イスタンブールはヨーロッパ側にあるユスキュダル。前回行った時に美味しい地元のお菓子屋さんや市場が楽しかったので今回再訪することにしました。
まず朝起きたら雪景色。

朝食用意してキッチンから戻ったらこの天気。天国ですかここは。

朝のおしゃべりも控えめにしていそいそと出かける。
今日はフェリーに乗るので楽しみ。
私たちが泊まったアパートは新市街の崖の途中にある界隈なんですが、はっきり言って高級住宅地でした。浮浪者(って言ってもイスタンブールに浮浪者はあまり見かけないけど)や、怪しい人は基本的にどこにもいない。だから危険な香りが全くなく、歩いていていつも安心できました。

大体明け方に雪が降り、朝はこうやって晴れるので冬でも気持ちがいい。

遠くに見えるはボスポラス海峡。
私たちにとっても特別なこの風景は、きっとトルコ人にとっても郷愁を誘う風景なのではないだろうか。

景色の抜け感がいいでしょ?

イスタンブールを暮らすように旅するというのがもうすっかり定着。
途中にあったお花屋さんに癒される。

レッドブルの社用車(宣伝カー)で帰宅してもいいけど、目立ちすぎるから気をつけて笑。

ここまでくると坂道も終わり。
坂道が急なだけでなく朝晩は路面がツルツルだったりしてまあまあ危険。

路面電車に乗ります。
イスタンブールカードが最強。
前も言ったけど、路面電車のどの駅でもチャージができるなんていう親切な国はここくらいなのではないだろうか。

この小さい煙突みたいなのがずらりと並ぶ建物はトルコならでは。

きました、フェリー乗り場。もうすっかり定番。
私はイスタンブールを訪れる時は必ず乗りますが、決して飽きることがありません。

お天気が冬とは思えないほど強い日差し。
冬でも過ごしやすい。
(しかしそのすぐ後に吹雪になったりします)

遠く向こうにはボスポラス大橋。
(私には見えます)

これはフェリー乗り場エノミニュのそばにあるモスク。
絵になるから毎回写真撮っちゃう。

はい、ガラタ塔。

前回友人と来たときはあの塔のたもとにあるアパートに泊まりました。
観光客のるつぼ過ぎて住み心地は最悪。
でも、初めてのトルコだった友人は「迷子になって携帯も電池がなくなって絶体絶命になってもあの塔を目指せば絶対に帰ることができるから安心した」と言ってくれました。嬉しかったし、よく考えてみるとなんか古代人のようなセリフ。昔の人もそうやって地図がないときは何かを目印にしてたどり着いたのである。
フェリー乗り場のたもとにある名物サバサンドのお店。キッチン船が河岸にベタ付けしてあり、そこで調理された作りたてを手渡してもらう仕組み。

しかし、私たちはイスタンブール史上最高ではないかと思えるようなサバサンド店を教えてもらったのである。その話はまた別のエピソードで。
焼き栗の季節。
あんな雪だるまみたいに陳列して、几帳面ディスプレイここにも現る。

今日はユスキュダルというアジアサイドに行きます。
前回の旅でも行ったので今回で2度目。

フェリーはイスタンブールっ子の足なので、キレイだし頻繁に走っています。

ここは最近新市街のカラキョイにできたイスタンブール現代美術館。

背後にそびえる住宅地はボスポラス海峡絶景が100%保証されている高級住宅街。
で、その下に寝そべる茶色の建物が昨今できた新しいショッピングモール群、「ガラタポート」。私たちは「ガラポ」と呼んでいましたがイスタンブール行ったら絶対立ち寄ることをおすすめ。

ガラタポートのレストランやバーは絶景で雰囲気も格別。
イスタンブールらしくないといえばらしくないんだけど、とてもヨーロッパっぽくて私は大好きです。
ただ、ちょいちょいダサいところが笑える。
ポスポラスLOVEって(笑)。

さて、このあたりは私たちが今回泊まったアパートのある界隈です。
建物の土台が傾斜(坂道)のため、段々になっていることで絶景を共有できるようになっていました。一人だけ飛び抜けて高い建物を作って風景横取りなんてことは紳士協定のもとでやらないのか、それとも実際にそういうルールがあるのかもしれません。


ちなみにこれはデジカメで撮った写真。
なんというか、色の厚みが全然違ってこっちの方が味がある。
行け行けフェリー!
ぶっ飛ばせー!

