さて、ベルリン中央駅に到着です。
チケットはもうとっくのとうに日本で予約していました。
今回は初めての一等車です。
ヨーロッパの列車のチケットはいろんなサイトで予約できますが、各国の列車のサイトに直接行って買った方が安いみたいです。そして、もちろん早割が断然お得です。全然値段違いますから早い方がいい。
今回は一等車と二等車の値段がたったの5ユーロしか変わらず、しかも座席予約ができたので一等車にしました。
パリからロンドンに行ったあの記憶がよみがえり、プラハにいる友達のおにーちゃんに一応確認したけどドイツから海外への移動は検問もなくスルーでOKでした。
なんの迷いもなくプラットホームへ。
「ベルリン中央駅は巨大すぎて複雑だ」と聞いていましたが、全くそんなことはなく、むしろとてもスムーズでした。
国際列車をここで待ちます。
終点はプラハなので絶対に間違えません。
お掃除のおじさんが待機し始めたのでそろそろ列車が到着です。
そういえば思い出したのですが、おにーちゃんが「予約した列車がハンガリー製じゃないといいね」と言ってきて、一体それはどういうこと??と思って聞いてみたところ、プラハ経由ブタペストまで行く列車はハンガリーの車体を使うことが多く、とんでもなくボロいんだとか、、なんとなくそれ想像つきます。やだな~それ。乗りたくない。プラハ終点の特急列車だよ、と伝えたら「じゃあきっとチェコ製。日本の新幹線と比べたら足元にも及ばないけどね」とのこと。
わ~い!!安心~!!
しかも一等車ですよ。
私もオトナになりました~(5ユーロしか変わらなかっただけだけど)
きたーーーー!!!
えーーーーー!!!
なにこれ。
各駅停車ですか?
どこが一等車????
ふ、古い。
TGVとかAVEやEuro Starと比べちゃいけないってことですね。。。
まあいいや、と気を取り直して乗りこんだら、予約したはずの番号の席がない。
これ、一体なんのマジックなんでしょうか。
前回パリからロンドンに行くユーロスターでも同じことがあって、車掌さんに聞いたことを思い出しました。とはいえ、「ない」ってことはないと思うのでどっかにあると思うんですが、「ない」んです。
近くに座って静かに本を読んでいるおばさまに助けを求めたものの、おばさまも見つけられない。車掌さんが来たら聞いてみようということになり、いったん空いてる席に適当に座ることにしました。一等車は完全予約なので、誰かが乗ってきてもめて、図々しいアジア人だと思われたくないとは思いましたが、今回はもう仕方がない。
しかもですよ。
モニターに行き先が書いてあったんですが、なぜか「ヨハネスブルグ」って表示されていたんですよ。
ヨハネスブルグですよ。
えー?プラハでしょ??
プラハじゃないの??
ヨハネスブルグまで行っちゃうの??
冷静に考えればそんなわけないのです。
だけどドイツって地名がほとんどxxxxburgで終わるから、ヨハネスブルグもドイツかあるいは周辺の町かと思っちゃったんです。もう大慌てで一度列車を降りたりして人に聞いてまた乗って、を繰り返してテンパりました。
とにかく何十回も確認しないと気が済まないし、1時間以上前にいかないと落ち着かない。号車も座席も本当に何十回も確認します。
イタリアのトラウマがなにかって?
例えば、予定時刻より前に行っちゃったとか、取り調べにあって身分証明書と滞在許可証を隈なくチェックされたとか、列車が突然キャンセルになったとか、列車が停電して一路暗闇電車になったとか、チケットを虚偽と疑われて車掌と喧嘩したとか、寝ている間に睡眠スプレーをかけられてパスポートを盗まれた(←これは友人)とか、寝ている間にいつのまにかお財布を盗まれた(←これも友人、爆睡しすぎでしょう)とか、です。
そのせいで海外では「電車せっかち病」にかかって未だに治りません。
あ、ついでに言うと、ヨーロッパの列車は発車ベルはなりません。
知らない間に扉が閉じていつのまにか出発します。
では、お待たせしました。
どうぞ!!!
きれいだな~。
このようにして、ずーっと川沿いを走ります。
そういえば昔ブタペストからプラハに列車で移動した時も、やはり川沿いをずっと走っていたことを思い出しました。あの頃は二等車に乗っていたけど、列車がボロいとかそんなの全然覚えてない。覚えているのは、ブタペストの駅の一つしか空いてない窓口にチケットを買いに行ったら英語が通じなくて、しかも怖いおばさまが高圧的で、後ろにいたハンガリーの人(だと思う)が助けてくれたのを思い出しました。ブタペストの駅は天井がすごく高くて殺風景で、社会主義国らしい内装だったのがとても印象的です。
いずれにせよ、人生で2回目のプラハもやはり列車で入国となりました。
プラハから日帰りの小旅行で出かける予定です。
楽しみです。
プラハに住む友達のおにーちゃん一押しの街。
駅も立派です。
安野光雅さんの絵のような景色で大興奮。
寝る間も本を読む間もない。
この駅でもずーーーっと待たされる。
遅延。
18:09発って書いてるけど、時計の針は、、、です。
実はベルリンを時間通りに出たのに次の停車駅ですでに20分待ちぼうけて、どんどん遅延が重なってこんな大幅遅延になっています。
友達にメールして(車内はWIFI完備)逐一報告。
「車窓の景色はこれからが本番だよ」とのこと。
えー!もう十分楽しんだけど~!!
そうこうしていたら、車掌さんがチケットを確認しにやってきました。
パスポートも出します。
スタンプはありません。
そういえばプラハ行きの一等車のサービスは、水と新聞でした。
発車しまーす。
おお、、、
おおおーーーー
すばらしい岩壁!!
なんかですね。
私はこれを見たらトルコを思い出してしまいました。
岩だらけの禿げた山々を。
トルコ~!!また行きたいぜーーーー!!!!(地方に)
あの上。お城の跡ですね。
ドイツには何千ものお城があるといいますが、チェコもいろいろあるみたいです。
もういい加減日暮れてきました。
あああ、チェコちっくになってきましたーーー
チェコちっくです!!!!!
(っていうか、チェコですが)
今日は満月か。
つきました!
やっと。
ベルリンから約5時間かかりました(遅延含む)。
私は列車の旅がとにかく大好きなので、5時間なんてなんのその。
退屈の「た」の字もありません。
(「電車せっかち病」も乗ってしまえばこっちのものですから!)
むかしプラハに来た時は、このホームに友達が迎えにきてくれていました。
懐かしくて胸が詰まります。
ということで、ホームを降りて言われたところのBurger Kingまで行こうとしたら、遠くから友達(妹とおにーちゃん)が走って迎えに来てくれて再会を果たしました。
ということで、プラハ、スタートです!