コロナの唯一の恩恵と言ってもよいことは、世の中のレストランではテイクアウトがほぼ定番化した、ということではないでしょうか。
ブラジルも例外に漏れずどこでもテイクアウトができデリバリーが一般化していました。これは、「一人旅の旅行者も好きなお店でテイクアウトをしてホテルでゆっくり食事ができる」ということです。素晴らしいです。
クリチバだけでなく、ブラジルは多くの外食店が至る所にあるので食べることに苦労はしないでしょう。せっかくブラジルに来たのでブラジル料理を食べたいと思うでしょうが、ちょっと待って。
イタリアに住んだ私が言うので間違いないと思ってほしいのですが、ブラジルはイタリアの次にイタリア料理がおいしい国だと断言してもいいでしょう。
もちろん当たりはずれはあるかもしれませんが、イタリアっぽいイタリア料理じゃなくてどちらかというと日本っぽいイタリア料理なのです。例えば、ホワイトソースが遠慮なく乗りまくったベーコンと玉ねぎのパスタに鶏むね肉のグリルが乗っているとか本場イタリアでは絶対にやらないレシピなんですけど、日本人の私から見ればそれはまるでファミレス感覚のメニューなのです！しかも本当に美味しい。
この日はなんとなくブラジル料理は食べたくなく、揚げ物ばかりのブラジルファーストフードはちょっと辛いのでイタリア料理を食べることにして検索してみると、日本在住の方がおすすめしているイタリア料理ベスト５みたいな記事にたどり着きまして、さっそくホテルの近くのおすすめレストランに行ってみることにしました。お目当ては「ラザニア」です。
その名も「Spaghetto」。ここ、絶品でした。
Spaghetto 🌟🌟🌟🌟🌟
19時オープンちょうどに合わせてお店に行ったら開店前でしたがテイクアウト用にラザニアを作ってくれました。ポル語が全く分からなくて困りましたがラザニアのソースをどうやら聞かれていることをやっと理解し、定番のトマト＆ホワイトソースで注文しました。厨房から顔を覗かせたおばさんのスマイルに癒された…。クリチバに行ったら絶対訪れるべきイタリアンレストラン🌟
お店の雰囲気も良かったです
ずっしりしと重い熱々のラザニアの入ったビニール袋をぶら下げて、帰りはスーパーでビールを買ってホテルへいそいそと帰る（暗くなる前に帰らないと怖いのもあるし早く熱々を食べたい）。
開けてみてびっくり、これ4人前？？！！アルミホイルのお皿にパンパンに溢れかえりそうに詰まってる。ちなみに1,700円でした。
ホテルで唯一英語を話す絶対笑わない三枚目のホテルマンと、英語を話すと途端に機嫌が悪くなって無視を始めるもう一人のブラジル人に喜んでもらいたくて、フロントに行って「お皿3枚とフォーク、ナイフをそれぞれ一本貸してほしい」と伝え、熱々のラザニアを二人分取り分けてフロントに持っていったら、二人ともちょっと驚いていたけど三枚目がやっと笑ってくれました。
写真があまり上手に撮れてないけど。
残った2人前を自分は食べきれるのだろうかと不安になったけど、あれよあれよという間に完食。誓っていいけど、人生でこんなに美味しいラザニアを食べたことがないです。クリチバに行ったら、人生で最高のラザニアを食べにSpaghettoに行って！！Tripadvisorのコメントも読んで！！
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ここからは行きたかったけど時間なくて行けなかったカフェ＆レストラン特集。
Negrita Cafe Bar - Botanique Oasis 💛💛💛
※Spaghettoのすぐそば
Pasta Basta 💛💛💛
※実はSpaghettoと悩んだお店。結局ラザニアに軍配があがったものの、ここの口コミのハイスコアはあなどれない
Confeitaria das Familias 🌟🌟🌟
※ここは前述した老舗のお菓子屋さん
ブラジルで夜の一人歩きは危険ですが、本格的な食事をこうやってテイクアウトしてホテルで食べるのを心の底からおすすめします。またはランチなら治安気にせずゆっくりレストランで食事をするもありです。
クリチバは旧市街ではなく、その周辺にローカルの人たちが多く住んでいるので、おすすめのお店やバーも郊外にあるようです。ただ、観光客の方は利便性を考えほとんどの方が旧市街に滞在するかと思われますので、ぜひこういったお店で束の間のクリチバライフを満喫してみてくださいね。毎日ブラジルの揚げ物ファーストフード食べてたらマジで体壊します。
近頃小食の自分は三食しっかり食べなくてももうよくなってきているので、お昼か夜のいずれかをしっかり食べたらどちらかは軽く済ませるようにしています。そのほうが体に負担がかからないのと、ブラジルはホテルに泊まると必ず朝食がセットでついてくるので、朝ご飯においしいスイカとマンゴー、ヨーグルトにケーキ（ボーロ）などをたっぷり食べて熱いコーヒーで締めればもう十分。おかげさまで旅行中も健康的に過ごすことができました。
※あとビタミン剤を持参して毎日服用しておきました
泊まったホテル。すみません、ベットの上ぐちゃぐちゃで。
実は今回宿泊したクリチバパレスホテルは、正直泊まりたいホテルではありませんでした。モヘチス日帰り旅行の送迎付きプランの中にこのホテルが入っていたので、もともと予約したホテルをわざわざキャンセルしてここにしたのです。しかしそれはドロップオフサービスのみだったということがあとで判明してがっかり。三枚目オジサンもピックアップが来ると私が言ったものだから、心配してずっとお迎えがくるかどうか見張ってくれていたのですが、「もうタクシーで集合場所まで行った方がいい」との判断によりそうしたのでした。
日当たりも良くなく景色も望めません。
廊下の壁にはクリチバの観光名所のかっこいい写真がかかっていました。
※植物園はクリチバのアイコン
いろいろ不便はありましたが、お部屋はとてもきれいにリノベされており、朝食も私にとっては十分すぎるほどで、市内のど真ん中にありましたし結果言うことなしでした。
また泊まりたいかと言われると、うーん。。。だけど。
※Opera de Arameの夜の風景がとてもきれい。
クリチバを駆け巡った日はそのまま夜行バスで移動でしたので、それまでホテルに荷物を預かってもらい、ロビーで携帯充電させてもらったり夜行バスに乗る準備の簡単な荷造りをさせてもらいました。
ここだけ見るときれいなホテルに見えるんですけどね。
一泊5,000円朝食込ですから文句ないです。
※オスカー・ニーマイヤー美術館の別館、内装はこんなふうになっているのですね
クリチバに観光に行く日本人がどれだけいるのかが分かりませんが、我こそはクリチバで楽しんだという方、クリチバの話を分かち合いたいのでコメントお待ちしております💛
（ほとんどこないだろうなあ～）
