これ、当時大好きだったんです。
自分の中での三大サクセスストーリー映画がこれだった。
まだ社会人になるどころか子供だったあの頃の自分が「未来は明るい」と信じ込んでいた時代の映画で、円満な将来だけをひたすら刷り込まれていたんでしょう。先日暇だったので気が向いて久しぶりに観ましたがやっぱりおもしろかった。
カンザスの大学新卒ボーイが晴れてニューヨークにやってくるのだけど、あわやリストラで行き場を失い困った挙句縁遠い叔父を訪ねて就職したのはその叔父が経営する大手商社のメールルーム。そこで働きながらこっそり役員を装って秘密のダブルワークをしながら会社のピンチを救い、叔父を失脚させ、しまいにはデキる敏腕ハーバード卒の美女までゲットしなんと最後は副社長になるという、とんでもない能天気なストーリーなんだけどこういう単純な映画がおもしろかった時代ですね。アメリカも黄金時代だったんだろうなあ。
日本ではすっかりおなじみのタイトル「摩天楼はバラ色に」。摩天楼を強引に「ニューヨーク」とルビをふるあたりが今だとほんとに笑ってしまうけど、原題も「The Secret of My Success」ってツッコミどころ満載だなと今なら思う。
こないだラジオでジョンカビラさんがシンディーローパーの「Girls just want to have fun」が、どうして邦題だと「ハイスクールはダンステリア」なのかわからないって言っててこれも大ウケしました。
⭐️⭐️⭐️(⭐️)
ということでCM映像どうぞ。