世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

お伽な町、ブルージュ

小さい頃、とても絵本が好きで、海外の絵本とかもよく読んだ。

シンデレラのオリジナル(ペロー童話です)は何度も読み返したし、
「三匹のやぎのがらがらどん」は幼児の私に大砲級に響いたお話でした。

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てぶくろも好きだったな。
動物がいっぱいミトンのてぶくろの中に入っちゃうの。

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(これらの本には幼児だった私が無数に落書きを加えているので人様にお見せできない。)


そういった海外の挿絵に似てる。
感じがする、ブルージュの街並み。あくまでもイメージです。イメージ。

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絵本の中の絵は、お話と同じで想像上のつくりものなんだと思ってたような気がする。
でもそういう世界って本当に存在していたんだなと思いました。

> この写真を見ると、昔すごくすごく好きだった絵本がよぎるんだけど、どうしてもタイトルが思い出せない。

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広場のベンチで建物の屋根かなんかを見ながら休憩していたら、
一人のベルギー人のおじさんが「よっこらせー」と言って隣りに腰掛けてきました。

ブルージュはどうだ、と聞いてきたので「素晴らしいところだと思います。」と答えると、
しばらく黙ってからこう言いました。
「この町はもはや、観光客のためだけに存在する町になってしまった。」



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きっと現地に住む人の思いというのはそれぞれあるのだと思います。
私は一人の観光客として、その街並みの美しさにじんわりと感慨を受けたわけなんですが、
住む者と訪れる者の気持ちのズレはいた仕方ないことなんでしょうね。

なんとなくそのおじさんの言う事も分かるような気がします。

そういう気持ちをちょっと分かってしまうところが、大人になってしまったのね・・・寂寥感ジワリ。


でも、ちょっとだけ、子供の頃の無垢な記憶を思い出すことって一瞬幸せな気分になるような気がするんです。

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ベルギー、お伽な国。