世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

ソムリエナイフを探しに


パリのアパートでワインを開けようとしたら、ソムリエナイフしかなかった。
あれすごく苦手だからいつもコルクを開ける時は両手が上がるタイプしか使ったことがない。

だけど、いい大人のくせにドアが開けられないとか蓋を開けられないとかワインのコルクを抜けないとか言ってられないと自分を戒め、大家さんの古い年季の入ったソムリエナイフについてたコルク抜きを使ったら、思いの外簡単にポンと小さい音を立てて抜けました。


感動しました。

大人になった瞬間を感じました。

(もう十分大人だけど)

しかもGoogleで調べたサイトによると、「ソムリエナイフのオープナーならどんなに固いコルクでも簡単に開けられる」とのことだったのでますます感動しました。


従って、パリで記念にソムリエナイフを買うことに決めました。
どうやらパリには食器問屋街的なエリアがあるらしい。
暇だし行ってみます。




朝、アパートを出る。

確かこの日は金曜日だったかな。
市場が出ていました。


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市場大好き。




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冬でも痩せてない立派な野菜。



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ジャガイモ、フランス人もよく食べるイメージあります。



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真ん中にあるオレンジ色のカボチャ、よく出てきました。
アジアのカボチャよりももう少し水分が多くて柔らかくて美味しいです。


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お花は時期的にも球根ものが多い。



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市場はちょうどアパートから歩いて2分程度の広場でやってました。
ここをまっすぐ行くとサンマルタン運河、レピュブリック広場にぶつかります。
このあたりが住みやすい理由の一つ、立地がよくてこれだけ大きな市場も立つ。
建物は古いから実際に住むと水回りとか騒音とか大変ですが、もうそれは宿命ですから仕方ないですね。その分外観に風情はありますけど。


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私が今回泊まったアパートは水回り合格、お湯合格、水圧合格、暖房合格、というめずらしいパターンでしたけど、唯一の欠点はリビングにいるとお隣のシャワーの音がリアルに聞こえました。ヨーロッパって夜にシャワー浴びると怒られることが多いのは、おそらくこの音が耳障りだからなんでしょうね。あと、靴は必ずスリッパに履き替えます。外歩いた靴で中あるくのが嫌ってのもありますけど、コツコツ音がするのは下の住人に失礼ですから。


あっ、そういえばパリの家は床が木なのが多い!!
イタリアはほとんどがタイルでしたからそこまで下の人に気遣うことがなかった。



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お花、安くてほんとうに羨ましい。
こんなに安かったら毎週買って家に飾る。


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花束は単色づかいが好きです。
黄色なら黄色、オレンジならオレンジ。
その方が大人っぽいし。



市場、名残惜しいけど素通りします。翌日帰国だし。


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ミモザ!黄色が映えるように黒いビニールの包装紙に包むあたり。
考えもつかないようなアイデアにシビれます。



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メトロに乗って、レ・アールへ。





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この駅が新しくなってから初めて来ましたので、私がいかにパリが久しぶりであることがわかります。



この下に巨大ショッピングセンターとか映画館が入っていて地下鉄も直結。
すぐ向こうはセーヌ川が流れています。


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じゃ、食器問屋街らしき方へ向かいます。

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いきなりオシャレなカフェ現る。




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なんかパリって、通りのコーナーや人目につくようなメインの場所には必ずカフェがありますね。不思議。



確かここは証券取引所




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昔は歩くのがとにかく嫌いだったのですが、この数年は大好きになりました。
お散歩をして歩くといろんな発見があるからです。




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まずはこの通りがエティエンヌマルセル通りと交差することを知って感動。
頭の中で地図と地図が合致する。



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カフェが何気ないのにオシャレにみえる。
しかもここ、安いですね。




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この花壇、参考にしようと思って写真撮りました。足の高さをきちんと揃えられれば自分でも作れそう。


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食器問屋街らしき界隈に入ってきた感じまします。


ウインドウに鍋が、、、と思ったら、ここは精肉店?怖いんですけど。



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こっちは剥製だけど、お鍋にキジが顔面からつっこんでるディスプレイはどうかと。



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あかん。あかんぜよ。

やっぱジビエの国だけあって容赦ないわ~。







まずは調理器具で有名らしいa.simonへ。


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ここはパリのレストランやカフェの人たちが食器や厨房器具を買いに来るのだとか。
お店には包丁や鍋、カトラリーもずらり。
この日はどっかの国の人がナイフかなんかの価格交渉していました。

ソムリエナイフを探すも、う~んどれもこれもイマイチ。
ルクルーゼのやつとかあったけど、ルクルーゼはやだ~。




次はこちら La Bovidaへ。


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ここはもうちょっとお上品な家庭用食器店といった感じ。



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味のある店内です。



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ソムリエナイフ、ここでもピンとくるものなくて退散。



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ガレット・デロワ。これに関してはまたあとで。



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あ~、卸問屋ももう終わってしまった。どうしよっかなー。

と思ってブラつき始めました。




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とりあえずあっちに行くか~。




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iPhone泥棒を懸念して携帯は見ずにひたすら地図を頭に叩き込んで歩いてます。
土地勘はあるので方向はわかりますが、具体的にナントカ通りに行きたい場合はさすがに地図見ないとわかりません。


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ここもパリで好きなスポットの一つ。



ポンピドゥーセンター。



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こんなペンシルマンションの最上階に住む人ってどんな人なんだろう。
どんな景色が見えてるんだろう。
羨ましいな。


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なにげにズームしてなにげに写真撮ったら、なにげに窓の下に女性の姿が。



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これ、私の大好きなショットです。水彩画みたいなすばらしいグラデーション。


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画面右下クリックすると拡大できます


(鳩がちょっとキモいけど)









しっかしよく考えたな~と関心しちゃいます。
こんなでっかい通気口?が絵になるなんてよく考えましたよほんとに。


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この広場、大好き。


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だまし絵!


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池の氷は凍っています。




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(ソムリエナイフは見つからないまま、続く)