さて、ユスキュダルからカドキョイへ移動します。
前回この路線バスルートがわからずじまいでネット検索を駆使することもできず(情けない)、結局フェリーに乗ってアジアサイドまで戻って行ったり来たりを繰り返した失敗を繰り返さないと固く決意した私は、しっかり日本でリサーチを重ね(結局簡単に検索できた)、意を決してやってきたのでした。
でも最後やっぱり念の為インフォメーションセンターのお兄さんに聞いて最終確認。

ユスキュダルのバスターミナルからカドキョイまでは路線バスでの移動が便利。
路線バス12A(特急)
路線バス12(通常)
ドルムシュ(乗合バス)※現金のみ
トルコは「ドルムシュ」と呼ばれる定員15人くらいの乗合バスがあって、定員に達したら出発するというシステムになります。上のメモのように値段は気持ち高いんだけど、好きなところで降ろしてくれるし、路線バスみたいにいちいち止まらないのですぐ着くというメリットあり。インフォのお兄さん、「僕もカドキョイ行く時はほとんどドルムシュだね」と言っていたし、私も一度このドルムシュに乗ってみたかったのでトライしようとしたのですが、バスを待っている間に防風防雪に見舞われて完全雪だるまになりかけたので、ちょうどきた路線バス12番Aに乗って、地元の人にまみれて車窓の景色を楽しみました。大体20分くらいだったかな、とっても便利だったのでアジアサイドを横断する場合は一日ゆっくりかけてこのルートが本当におすすめ。
さて、カドキョイに着きました。
この頃にはすっかり晴れて空も明るさを取り戻しています。疲れた体にはやっぱりハマムしかないね!
と、前回の失敗を上書きするために、今回は以前から目をつけていたローカルハマムに行ってみることにしました。
この建て構えをみるといささかひるむでしょう??
一人じゃ絶対入れなかったかも。。。

男女別
営業時間はリンク参照
半年前から更に50リラ値上がりしている。。恐るべしトルコ。
前回の失敗を踏まえ、今回は男女別であることをしっかり確認しています。
このハマムはカドキョイのフェリー乗り場に比較的近いので、賑やかな飲食街のそばではあるのですが、昔ながらの住宅街もあったりしてとても好感が持てます。

さて、どきどきしながらハマムのドアを開けるといきなり素っ裸のおばちゃんが訝しげに私たちを見るのですが、そこは堂々と行きますよ。
友人はマッサージ込み、私は入浴のみと伝えると更衣室に案内されました。
それがここ。

ところ変われどハマムのシステムは変わらない。
高級ハマムだと鍵付きのコインロッカーに紙パンツ、タオルと水が無料で付いてきますがここはローカルなので鍵付きのロッカーもないし全部必要なものは持参で行く温泉スタイルです。
ハマムのルール
- 基本パンツは着用(紙パンツまたは水着)、それ以外はまっぱ。
- 熱い大理石の上に直座りするのでそこに敷く大きさのタオル必要(乾きが早めの薄めのタオルが好ましいけど、大体無料で貸してくれる)
- 体を拭く小さめのタオルは別途一枚持参で。
- ペットボトルの水は持参OK
- 服を着たままハマムの中に入ると怒られるので注意
- シャンプーやボディソープなども持参可
- 料金表は義務付けられているのかどこに行ってもあったけど不明な場合は要事前確認
- ローカルハマムは現金しか受け付けない場合もあるので事前に要確認
- マッサージ込か入浴のみかで料金が変わるので意思表示すること
- 貴重品は持っていかないこと
- 笑顔を忘れないこと
あの扉を開くとハマムの世界が広がります。

ハマムは基本蒸し風呂なので、サウナの大衆浴場と思ってもらえればOK。
特徴は熱々に熱された大理石!
ここに寝そべったり座ったりしているだけで体が蒸されていって本当に気持ちがいい。
そして熱めのお湯がふんだんに蛇口から出てくるので、それを桶ですくって頭や体にかけると天国みたいに気持ちがいいです。湯船に浸からずともこの極上風呂を体験できるなんて信じられない。
トルコの入浴とは岩盤浴&小さなタブにお湯を溜めて桶ですくって被るスタイル。
浴槽に入るわけではない。
こんな感じ。まさにこれ。

