カドキョイはイスタンブールからフェリーで15分ほどのところにある対岸エリアです。旧市街と新市街の対岸にあたります。どちらに住むかは意見が分かれそうですが、なんと最近地下鉄も通りましたのでますます便利になりました。
さて、そんなカドキョイの街を引き続き歩きます。

旧市街ほど観光地観光地しておらず、新市街ほどのガヤつきっぷりもない。
いい歩き具合です。

カラフルな柵!

今日のランチはもう決めています。
前々回食べたいと思って行き逃した場所へ行きます。

その前にまだもう少し歩きます。カフェ出てきたばっかりだし。
モスク。だと思うんですけどね~。

ちょっとオルトドーソに似ている。オルトドーソって日本語でなんていうんだっけ。

イスタンブールは猫天国。

尻尾がどうやったらこんなふうになるのか教えて下さい、猫さん。

トラムも通ります。

こんな光景を見ていると、トルコが危ないと言われる由縁が全く分かりません。
リゾートに行けば華やかだし。
まじで、ギリシャよりもよっぽど発展している可能性大です!


このドーナツを食べ歩きしようと思ってドアを開けようとしたら閉まってた。。。

緑も溢れる界隈ですね。

ご覧の通り歩道もきれいです。こうやってお掃除の人がちゃんといるのです。
カフェで座っておしゃべりもいいけど
歩きながらおしゃべりするのがここ最近すごく好きです。
もちろん勝手気ままに歩ける一人歩きも好きです。


鍵屋を見るとパリの鍵事件を思い出す。

お花屋さん。相変わらずドギツイ色合いのラインナップです。
この時期にヒマワリってほんとに?

なんだっけ。あの出窓様式の建物。

この坂を降りたら最後だと思って引き返す。

これはかなり無理矢理な感じがしますね。隣の建物が解体されたら、実は家の表だけナントカ様式にしてたのバレちゃったパターンですね。お住いの方は誇らしげにお花とか飾ってるので気にしている様子は微塵も感じませんでした。



じゃ、ランチに行きます。
トルコ風蒸し餃子です。
トルコ風蒸し餃子とは、羊のひき肉とガーリックを皮で包み、ヨーグルトとラー油みたいなのがかかっている郷土料理です。
メニュー日本語が出てきた。

水餃子、と訳されていますがスープはついてこないので蒸し餃子と言ったほうが正確のような気がします。
お店に入って気づいたのですが、このお店はトルコ訪問史上最強に清潔感半端ないお店でした。ゴミどころかホコリもチリも落ちてなくて、ピッカピッカに何もかも磨かれています。いや~、、びっくり。本当に清潔すぎる。
店内の写真がなくてすみません。
きました。

お皿も食器も調味料入れもピッカピッカでしょ?
ほんとに関心しちゃう。
実食しましたが、普通においしかったです。
これ確かハーフの量。
ハーフにしてよかった。
この倍あったら飽きちゃう。
これはマントゥというこのお料理専門店なので他におかずがほぼないのです。
ですからこれだけで出ます。
隣りに座ってお食事されていたおばさまが食べてたパリパリの薄皮揚げ煎餅にチーズがかかってたやつも美味しそうでした。メニューに載ってますね。ラビオリ風の食べ物、と書いてありますがラビオリではなかった。煎餅みたいでした。
お会計の時に金額がメニューの金額と異なっていたので柔らかく異議申し立てをしたところ、日本語メニューは数年前に作ったもので、その後値上げをしたのだとかでトルコ語メニューを持ってきてくれて見せてくれた方が正しいお会計金額でした。
ほら、トルコ人、絶対ボラない。
信用できる人たち。
その後、日本語メニューの方にボールペンで「2015」と西暦を書いてました。
ですので今後このお店に行かれる日本人の方は、あのメモは「料金改定前:2015年版」という意味であることをどうぞご理解くださいませ。
店内に入って家具物色。
小さな棚を見つけてこれいくらですか、と聞くと
「え~~~っと~~~、、、。。。。300ドル」
という。
このあたりから気づいたのですけど、店員さん大体どこ行っても何見ても、
「え~~~っと~~~、、、。。。。300ドル」
って言うの。
ラグ買ったオヤジだってそうだったもん。
300ドルが相場なのかな。
値切られる前の。
300ドルってトルコの物価の三~四倍ですから、それなりに大金。
わかりやすく言うと、我々でいう7まんえんくらいです。高いでしょ!
なんか不思議なんだけど、トルコに行くとどうも現地の物価にすっかり馴染んでしまい、日本円や米ドルベースで思考回路できない。トルコ人の気持ちになってしまって物価の高い安いを判断してしまう。なぜだろう。

