世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

恋におちて

まだしぶとく続きますが、TUTAYA1,000円ポッキリDVDの第三回です。

そういえばこの前、仕事でつい「7,000円ポッキリです」と言ったら結構周りはウケてくれました。
私は髪の毛が長くて時々邪魔なのでよくペンを耳に差して仕事することもありますが、これはかなりウケるようです。でも重要なのは、けしてウケ狙いでやってるわけではない、ということです。

今日は映画の話です。





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恋に落ちて 1984年 アメリ
監督: ウール・グロスバード
主演: ロバート・デ・ニーロメリル・ストリープ


(あらすじ)
不倫の話。

当時不倫ブーム到来だったような気がします。映画やドラマ、歌の歌詞などなんか妙に不倫不倫!男と女っていうテーマ、特に禁じられた大人の恋愛が80年代を境に日の目をみた?と断言していいのかどうか分かりませんがそれまで不倫ってタブーもタブーだったのにこのあたりから妙に肯定されてきたような感じがします。

この映画、好きか嫌いかと問われたら、実はあんまり好きじゃありません。


ただ、当時私はこの二大スターのファンだったので(今もそうですけど)とにかく映画を観漁っていた時代ですので、恋愛、ましてや不倫なんて全く理解しないまま観てました。前回の「恋人たちの予感」と同様、背伸びして観てた映画の一つです。



まー、とにもかくにもこの映画の有名なのは何と言ってもあのシーン。

妻に浮気がばれて夫は彼女とはただ好意を寄せ合っているだけでメイクラブはしていない、と言った時・・・
「そっちの方が重要だわ。それだけ彼女に本気だってことじゃない。」という、あれ。
このセリフ、妙に説得力があったんでしょうか。私はその後もどこかで似たようなセリフを誰かが言うのを何度も聞いた記憶があります。受け売りなのかなんだか分からないけど、周囲でも未だによく耳にするセリフです。個人的にはあまり響かないんですが・・・。理由は分かりません。


そしてBGMの音楽。
この映画の舞台のNYっていうよりも西海岸な感じがする。
これ、たま~にテレビの番組のBGMで使われていたりするのを耳にするととても懐かしくなる。

あと、脇役のダイアン・ウィーストがいいです。大好きな女優さんです。
この人も子供時代の思い出の一部です。かなり渋い名脇役です。ウディ・アレンの作品に結構出ていて、その後こういったハリウッド的な作品にいくつか登場した後で、誰でも知ってるシザーハンズの母親役でブレイクしました。


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ハーヴェイ・カイテルもすごい脇役で登場していますが、これはほぼデ・ニーロに対しての友情出演程度です。
この人も名脇役ですね。当時は必ずデ・ニーロとセットで(というか、スコセッシとペアだったと言ったほうが正しいかもしれない)映画に出演していました。この映画の頃からもう既に一足お先に渋い味を出し始めてきています。


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この映画も実にしばらくぶりに観ましたが、やっぱり中だるみの多い映画でした。
ラストはちょっとヨーロッパ的な感じがします。そう、なんかアメリカ映画って感じがしないんですよね。


メリル・ストリープは本当に美しいです。
私が初めて洋画をみて外人を意識した人がこの人ですからなおのこと。







映画の中で、本屋さんでクリスマスプレゼントを選ぶシーンがあるんです。
デ・ニーロはガーデニングの本を奥さんに、メリル・ストリープはセイリングの本を旦那様に。
写真集をプレゼントするっていう行為がとても大人っぽくみえたのを今でも思い出します。