この大理石の床は熱々なので体がむされます。そして、この洗面台みたいなところにお好みの温度でお湯を張り、体に浴びせるというのがトルコ流。
この画像、笑った。

それにしてもこのカドキョイのローカルハマムは大当たり。
多分一時間半くらいここで過ごしたのではないだろうか。地元のトルコ人が数人でやってきておしゃべりしながら裸の付き合いをしているのにも好感持てたし、おそらく彼らにとっても「今日はハマムでスッキリしてから夕飯いかない?」みたいな感覚なのではないだろうか。または「お母さん、今日は土曜日だからハマムで体を洗いに行こう」みたいな感じなのかな。ハマムはそんなに遅くまでやってないところも多いので、なおさら特別感ありました。また、地元の人たちにとっても、高すぎるわけではないけど安すぎるわけでもなさそうだったので、毎日行けるような場所でもなさそうだった。
私たちは前日に恐怖のハマム体験(ほとんど笑い話)で乱暴な垢すりを経験したので、私は今回はパス。もともとマッサージとか垢すりも好きじゃないので。すると、ハマムのスタッフの勧誘がとにかくしつこい。周りにいるお客さんに「呼ばれてるよ」というので行ってみると、「マッサージなんでやらないの」と聞かれるのを何度も繰り返す。最後、更衣室で着替える時も「マッサージは?」と聞いてきたのにはさすがに笑った。もうおわっとるがな!
外に出ればすっかり宵の口。

持ってきたアイライナーが終わってしまったので、ドラッグストアで買おうということになり行ってみると、すごい安くてテンション上がる。レジに持っていくと店員さんが何か必死に伝えようとしていてやっと理解したのが「あと1点買うと50%オフになる」というメッセージ。これ以上安くなるの?こんな一見の観光客にまで一生懸命にそんな耳寄り情報をくれるなんてありがとう。友人が同じくアイライナーが欲しいというので二つで900円くらいだった。TATOOと書いてあるそのアイライナーは、つけてしばらくするとすぐ落ちるというものでしたが想定内。
意外にもドラッグストアでのお買い物が何気に楽しくお土産探しにももってこい。もう一軒別のドラッグストアで買ったマニキュアが秀一だったと友人談。そのレジでも「今ならXX以上買うとティッシュが付いてくる」と言われてタダでティッシュもらいました。ヨーロッパ方面のティッシュは日本みたいにペラペラじゃなくて分厚くて好きなので嬉しい。
余談ですが、ヨーロッパで紙は日本より貴重なので、こんなふうにタダでくれることは滅多になく、ましてや日本みたいに街角で配るとかありえない。あ、そうそう。Airbnbにはトイレットペーパーはさすがにあるけど普通のティッシュはないので必ず持参するか、またはトイレットペーパーを普通のティッシュがわりにワンロールをリビングに置いて使うかのどちらかが欧州風ですのでよろしくお願いします。日本のビジネスホテルみたいにリビングにティッシュという常識があまりないのです。
余談はさておき、前回行ったムール貝ピラフのお店再訪。

これを食べずしてイスタンブールを語れないのではと思うほど美味。
昔はドラム缶の上に並べて売られているストリートフードだったのですが、近頃は店舗展開が進んでいるようです。
初めて食べた時の衝撃といったらなかった。
手がベットベトになるけど、レモンをふんだんに絞って食べるのが最高。
ムール貝ピラフはこのお店ではなくても、町中に割とあります。見つけたらトライして欲しい。勇者は元祖ドラム缶ムール貝ピラフを試してほしい。
さて、前回の旅で友人がずっと気になっていたお店へ足を運ぶ。
ちなみにイスタンブールはイスラムの国なので、普通にレストランに入るとお酒は提供していません。しかし、「メイハネ」と呼ばれるいわゆる居酒屋が存在し、このようにタパスのような前菜(メゼという)を選んでお酒と一緒にいただくことができます。メニュー見てもよくわからないので、ショーケースに行って指差しで注文がおすすめ。

奥から、
すみません。
全部悶絶級に美味しかったです。
親父の一押しのタルタルは、お魚が酢で締めてあり、それにタルタルを和えたもの。日本でも真似して欲しいほど美味しかった。
タコもイワシも食べ応えがあるし、オリーブオイルとビネガーのマリネってやっぱり地中海料理の大定番なのでさすが本場はうまいっす。
タンタンタンは、以前食べた時はピタパンに塗って焼き鳥みたいなラムを巻いて食べたりしました。確かに辛かったけど、他がお酢とオリーブオイルだったりマヨ風味だったりしたのでバランスが良かった。これにエフェスというトルコのビールが美味すぎて。
しかも安い。
カドキョイに行ったらぜひ立ち寄ってみてほしい。
お店のキャッチが必ずいてウザいけど味は美味しかったので。
私たちはここを「カドキョイのギンガムチェックのお店」と呼んでいますが、実際のお店の名前はこちら。
冬だから外は人が少ないけど、いつも混んでる。

ここはお魚専門店です。トルコならではの白熱灯が明るく照らす。

友人は貝のピラフをテイクアウトしたので、アパートに帰ってきてからこの景色を見ながら飲み直し。お部屋からの景色がどこよりも美しいので、わざわざ長めのよいお店を探す必要がない。だからとてもコスパがいいお部屋でした。

イスタンブールのアジアサイドを歩いて、路線バスに乗って移動して、ハマムに入ってまたお散歩して、お店をひやかしたり好きな場所を訪れたり、のんびり食事してフェリーに乗って家路につく。特に危険な目に遭うこともなく、嫌な思いをすることもなく、家に帰って着替えてのんびりくつろぐという最高の一日だった。