ここは懐かしの骨董外通りで、初めにトルコ来た時に買い物した場所。
チャイハネ(カフェ)のテーブル。ちっちゃいの。これにおっきい人も座る。

現地に住んでたら、家の家具は全部中古にしちゃいたいところ。

この辺でアンティークのお皿を発見。
お店の人に値段聞いたら、また例の
「え~~~っと~~~、、、。。。。300ドル」
aho!
買うか!

(猫は売り物ではありません)

そのあとアンティークの絨毯売ってるお店に入り、お値段聞いたらやはり同様の回答でした。
もともと冷やかしでおさんぽしてるだけですから何も買いません。
相場知りたかっただけ。
日本で買うとバカ高いもんで。

こういう葉っぱのトンネルはいかにもトルコ。

なだらかな傾斜です。

どこもかしこも外食店だらけ。
それだけ人が多いんでしょうね、おそらく。

カフェやレストランでひしめくエリアへ再び。

市場もあります。

あ、でました!
几帳面ディスプレイ!尋常じゃない几帳面っぷりです。頭の向きがほぼ一緒!

オエーーー!豚足も几帳面!

おそらくスープの出汁とかにするんでしょうね。
まさか丸焼きはないと思います。
知らないけど。
この「ディスプレイ段々畑法」も、つくづくツボです。

トルコだけですよ、これほどまでに正確なディスプレイは。
しかも共通してもう一つ言えることは、
軒先に置いてあるから毎日撤去して翌朝再び並べ直す
という手間がかかっているのです。
トルコ人はA型が多いのかな。いや~私もこういうの大好き。バイトしたい。
でました。でっかい野良犬。

野良犬の存在感、っぱねぇ~(=半端ない)です。

夜来てもかなり楽しそう。
ここがカドキョイの、多分待ち合わせスポットっぽいところ。
さーて、そろそろ旧市街に帰ろうかな。

季節は11月初旬。
お天気は最高気温15度前後。
夜は少し涼しくなる。

ダウンジャケットはいりません。
私はフリースとウインドブレーカーを持って行きました。
それを寒さに応じて重ね着したり脱いだりをして調整しました。
マフラーはあったほうがいいかも。
日本の同じ時期よりも断然寒いです。
さようならカドキョイ。
楽しかった。

今度はカドキョイじゃない場所にも行ってみようかな。
治安が心配で怖くて行けずじまいなんですが、怖かったらすぐ戻ってこればいいか。
3度目だから焦って観光することもなく、だいぶ気持ちに余裕があって楽です。
また来たところを戻ってフェリーで旧市街へ行くのですが、この「フェリーに乗る」というのはイスタンブールを訪れたら絶対にやるべきことの一つだと思います。
トルコに生まれたわけでもないくせにもはや郷愁を感じるというか、港町の美しさというか、なんかわからないけどとにかく胸を焦がす風景なのです。

思い切ってイスタンブールに閃き旅行したおかげでストレスだいぶ飛ばしました。
地球の裏側では日本と同じように時が流れていて、
その時間が全然違う。
その違和感があればあるほど旅情が増します。
それと同じで、人生もそうかもしれません。
全く違う人生がもしかしたら実は背中合わせに存在しているのかもしれない。
正解なんかないのです。
自分のやってることも、人がやってることも。