5日目の夜は、午後自由行動からお夕飯に直行しました。
が!
行った先はかなりシックなレストランでした。
ねーねー、私パーカーとスニーカーで来ちゃってるんだけど(わたし)。
大丈夫だよ、俺だって仕事帰りだよ(おにーちゃん)。
大丈夫よ、私も普段着だし、ほら!(友達妹)。
っていうかさぁ~YOUたちはそうは言ってもシャツとジャケット着用してんじゃん。
(彼らはいつもきちんとした身なりをしているのです)
私一人パーカーとスニーカーなんてやだよーーーー。
あ~マジで超憂鬱。
黒いワンピースだってちゃんと用意してある(家のクローゼットに)。
いくらサプライズとはいえ、初めから知ってたらちゃんとお家に一度帰ってシャワーしてお化粧直ししてから着替えて行きたい。
そんな場所でした。
昼間のオープンサンドがカジュアルだったからその延長かと思ってた。
かくして割れた(さっきそんな音がしてた)食器が入ったエコバックをうなだれながらクロークに預け、予約してくれた丸テーブルに着席する。せめてパーカーは脱ごうかと思ったけど、脱いでもどうせTシャツだもん。あんま変わらない。こうなったら逆に開き直って堂々としよ。
見た目は地味な店構えですが、ヨーロッパは中身が勝負ですからね。
レセプション。
これは圧巻。オープンキッチンがすぐ目の前。客席と仕切りがない。
メニュー。封筒式ってスペシャルな感じがしていいですよね。
ミシュラン一つ星レストラン。
ワインはチェコ産をソムリエの方にお任せしました。
乾杯はシャンパンからスタートです。
「タルタル」が薄焼きせんべいに挟まってでてきました。
一瞬ひじきの佃煮かと思ったらオニオンを炒ったやつにムースがかかっていました。
改めてこうやってみると全体的に和食っぽいですよね、盛り付けのデザインが。
(順不同)
どれもこれも大層美味でございました。
目で楽しみ舌で味わい会話も弾みとても充実した時間を過ごすことができました。
ただ、お食事の途中でアメリカ人の団体(6人くらい)が後ろのテーブルについておしゃべりを始めた途端におにーちゃんがイライラし始めたのには理由があって、とにかく声が大きくてうるさいからお店の雰囲気をぶち壊すんだとブツブツ言いはじめる。「あいつらが来る前はみんな静かに食事を楽しんでいてここはそういうレストランなのに、まるでビアホールに様変わりだ!」と言い、あからさまにギロリと睨み付けるので、パーカースニーカー娘はもうドキドキです。。。しまいには妹もギロリ大作戦に加担し国境を越えた喧嘩になったら私はクロークからあの割れた食器が入っているエコバックを持ってきて武器がわりにセルビア側に手渡すことにしようと半ば諦めていたのでした。
(むろん喧嘩なんかするわけありませんが)
時に静かに食事を楽しみたい、という習慣は我々も見習いたいところです。
日本人は比較的おとなしいから平気か。
お腹いっぱい。
サービスも抜群だった。
ワインもおいしかった。