グランバザールの門は閉まっていました。
日曜日の朝は遅いのかも。
だけど周辺の屋台は活気づいています。
ここはもうニセモノのオンパレード。
または中国製の粗悪品ばっかり。
グッチグッチー と声をかけられますがなんだかアジアを旅行しているみたい。
これも全部ニセモノです。
だけど量販店などない国はこういう市場で目的に沿って買い物をするのがごく一般的なので、我々のように「のみの市みたい」という感覚ではけしてなく、れっきとした小売店なのですね。商売成り立っちゃう。
だから(ってわけかどうか分かりませんが)こういうセカンドハンドにもメンズが群がっています。
イスタンブールの老若男女が集う竹下通り?
みてください。
このレトロなショッピングモールを。
上が遊歩道、下がお店になっていて、その間はなんでしょうかね。
この時はシャッター閉まってましたが、お昼過ぎにまた通ったら開いてました。
現役です。
イスタンブールがどれほど昔から商売の中心であったかがよく分かります。
すぐ真横はグランバザールがあり、屋台があり、青空市もあります。
正面海の向こうは新市街。
イスタンブール大学の構内にあるバイェズィド塔。
大学のまわりはこんなふうに高い壁がはりめぐらされているので中は全くみえません。初めは刑務所かと思ってました。
地図をみるとこの左脇の道が正解みたいなんだけど・・・どうみても路地。
こんな狭い通りなわけないと思って右に折れたらすかさずトルコ人がでてきて、こっちじゃないよと教えてくれました。ついでに店内も見ていかないかと言われました。
言われた通りに(半信半疑に)進んで行くと・・・
ついた!
スュレイマニエ・ジャーミィです!
近いとあまりにも大き過ぎるので全景が撮れませんので引きで写真をいくつか。
これとか(奥の方)
これとか
これとか
これも
これも
これも
つまり、ガラタ橋から西の方に見えるとても目立つモスクがこれです。
ガラタ橋からはアヤソフィアもブルーモスクも見えません。
これが一番目立ちます。
そしてこのモスクは旧市街にあるため、
ガラタ橋または新市街までいかないとこのような景色を見れません。
つまり、イスタンブールに行ったらガラタ橋は絶対行かないとならない場所だということになります。
さっそく入ります。
土足厳禁、女性はあたまに何か巻かないとダメ。
モスクに入る時の、いつものお約束です。
むかしモロッコに行った時は、モスクは男性が祈る場であって、女性は絶対に入っちゃダメってガイドの人にしきりに言われたので、トルコもそうなんだと思っていました。
美しいですね。
不思議なのが
ドームや支柱は教会を連想させ
ランプの吊り輪をずっと見ているとなんとなく独特の宇宙空間を連想させ
次第にユダヤのヘキサゴンをふと思い出す。
そんなこと言ったらぶっ殺されそうですが。
近くでみても荘厳で立派なモスクでした。
この裏庭から見る景色が、何とも言えない素晴らしさだったんです。
ここがイスタンブールで最も好きな場所になりました。
本当に感動しちゃいました。
写真大きめにして載せますので、どうぞ右はじをクリックして拡大でみて下さい。
目の前の水色のまるい屋根は神学校だったそうです。
そして動画。
(ちょっと見にくいですがめんどいのでそのまま載せちゃいます)
ガラタ橋からみるスュレイマニエ・ジャーミィもかなり印象深いものですが、逆にこちら側からみるこの神学校の丸屋根とその向こうに広がるイスタンブールの景色も筆舌しがたいものであるとは・・・。
死ぬ間際に思い出したいような景色でした。