あの景色の遠く、一番高いビルがありますが(左側)、アパートから毎日眺めていた建物です。あそこはタクシム広場のふもとになります。

ほら、ボスポラス大橋の向こうから黒い雲が。
まもなく雪が降る合図です。

向こう側はもう雪が降り始めているかも。

乙女の塔。
詳細は前回のブログで(いずれも悲劇の顛末)。

ユスキュダル到着。
およそ20分程度でつきます。イスタンブールカード可。
ちなみに前回のおさらいはこちら。

早速前に訪れたユスキュダルの市場に向かう。

オリーブのマリネが美味しそう。

お馴染みのお魚屋さん、几帳面ディスプレイ。
今日もお魚は全員同じ方向を向いています。


この、段々畑方式ディスプレイもトルコの特徴。みんなに見やすく目につくような工夫を凝らしているところに商売気質を感じるのです。ただの八百屋や魚屋じゃないところが大好きな風景。

この市場は他にもレストランや雑貨なども売っていてとても賑やか。気に入っています。

なんと豚足を発見。

この脳みそみたいなやつ一体誰がどうやって食べるの??????

みんな聞いて!これ大根じゃないよ!!豚足トンちゃんだよ!!!
しかも几帳面ディスプレイされているよ!(交互に重ねるバージョンだった)

しかしイスラムの人は豚肉を食べるのか?問題発足。
いまだに謎解けず。
ここは前回行って気に入った地元のお菓子屋さん。

瓶の中ですら整列を乱さないところにみなぎる入魂のディスプレイ魂を感じて感動する。

いわゆる「ターキッシュディライツ」と呼ばれる日持ちするお菓子がこれ。
好みが大きく分かれますが、私は嫌いじゃないです。
ガムみたいな弾力のあるゼリー?お餅?のような硬めの牛皮みたいなやつにいろんな味がまぶしてある。代表的なのはピスタチオ、ココナッツ、フルーツ。中でもロクムが大好きで、必ず買って帰ります。

この金太郎飴シリーズ、無理して瓶に入れなくてもいいんじゃないの?笑
よく並べた!!金メダルあげたい!!
日本人だってここまでできないと思うよ。

このお店でお菓子を買うのが目的だったので、今回も食べ切れる分だけの量を買いました。
前回もここで買ったよ。
とっても満足。

ロクムも!

ユスキュダルの駅前に近い市場にあります。
近くまで行ったらぜひ訪れてほしくて、なんといっても
お店のHPのトップにあるスライドショーがかわいいからよかったらみてみてね!
巨大キャベツ現る。

さて、今回またユスキュダルにきた理由は、カラフルな街並みで有名なKuzuguncuk(クズグンチュクと読むのだろうか?)に来たかったから。地元のオシャレ文房具屋さんのお兄さんがぜひ行ってみてと教えてくれたのに前回そのアドバイスをすっかり忘れてせっかく近くまで来たのに行きそびれてしまったのです(なにやってんだ)。
Kuzuguncukまでは歩いても行けるそうですが、市バスに乗って行きました。バスで5分くらいだから歩いてもいけると思うけど雪が降ったり足元が悪かったりしたので公共機関使いました。ユスキュダルのフェリー乗り場の前にあるバスターミナルから15番のバスを使います。15Cとか15Aとかありますが、15とつくバスならなんでも停まると観光案内のお兄ちゃんが言ってました。
Kuzuguncukはこのメインストリートで終了する小さな界隈。

