世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

バスツアー(1)

旧市街に入る前にダブルデッカーのバスツアーを発見してしまった。
ハバナの地理を把握するにはもってこいだし、一人で歩く手間を考えればこれを使わない手ははないと即座に判断して飛び乗る。


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ハバナみたいな街でこういうツアーバスは本当に便利だった。
自分一人ではけして行けないような場所にも連れて行ってくれる。


では出発。



(走行中により時々写真がブレてます)


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バスツアーは旧市街で一番?立派な建物、そしてホテル・イングラテッラの前にあるセントラルパークから定期的に出ている。予約不要。呼び込みがいるのでそれに応じればよし。値段は覚えてないけど一律だったのでボラれる心配ゼロだと思う。旧市街から新市街をぐるっと周遊するツアーでガイドはなし(たまにテープが流れるけど全然聞こえない)。全体で一時間ちょっとだったかな。また、好きなところで下車もできるのでそれも便利。




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海岸沿いに出る。



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あれは要塞。本で読んだやつ。



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ここはハバナっ子が集まるマレコン通り。



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ずっと向こうに見えるのは新市街の方だと思う。



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この通りはハバナの新市街と旧市街を結ぶ幹線道路というか、湾岸道路。



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海の反対側は古めかしいホテルが建っている。


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アメリカの国旗。あれはどこなんだろうか。



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なんかヘンテコなビルも多い。



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何がなんだか全然わからない。



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それにしてもこの海岸沿いの道路「マレコン通りはハバナっ子の憩いの場で、いつも人が集まってくるハバナのオアシスだ」的な話を事前に本で読んだけど、観光客の私の目から見ると全くそんな心温まる雰囲気はしない。。。(できれば近寄りたくないくらい)




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ビルに映る私たちのバス。



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いかにも共産チックなマンション。



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つい一週間前にベルリンで共産チックなビルを見たばかりだったと思い出す。




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くびれビル。


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立派だけど古いホテルかな?


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野球場。



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なんだろう。

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これはお墓の霊廟だったような。



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新市街らしきところに入っていく。



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地元の学生。



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変な木がいっぱい!



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おおきいえんどう豆みたいなのがなる木。ハバナのいたるところにあった。



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なにやら大きい広場が見えてきた。



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あああああああっーーーー!!!!





ハバナの一番のスポット、もう出てきちゃったの????!!!





おばちゃん邪魔========!!!!




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どいて=====!!!!!



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どけ=========!!!!!!




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(涙が止まらない)





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終了。。。。。









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(このあと神様からご褒美があります)



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バスは新市街?から離れたところを走り始める。



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ガイドブックからは外れていそうな、なかなか一人では来れなそうなところなのでついでに見れるのはありがたい。



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このあとまた海岸沿いをホテルを走るバス。マレコン通りに戻ってはいないと思うので多分違う方面の海沿いではないかと思う。



なんか怖そうな軍団が、、、!と思ってよく見たら釣り帰りの人たち。
(右側の小さな小屋みたいなところにおっきいお魚がぶら下がっている)

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このすぐそばにあるホテルが昔は有名なホテルだったらしい。帰国してから観たキューバのオムニバス映画の舞台になったのもここっぽかった(真相は知りません)。
でも見るからに閑散としていて周りには何もないからこんなところに泊まったら本当に大変。



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向かい側の奥にはサーカス小屋が。


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そしてこのあたりは一戸建ての家が多い。



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旧市街とは明らかに雰囲気が異なる。



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自分のリサーチがちょっと足りなかったかなと帰国してから何度も思った。
私の知らないハバナはまだまだありそうな気もするし、でもやっぱりこれ以上はないのかもしれないとも思う。



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バスの上から見るだけなら一人の観光客として想像をめぐらせばいいのだけど、一度バスから降りて街に一歩足を踏み出せば、そこは別の現実の世界が存在している。





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人懐っこいと言われるキューバだけど、全員がブエナビスタソシアルクラブではないし、毎日大勢の観光客が入れ替わり立ち代わり排出されていく姿を彼らは一体どう思って見ているんだろうと何度も考えた。



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その観光客がみんな自分たちにカメラを向け、ものめずらしいものでも見るかのように写真を撮る。小ぎれいな洋服を身にまとい観光客向けのレストランでスマホに夢中になっている外国人をどう思ってるんだろうって思った。



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もちろん観光客にだって他意はないわけだし事実私たちからすれば「古き良き時代のキューバ」というフィルタを通した価値観と好奇心で旅にきてるわけだから誰も悪くはないんだけど、どうも少し引っかかる。



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私の印象だと、キューバ人は媚びない。
だって媚びる必要がないんだもの。
働くことで何か享受できるものなんてないんだから。

だけど、一儲けできそうだとなると途端に媚びてくる。
人間だもの仕方ない。
でもキューバに関してはちょっと思うところが違う。
いわゆる自由競争が蔓延しすぎて個人の利益を私有し過ぎるようになるとこれまで必死に保ち続けてきた「運命共同体」という分水嶺が決壊されてしまいそうで怖いなと感じた。

まあもちろんヤミのビジネスは昔からあるのだろうし、どこかでそういう恩恵にあやかって生きている人もたくさんいるのだろうとは思うけれど、それがオフィシャルになる日がそれこそキューバが変わる日なんだろう。


多くの人(観光客)はそれを望んでいないみたいだけど。

これに関しての私の答えはまたあとで。