世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

イスタンブール'24 体験記「そうだ、ブルーモスクに行こう」

アヤソフィアのちょうど向かい側にそびえたつもう一つのトルコ大建築、ブルーモスク。ここは今でも礼拝の場所として使われていますが、観光客が最も押し寄せるアイコン的スポットとして大勢の人でごった返す名所でもあります。

 

 

 

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モスクのルールとして、礼拝をする人たちはまず足を洗ってからじゃないと入れないため、洗い場が外に設けてあります(男性のみらしい)。

 

 

 

 

 

また、女性は必ず頭を隠さないとならないため、観光客はスカーフを持参する必要があります。現地で無料レンタルもしてくれますので忘れても大丈夫。また、寺院内は土足厳禁ですから、靴を脱いで入る必要があります。アヤソフィアが法外な?入場金額設定をしているのに対し、こちらは入場無料となっています。

 


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ブルーモスクというのはあくまでも日本人が勝手につけた名称で、「スルタン・アフメット・ジャーミィ(モスク)」というのが正式名称です。現地でブルーモスクと言っても通じないので気を付けましょう。

 

ではなぜブルーモスクと呼ばれているかというと、この時代に建てられた寺院の内装がほとんどブルーのタイルや植物模様で埋め尽くされていることがあるためそのように呼ばれているらしいです。ポルトガルのようなタイル画が多いのが特徴で、ブルーのチューリップデザインがその呼び名につながっているようだ、と何かで読んだことがあります。

 


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今回はもう流しで写真撮ってきているのではっきり見えないかもしれませんが、天井ではなくて壁の装飾はほぼタイルで、ブルー色に統一されているのが見えると思いますが、そこがブルーモスクと日本人に呼ばれている所以の部分となるようです。


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こんな文献を見つけました。

 

 

トルコ語ではチューリップを「ラーレ(Lale)」と言いますが、チューリップはオスマン帝国で特別な意味を持っていました。オスマントルコ語では「Allah(アッラー/神) 」と「Lale (チューリップ)」という単語には同じ文字が含まれています。

さらに、「Lale(チューリップ)」を逆に読むと、イスラムのシンボルである「Hilal(三日月)」と読めます。また、一本の茎の上に一つの花が、唯一神アッラーを表しているとも言われるなど、チューリップは神秘的な意味を持っています。

 

https://turkish.jp/blog/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97/

 

 

 

 

なるほどね。チューリップは単にトルコの花だから使われていたわけではなかったんですね。

 

 

このいくつも重なる天井のドームが宇宙空間を象徴しているようで、厳かな雰囲気というよりはどこまでも開放的ですがすがしいといった印象はどこのモスクも同じ。

 


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偶像崇拝はしない宗教ですから、キリスト教のように天使が舞っていたり誰かが半裸で琴を弾いているようなことはけっしてありません。

 


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一階の広間はお祈りする男性のみが入ることができます。イスラムの女性ですらこのエリアには入ることを禁じられているそうです。観光客も入れません。

 

 


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お祈りするための祭壇もありませんので、メッカの方向に向かって拝みます。

 


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それにしても美しい寺院ですね。

 


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ぶらさがっている燭台は、ヘキサゴンのかたちになっていると読んだことがあります。詳しいことはわからないのですが、ヘキサゴンはイスラムの象徴的なかたちのように感じます(イスラエルの国旗の星もヘキサゴンです)。

 


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寺院の周りを取り囲む斜塔は「ミナレット」と呼ばれ、一日5回のお祈りのラザーンはここから一斉に流れます。このミナレットの本数が多い寺院ほど格式が高いのだとか。ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャーミィ)には6本のミナレットがあります。

 


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スペインはコルドバにある「メスキータ」というイスラムの寺院がありますが、

(ここは本当に美しい寺院でした!!)

 

 

 

 

 

アーチのストライプが同じデザインですね。

 

 

 

 

 

前回まったく同じ場所で同じ写真を撮っているのがわかりました。

 

 

 

 

 

 

先の写真と比べて見るとずいぶんきれいになったんですね。

 

 

これがさっき説明した足の洗い場。

 

 

 

 

 

スルタン・アフメット・ジャーミィは、私が初めて訪れた2014年の時、楽しみに最後にとっておいた観光地。しかし帰国の金曜日、まさかの午前中は礼拝のため入場禁止となっており、泣く泣く素通りして帰ってきたという苦い経験がありました。今はそれをかなり教訓にしており、観光地に行った時は「まず観たい場所から訪れる」というルールを鉄則としています。一応学んだ。

 

 

広場にでると、猫の餌自販機みたいなのがありました。

 

 

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野良猫野良犬天国トルコでは、基本動物に優しい(たまに蹴飛ばされている時もありますが)。ちょっとこの自販機が寄付集めのものなのかよくわかりませんが、とりあえず野良たちが繁殖していくことに関しては問題視していないということだけはわかりました。

 

 

 

 

 

 

薄暗いバージョンをご覧になりたい方はこちらをどうぞ笑。

やっぱりカメラの性能が全然違う。。。

 

 

beabea-journey.hatenablog.com