世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

Prenzlauer Berg/プレンツラウアーベルグ


ベルリンは北のエリア、プランツラウアーベルグという界隈を歩きました。

ホテルの人、一押しの「散歩するには最高な」エリアなんだとか。

まずはホテルのまわり、Mitte地区から。




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ベルリンのMitte地区はもっと商業的かと思いきや、なんとなくパリのマレ地区のようです。一見どこにお店があるのかよくわからない。背の高い建物がずらりと並び通りは入り組んでいる。



雨がざっと降る。
多少の雨なら傘をささないのが欧州流。


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(しかしその後雹が降りボコボコにされそうになって軒下で雨宿りするはめに)




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西の方に見えるテレビ塔がなかなかイカしていました。








すぐにまた雨がざっと降る。
雨宿りも兼ねておしゃれなインテリアショップでウインドウショッピングのあと外を出ると、雨上がりの公園はご覧の通り緑が色濃くなる。



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なんだかよくわからないままプラプラと歩く。
(一応地図を見て歩いてます)



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友達が送ってきたベルリンおすすめショップに書いてあったコーヒーやさんを目標にぐるっと散歩しています。



かわいい。アイス屋さんのようです。

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肌寒いのでアイスの気分ではないが。


これはアイスの味がイラストで説明してあったような気がします。
写真イマイチだわ。


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お店の中。


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ベルリンはものすごいカフェ文化でして、いたるところにカフェがあります。
それも一つとして同じようなものはありません。
そのこだわりは徹底しています。




ここにたどり着きました。
ガイドブックによるとベルリンの壁が昔立っていた場所なんだとか。
あの茶色のポールが並んでいるところがそれです。



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西と東に分かれていた地図です。


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今となっては名残もほぼありませんが、やはり壁を作って分断するなんてばかげた話です。自由を失うと人はもっと自由を求めるもので、抑制は逆に反発を生むことを歴史を通じて知るべきだとトランプさんに言いたいです。
(あの人の場合はパフォーマンスも含まれているような気もしますが)



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ドイツの人にナチのことを聞く勇気が今も昔もなくて、実際に彼らがどう思っているのかはわかりませんが、大きな過ちを犯した独裁者と犠牲になった人々に対しての追悼の気持ちは誰よりも深いと思います。




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EUで唯一移民に対して懐が深い(ように見える)のもそういった後ろめたさがあるのでしょうか。それとも単純にお金持ちだからなのか、中東諸国とのコネクションのせいなのか。世の中きれいごとだけじゃないですからね。




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この駅は冷戦中は閉鎖されていた駅だったそうです。今は普通に使われています。



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さっき知りましたが、ここでは日曜日に大規模のフリマが開催されるのだそうです。意外と愛されれているスポットなんですね!



ここで雨がドドドーっと降ってきまして、傘のない私はウインドのうすっぺらいフードをかぶり、背中を丸めてひたすら歩きます。

ガイドブックは濡れまくり、手は冷えてきて早くコーヒー屋で休憩したいです。
寒いよ~。
(しかも日本から到着した日ですよ!結構精力的に歩いてます)


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これが意外と歩きましてね。
地図だとほんの数ブロックなんですが、ブロック間が長いのなんのって。
雨に打たれ濡れそぼりながらひもじい気持ち。


何度か迷ってやっとおめあての通りにつきました@Oderberger通り


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むむ!
かわいいお店だ!


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入ってみたら、もろ好みのお洋服ばかりで、ついついここでお買い物をしてしまいました!!

寒かったので裏起毛のトレーナーと柄のスカートを買いました
(翌日から暑くなり裏起毛のトレーナーの出番は一切なし)

お店の人が手作りしている工房チックなのもありまして、まさかここで作っているのかと聞いたら、私が買ったトレーナーのパッチワークも自分でやったのだとか。
普通のTシャツとかもかっこよくてシャレてました。


お会計のあと、たどり着きたいコーヒー屋さんを聞いたらnext doorっていうので行ってみたらありました。看板ないからわかんなかったわ。


入ったらすごく嬉しいサプライズ!
わんちゃんがお迎えしてくれました


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おとなしいわんちゃん。
お店の中をウロウロしていて、お客さんがきたら必ずお出迎えしてくれます。
(躾がいいので吠えません)
みんなの人気者です。