Kuzuguncukの入口。

ここは昔ながらのトルコのオスマン様式の住居が並ぶエリア。カラフルにペイントされた建物が特徴。

むむ!早速こんなものを見つけました。

小麦粉もオイルも砂糖も使っていないKuzuguncukの伝統的なマッシュルームのかたちをしたクッキー。
ただしクルミが入っているのもあるそうなので、アレルギーの私は入念にお店の人に確認して買ってみました。

メレンゲもある。

日本に帰ってから食べたけど普通に美味しかった。

ここ(Kuzuguncuk)でしか食べれない味、みたいな謳い文句だったのに、紙袋見たら支店いっぱいあるみたい。

さて、街歩き。お天気どんより。


犬が寄ってくる。





ここはスパゲッティ専門店だった。ブルカを被った若い女の子が3人くらいでスパゲッティを茹で上げ、ソースを作っていた。いい感じ。

猫。


自然化粧品店みたいなところに入ってみたけど、特に欲しいものもなく出た。
でもとってもセンスのいいお店だった。

は、晴れてきた!
これだからトルコの冬はおもしろい。














そろそろチャイでも飲もうかということになり、カフェで休憩。

その後ランチをすることになり、散々悩んで地元の人がこじんまりとやっているお店に行く。

入ってみたら小さな女性が一人キッチンにいた。
今日のおすすめが日替わりで変わるのだけど、かなり種類があって悩む。

トルコに来たらムサカ(ナスとひき肉のオーブン焼き)しか食べたくないくらい好物なので、それとビーツのサラダにしてみたけど、もう間違いない味だった。トルコのナスは大きくて柔くて食べごたえがあるのでお肉にも合うし良いことしかない。ビーツのサラダはレモングラスみたいなハーブが混ざっててとっても美味しかった!

ここのオーナーさんがその後やってきて話を聞くと、お母さんとお嫁さん(キッチンにいた小さな女の子はなんとすでに人妻だった)がお料理を作って経営しているのだとか。オーナーのトルコ人は日本人の友人もいてアジアには馴染みがあるんだと話してくれた。

お店のリンク載せておくね!
雪が降らない冬晴れのトルコはまるで夏みたいな青空。

あんなに遠くにあったボスポラス大橋も、Kuzuguncukからは近くに見える。

さて、ユスキュダルフェリー乗り場まで戻ってきました。

ちょっと行ってみたい場所がある。

十分徒歩圏内。

この海峡沿いの道を歩いてみたかったのでちょうどいい。

海は、夏だけじゃなくて冬でも見ているだけで癒される。海が好きです。

はい、もう一箇所行ってみたかったのがここ!

ドーム型のカフェ。
かっこいいよねえ〜!!!
ここは地下が図書館になっていて、一階はこのようなカフェになっています。
ガチで本を読む場所でもあります。

窓側は特等席。本当はここに座りたかったけど競争率高すぎた。

すてきなインテリア。こういうの好き。

地下はガチの図書館。



結局私たちはここのエリアを案内されました。ちょうどお日様が照ってきたので光線がばっちり入り込んでいい写真が撮れました。嬉しい。

ここで私たちも上着を脱いでカフェラテを飲みました。
おしゃべりして楽しかった。
歩いてばっかりもいいけど、たまにこうやってのんびりお茶するのもいい。これは一人旅だとなかなかやれないことで(夢中で一人で歩いてしまうから)、誰かと旅をするからこそできる時間の使い方だとしみじみ語り合った。


ここもリンク貼っておきます。ユスキュダル行ったらマストだよ。
あと、ここ行きそびれたから自分用のメモにリンク貼る。ランチするならここも良さげ。
ということで、ユスキュダルのお散歩はおしまい。
この後外を出たら前も見えないくらいのとんでもない猛吹雪に遭い、ダウンジャケットではちょっと凌げなさそうなほどずぶ濡れになったのでゴアテックスが必須であるということを痛感しました。私はそれを予測してちゃんとノースフェイスのマウンテンジャケットで行ったのでバッチリだった!
この後は、ユスキュダルからもう一つお気に入りのエリア、カドキョイへ向かいます。