世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

オアハカ道案内:アバストス中央市場に行こうと思ったけど

 

オアハカはとにかくカラフルな街角に出くわすので「いかにもメキシコ」感がとても満たされる街。メキシコ周遊するならカンクンでリゾートもいいけど、ローカルな雰囲気を感じたいのならできれば立ち寄りたいところ。

 

 

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ベニート・フアレス市場の周辺はとにかく賑やか。

 

 

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メスカル店。オヤジさんがこっちを見てる。

 

 

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市場の周辺も商店が並ぶ。

 

 

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あとあと気づくことなんだけど、メキシコで多く使用されている文字のフォントが非常にフレンドリーな印象を受けた。ちょっと独特で味があって、色使いがアクセント。

 

 

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ライチ売りのオジさん。できれば挑戦してみたかったけどお腹壊すのが怖くてやめる。

 

 

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さて、ガイドブックに書いてあるもう一つの大きな市場、アバストス中央市場を目指して歩く。

 

 

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それにしてもメキシコの地方都市って歩道がむちゃくちゃ狭いのはなぜだろう。

人口密度に対して歩道が比例していないから、すれ違うのもやっとだし、必然的に車道を歩くことになるのだけど、そうするとバイクとか車が走ってくるので歩きにくい。

 

 

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あの白いドームはなんだろう。

 

 

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これはオアハカのあるチアパス地方特有のものなのかもしれないけど、建物は概してビルではない低い家が多い。だから街全体に圧迫感がなくて空が抜けてスカッとする。なんとなくのどかな地方都市の雰囲気があってそれも気に入った。

 

 

 

 

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あ、ちょっと心臓の弱い人はマジでこの先の写真を全力でスクロールしてください!

 

 

 

 

 

 

 

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やっぱいるんだね、G。。。

 

そりゃいるよね。こんだけ暑いんだから。

 

 

 

 

 

 

道路に穴が空いてるのはごく普通。

 

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道路に穴、といえばローマもそうだった。友達が「きちんと税金納めても国は道路の舗装すらしてくれない」と、穴ぼこだらけの道路を見るたびに激怒していた会話を思い出すのだった。確かにそれらの穴は一度ハマったらやばいよね、っていうくらいの大穴だった。

 

 

さて、アバストス中央市場というオアハカでも地元の人が行く古い市場へ行くことに。

 

 

 

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歩きながらなんとなく周りの雰囲気が変わってきたな、と感じてはいたけれど。。。

 

 

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なんというか、人の質がぐっと変わってくるというか。

 

 

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この道路を渡った向こう側がどうも市場のようで。

 

 

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と、その時。

 

危険センサーが発令!!!しかもすごい音で鐘がガランガランとなる。

 

 

 

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「あっちには行かないほうがいい」

 

 

 

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危ないゾーンを瞬時に嗅ぎ分ける直感のことを私は「危険センサー」と呼んでいて、この直感を割と信用している。危険な人、危険なエリア、不穏な空気、とにかくそういうのを瞬時に察することができるのはイタリア生活時代に身をもって経験して培ったもの。ローマなんて当時はとことん怪しい街だったから、不審者を見分けられないと生活できなかった。

 

このセンサーのおかげでこれまで多く旅をしたり海外で生活したりしたけれど、自らの行為により危険な目にあったことはない(致しかたない事件に巻き込まれることはあったけど)。

 

不穏な気配というのは人混み、街の一角、どんなところでもすぐわかる。

 

 

この時メキシコについてまだ二日目だしね。

キューバショックからの復活でテンション高めで浮かれていたし、あまり暴走しないように気をつけようと言い聞かせる。

 

一番大事なことは、アジア人女性が一人で地元の混沌とした雑踏に紛れるということは、自分が思っている以上に周りから目立っているということを意識して客観的にちゃんと状況判断しないといけない。ましてや中華街や華僑があまりいない国はなおさらそう。

 

気をつけよう。

 

自分の身を自分で守るということは、決してバックを押さえて歩いたりパスポートを腹巻きに入れることだけじゃない。

 

 

 

 

もしかしたら警戒心が強すぎたのかもしれないけど、あの日あの時の危険センサーの鳴り方がちょっと尋常じゃなかったので自分の心に従って、アバストス中央市場に行こうと思ったけれどそんな理由で行くのをやめた。

 

 

 

 

オアハカはとてもいい街で、いろんな五感がインスパイアされるようなところ。

本当にオススメだけど、一歩奥に行くとまだ昔の面影が色濃く残る場所もあるんだなあと思った。そういうコントラストを知るだけでも、ここを歩いた価値がある。

 

だからやはり旅は地方都市がいい。

 

都会にはない風景やこういったざらついた感触は意外とあとまで覚えていたりする。

 

 

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