーが変わるだけで商品イメージはガラリと変わります。ヴィトンはもはやアパレルよりもハードウェアの方に重点を置いている感じもしますが、スカーフのデザインとかはたまにすごくかっこいいやつがあったりしますから、スカーフチームのスタッフは多分もっと若手。
そういう若手が老舗をグイグイひっぱっていく時代なんでしょうね。大切に守りたい伝統もあれば、変わっていかなくちゃいけないものもあるのでしょう。


日本で言うセレブって、ハイセンスなファッションに身を包み、何もかも一流に囲まれているイメージですが、
パリは一味違うようです。
よれよれのジャージに裸足でスニーカーを履き
その上に真っ白なミンクの毛皮のコートを着て
ねぐせのぼさぼさの頭でサングラスをして葉巻を吸いながらマルチーズを散歩しているのを見かけたのも、
このジョルジュⅤ通りでした。
「完璧じゃない」ところに貫禄を感じる・・・。やっぱり世界って全然格が違いますね。
庶民の私はワンちゃんの散歩に毛皮は着ていかないだろうし、第一朝からサングラスはかけません。
朝くらいは裸眼で勝負したいところです。


ヴィトン本店をスタート地点として奥にまっすぐつながっている道がジョルジュⅤ通りです。
ここをまっすぐ下っていくと、ダイアナ妃が亡くなった現場のトンネルのところに出ます。その脇はセーヌ川です。


P.S 表参道も青山から原宿方面へ歩く時は若干の下り道になってます。シャンゼリゼ凱旋門からコンコルド広場まではなだらかな坂道になっている。だから表参道の並木道付近の高級ブランド店はそれを擬似化したマーケット戦略なのかなと、あそこを歩くと思ってしまいます(並木道も似てるしね)。真意は知らないけど。