世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

グランパレの小宇宙/ブリュッセル

ベルギーはフランス語が共用語の小さな国ですが、英語も立派に話す国際都市。
EU本部の所在地でもあり、道行く人はパーフェクトにあらゆる言語を操ります。
ベルギーだけじゃなく、北ヨーロッパの人たちは4ヶ国語程度なんて高校生の時点でマスターしてしまう。
言語が似ているっていうのもあるのでしょうが、それにしても語学の勘を生まれつき持っているんですね。
ほんとに羨ましい。

ヨーロッパを北上すればするほど思うことなのですが、おしゃれセンスが抜群です。
そして、お天気が悪い国になればなるほど「寒くても半袖」率が高くなるのも特徴です。


ベルギー、ブリュッセルといえば、やはりここ。


グランパレ!!!(Grand Palace)

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市庁舎、商人住居だったギルドハウス、様々な繁華の象徴でもあるグランパレは圧巻でした!!
建物は大きくそびえ立ち、広場を覆うほどの迫力。この威圧感は半端じゃありません。
きっと昔の人はここにきたら、嫌でも王家の権力にひれ伏してしまうような気分になった事でしょう。

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この広場は長方形になっていて、それを囲むようにグランパレが取り囲んでいます。
広場にいると、例えるならば巨人みたいな背の高い怖い先輩に囲まれている気弱な中学生みたいな気分になります。一体誰がこんな広場を作ろうと考えたんだろう。権力の行使をこのような広場になぞらえる、その発想に度肝を抜かされます。

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そして全然修復してないので、それがまたいい味をかもしだしています。

そのグランパレの裏手には・・・そうです。あいつがいます。

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小僧は365日休むことなく大衆の前で醜態?をさらけださなければいけない悲劇にみまわれています。
しかも、その衣装まで七変化に着せ替えさせられます。
横にあるおみやげやさんで、「小僧トランプ」が売ってあり、その一枚一枚を調査したところ、
世界の民族衣装からロック、女装、着物、サンタクロースまで様々な衣装を着ている模様です。
そのワードローブの数はリカちゃんを遥かに超えることでしょう。
時に風物詩に、時に恥辱を受けながら、ブリュッセルの最年長市民として今も健在しています。

そして繁華街の裏手にある、サン・ミッシェル大聖堂。
これは・・・まるでノートルダム寺院と同じつくりではないか!と思いました。

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なぜ?
カトリックの中でも細かく宗派が分かれているから、それに沿ったものなのか、
時代の風潮がそういう流れだったのか(これは関係ないかも)、詳しい事は分かりません。
でも一つ言えることは、「オンリーワン」と思われているものは、実はそうでもないという事がヨーロッパを歩くと分かるという事です。(エッフェル塔はオンリーワンです)

さてと。ベルギーワッフルでも食べようかな。
と思って『ワッフル』と書いてある看板のお店に入って食べたけど・・・美味しくなかった。

その日はいつものようにユースホステルに泊まったのですが、結構きれいなユースだったので感激。
シェアしたのはオーストラリア人→ 「私、いびきがすごいのよ。ウフッ!起こしちゃったらごめんね☆」
「あ、いいですよ。集団で寝るのは慣れてますから。」なーんて言って就寝したものの、
それは眠りの闇の底から這い上がってくるような怒涛の轟音。まるで空港の滑走路で寝てるみたいな感じ。
早朝早い電車で移動しなければならなかったので、ほぼ一睡もしないまま、お陰さまで目覚ましいらずで出発することが出来ました。

あ、そうそう。
ブリュッセルで私が楽しみにしていたのは、もう一つ。
タンタン。
(中学の頃から大好きなんです)
ミュージアムに行って、Tシャツを買いました。

なにそれ、って思った方はこちらへどうぞ→http://www.tintin.be/