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コーヒーは、ベルリンもサードウェーブの流れがきているそうで、ドリップ式(日本と一緒)のタイプが主流になっているようでした。ただ、味が酸っぱいのです。。
好みは分かれそう。
個人的には従来のエスプレッソ式の方が好みです。



犬がかわいすぎて連写をお許しください。

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(多分いつも来る常連さんに懐いている様子)


かわいすぎて死にたくなります。

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店内は静かで、あんまり大声で話す人がいませんね。
音楽はいまどきの音楽です。
あんまり好きじゃないやつです。クラブっぽい感じの。



このお店、ベルリンでは有名店だそうです。ほかにも店舗ありとのこと。



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晴れましたので出ます。






この通りはなんかおしゃれなお店がいっぱいありました。
多分週末にはお食事や飲みに来る人で賑やかになるんだと思います。



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若い人が多いイメージでした。


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ああっ。あれは、、!



有名なカレー粉のついたウインナーが食べれるお店がある駅に違いない。




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あった!



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せっかく見つけてテンションあがったくせに、食べませんでした。。。

実はこれを後日ものすごく後悔することになるのですが、ドイツのソーセージで定番のファーストフードがこのカレー粉のついたソーセージだそうで、むちゃくちゃおいしいのだそうです。でも、どうしてもソーセージとフライドポテトにケチャップとカレー粉。という組み合わせに気が進まず、何度か挑戦しようと思いつつ結局スルーしてしまいました。


(今サイト見たら食べたくなってきました)







その後、今度はかなりハードな冷たい雹が降り、さすがに耐え切れず軒先で雨宿り。



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傘もホッカイロも厚手の服も持ってきたのに全部スーツケースの中。
冷えました。


少し止んだのでお散歩再開。

「クルトゥアブラウエライ」という、けして一度では覚えきれない名称の複合施設。
元ビール工場だったのだそうです。


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でも何がなんだかよくわからないのですぐ出ました。



いや~それにしても新緑が美しいです。本当に感動です。


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コルヴィッツ広場。


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小さな公園なんですが、人々の憩いの場のようです。
小さなマーケットも開かれるそうです。



東京もこういう場所がもっとあればいいのにって本当に思います。
自然があって緑があって、日常的にそれが身近にあればもっと気持ちが癒されると思う。鳥の鳴き声を聞いて新緑の香りの中を歩くのは本当に気持ちがいいです。


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そしてこういう広場のまわりには大抵カフェやレストランがあって、人が自然に集まってくる仕組みになっています。週末にお気に入りの広場のそばの景色がいいレストランなりカフェなりバーで友達と会うのって考えるだけで楽しいじゃないですか。



(ドイツ名物の信号機の人のデザイン)

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東京はまるで仕組みが異なります。しかけたオオバコに人々を集めるシステムです。
儲けたい根性が丸見えすぎて本当に疲弊しちゃいます。
築地の跡地のあのダサい商業施設なんですか。
大江戸温泉物語にまかせとけばいいじゃないですか江戸風の店なんて。




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ホテルの日本人が好きなレセプションの人が教えてくれたおすすめのケーキ屋さんに行ってみたのですが、ケーキがことごとく「くるみ」入りだったので諦めました。
パリっぽいお店でかっこよかったですよ。



これはそのお向かいにある系列店。全く同じケーキを提供しているので混んでればここにも入ればいいとのことでした。


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ここは「コルヴィッツ通り」といいまして、プランツラウアーベルグ地区の目抜通りです。


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この通り、すごくよかった!
歩道が広くて歩きやすくて、カフェやショップが点在していて緑が多い。


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あと、ベルリンって「半地下」のお店が多かったです。





いや~いいですね~まじで癒される。



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犬もいっぱいいるし。


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一番有名なコーヒー屋さんでチーズケーキとコーヒーをいただきました。



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チーズケーキがまじでおいしかったです。
なん年ぶりに食べただろう、チーズケーキなんて。





雑貨店にも入りました。

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地味だけど落ち着く界隈、プレンツラウラーベルグ

おすすめは、友達と延々おしゃべりしながらぐるっと歩き(あるいは犬の散歩)、お気に入りのカフェで休憩する。というのがもう本当にぴったりなエリアでした。


商業的かつ退廃的な気配は一切なく、のんびりしていました。
平日の午後だったから人も少なかったんだと思います。



っていうか、なにもかもやりすぎないかっこよさが漂っていたのがお分かりいただけましたでしょうか。