言わずと知れたエルトン・ジョンの自伝映画を、「ボヘミアン・ラプソディ」の監督が手がけたとのことです。「ボヘミアン・ラプソディ」がなんであれだけヒットしたかというと、やっぱりクイーンの楽曲そのものがものすごい舞台音楽っぽいというかエンターテイメントそのものだったからっていうのも大いにあると思いますし、クイーンを知らない世代の人たちからも非常に受け入れやすいフレンドリーな曲感が受けたのだと思いました。おそらく似たようなパターンとして、大ヒットしたマイケル・ジャクソンの「This Is It」も同様だったかと思います。ステージそのものがパフォーマンスなんですよね。
対してエルトンは衣装も奇抜だしハンサムでもないし舞台映えもしないので(ごめんなさい)そこまで現代人の大衆ウケはよくないと思います。映画の中でも名曲をいくつか歌ってますが、エルトン・ジョンの歌は「観て楽しむ」というのとはちょっと違う気がしました。
エルトン・ジョンの繊細なメロディとちょっと複雑な歌詞がいい。
そんな風に「感じる」ことが音楽の本質だと思うからです。
(歌詞は友人のバーニー・ピートンという人が手がけていたのは初めて知りました!自分もファンとはいえもぐりだなと反省)
映画の内容自体は、正直いうとありきたりな内容でした。裕福な家に生まれたけど親の愛情を受けずに育ち、孤独に追い込まれた大スターが自堕落な生活に落ちて再生する。だから、よっぽどファンじゃないと自伝映画って実はあんまり観ないですよね!
主演はやはりイギリス人のタロン・エガートン(「キングスメン」の主役の人です)。でも私にはエド・シーランにしか見えなかった!!
ちなみにいうと、世界的大スターは俳優だろうが歌手だろうがある程度自堕落なんだと思います。ちょっとくらい、いや、だいぶぶっ飛ばないとイメージを保ち続け大勢の前でライブなんてできないと思うんです。
(ジャズマンやパンクやR&Bあたりは自堕落当たり前と思われていて、ポップス歌手はクリーンであってほしい、みたいな我々の潜在的な偏見もあるかもしれません)
次にヒット間違いないといえば絶対マドンナ。もう製作してるかもしれないですね。マドンナもかなりセンセーショナルな自堕落ライフが露呈されることと思いますが、クイーンやマイケル同様舞台映えする音楽ばっかりなんでそこは絶対大丈夫だと思います。むしろゴシップをどこまで売りにするかそれとも封印するか(マイケルはどちらかというと封印したほうだと思う)、個人的には前者を期待します。だってマドンナは話題性も跳ね返してきた強い女ですからね。物語のヤマはもしかすると「エビータ」のDon't Cry For Me Argentinaを歌いながら芯の強さをアピールするのかな。
妄想が止まらないのでこの辺でおしまい。
⭐️⭐️⭐️(⭐️)個人的な思い込で星四つ
(この記事だいぶ前に書いて下書きのまま保存してましたので、本日リリースしました)