世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

バニラスカイとオープンユアアイズ

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バニラスカイとオープンユアアイズ



夢と現実が交錯する、よーくできた脚本とストーリー展開。

先日、友人とこの2つの映画で意見が割れる。
言わずとしれた事ですが、
「オープンユアアイズ」はスペイン映画(原作)、
バニラスカイ」はハリウッド映画(リメイク)です。

私はトムクルーズバニラスカイを劇場で観たのが最初なので、比較するとどうしてもトムの方がいいと思ってしまいます。
ハリウッド版は、何より映像が美しい・・・!!
マンハッタンの真ん中で「ショーシャンクの空に」しちゃうトムといい、
ラストのビル屋上でのバックの空のピンク色。

キャスティングもいいんでしょうね。
トムの他に原作に引き続き愛くるしくて異常に可愛いペネロペ、怖いけどどこかはかなげなキャメロンディアス(彼女も本当に良かったなぁ)。そして名前忘れたけど、「ザ・ビーチ」でディカプリオとランデブーしちゃう酋長みたいな役やった人。

で、今日は「オープンユアアイズ」観たんですが・・・。
うん、確かにこっちも良かった!
ストーリーと言い、シーンの見せ場といい、ハリウッドリメイク版がそっくり同じであった事に少々ショックを受ける。この巧みなストーリー、「何が起こってるの?どれが現実なの?!」と迷わされるような複雑な話、大好きなんですよね。

私が一番好きな下り。(これはバニラスカイから)

トムが歩いてきた夢の中は、自分の理想が作り上げた架空に過ぎなかった。
生涯で本当に愛した女性と過ごした、夢の中で歩いた町は、
昔自分が好きだったボブディランのアルバムのジャケットの写真と同じものを想像していただけ。

遊び相手の女性から無理心中をよぎなくされ事故で失った美貌、地位、名声、友情。
孤独と絶望の淵で自殺してしまった後の本当の真実。
それは愛する人をめぐりライバルだった親友が、亡くなってしまった自分を悲しみ盛大なお葬式をしてくれている。彼は本当の親友であった。
そしてそこに、結ばれはしなかったけれど、自分が生涯で最後の一番愛する人の姿もあった。

全てはパーフェクトには終わっていなかったとしても

自分の人生の真実は、思ったほど悪いものではなかった

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さて、バニラスカイとオープンユアアイズ、どちらがお好きですか?