オーベルカンフのメトロ駅。
地下鉄に乗っていつもの駅へ。
空がどんよりしてますが、パッシー地区です。
パリ!って感じの建物がズラ~っと並んでるところ。
秋は紅葉がキレイでしたが、この季節は葉っぱも落ちていて寂しいです。
パリの冬が好きという人もいるけど、私はやっぱり夏がいいわ。
いつもの銅像。
見えてきました。
パリに来たら必ず立ち寄る美術館、マルモッタン。
行列がない!
オフシーズンってこういうところだけはありがたい。
チケット売り場に行って「a ticket please」とちゃんと言ったのに「one ticket?」と不機嫌そうに聞かれた。一人しかいなくて他にお客もいないんだから一枚以外にないでしょ。
一方でいかにも日本人好きな監視員が片言の日本語で話しかけてきたのけど(在仏インド人風)、彼らってどうやって日本人と他のアジア人を識別するのだろうか。
美術館内は撮影禁止です。すっごい厳重です。
ここはもともとコレクターの邸宅で、作品だけじゃなくお庭も家もすばらしいです。特にお庭を眺める長い廊下がまるでサンルームみたいな開放感でお天気がいい時などはとても心地よい空間なのですが。
次の企画展(ピサロ展)準備のため閉鎖中。。。。。
えー。
それでもしっかり入場料取るんだからなんというか、、、。
損!
やっぱりオフシーズンはダメです。
地下はモネの睡蓮がこれでもか、というほど展示されていますが、、、。
閉鎖、、、、
はしていなかったけど
誰もいませんでした!!!!!!!
これは壮観。
ということでこっそり監視員の目を盗んで写真撮りました(良い子はマネ禁止)。
初めてここを訪れた時の感動たるや。
それまでモネって苦手だったんですが、すっかり虜になりました。
モネは月日を経て作風がどんどん変わっていきます。どの時代の画風がお好みかは人それぞれですが、晩年の作品は緑内障で視力がぼけてきてますので全体的には輪郭がもっと曖昧になっていき、濃いめの色を好んで使うようになります。その気迫と執念の作品が晩年の睡蓮にはみられます。地下はそんな睡蓮の移り変わりがよくわかるのでとても興味深いコーナーです。美をはるかに越えた精神論の世界のように私にはあ感じられるのです。
また、ここはモリゾのコレクションが多いことで有名。前回と前々回はなんかの企画展のためにいったん撤去されていたようでお目にかかれなかったのですが(その間にいくつかの作品が度々日本にもやってきました)、今回は全部堪能することができました。
見ているうちにアパートのことを思い出し、「家に帰ってまた扉が開かなかったらどうしよう」と不安になって集中できなくなってきたのでやむなく出ます。
さて。
いつもはこのあと地下鉄乗って移動しちゃうのですが、少し歩くことにします。
パッシー地区はお金持ちのパリの人が多いと言われています。
やっぱりなんといってもこの重厚感ある建物が並ぶ存在感がすごいです。
地図を見ながら次なる目的地へ向かっています。
地図見ながら歩くの大好き。
何本目の通りのどこをどう曲がる、とか頭に記憶させるのも得意。
(すぐに忘れてしょっちゅう見直すことになるのだけど)
立て構えだけじゃなく内装(インテリア)にいかに力を入れるかが欧州流。
ヨーロッパの建物は古いものをずっと維持していく宿命にあるので、外観はどうやっても変えられないから、その分必然的に内装に個性を作り出していくことになります。これはとても共感できる思考で、人となりにも言えることだと思っています。
とは言えこのあたりは外観すらも美しいですけどね。
なかなか平民には住めないエリアだと思います。
(お手伝いさんとかいるような世界かと)
あと、パリは外にお洗濯を干せません。
ご覧の通り外観重視ですから。
(こういうお洗濯の干し方はは南ヨーロッパだけの特権なのです)
クロアチア:ドブロヴニク
この通りの先にバルザック記念館があります。
そこへ向かっています。
偉人の家って尋ねてみるとその時代の生活感が垣間見れて意外と楽しいのです。
着きました!
が。
「次の企画展のため閉鎖中です」という要約だけは理解できました。
バッカヤロー!!!!!
やはり冬のパリはあかんぜよ。
バルザックの家、遠景。(トルコの旗はなんだろう)
こちら側からみると平家に見えますよね。
でも表側からみると二階建てに見えるように作ってあるのだとか。
(単なる母屋と離れの違いなのかを検証することができずに残念)
失意のまま歩く。
この茂みの中から鳥のさえずりが聞こえました。
すごいマンションですね!
バルコニーからはエッフェル塔ばっちり見えますよ。
このあと公園で一休みしていたのですが、周囲にある無数のマンションの無数の窓から見られているんじゃないかと思ってすぐに退散。
地下鉄に乗ります。
6番のメトロでお決まりのエッフェル。
お昼ご飯を食べに行きます。
ここ。
なんでも定番のフレンチが食べられるとかで、うちの会社に来てるインターンの子に聞いたオススメのお店。
もう14時をまわっていたのですが平日ということもありビジネスマンもちらほら。
さーて何を食べようかな。
と思ってメニューをみるのですが、なんとなくお肉がダメでお魚食べたい。
フランスに来てお肉がダメなんてありえないのですけどそれもこれもロンドンのソルトビーフのせいなんです。
ところがお魚がない。
「お魚はありますか?」と聞いたら、お魚4種のグリル盛り合わせならあるという。
そんないっぱい食べれないよ。
うーんうーんと悩み、ここのオススメなんですかと聞いたらウエイター。
「あなたが何を食べたいかわかるわけがないからお薦めなんてできるわけがない。好きなのを食べりゃいいじゃないか」と言い出し、カチーンとくる。
よし。
さっさと食べてさっさと出よう。
だけどちゃんと選ぼう。
うーんうーん。
ちなみにあったのは、ポトフ、牛のステーキ、チキンのグリル(1)、チキンのグリル(2)。
悩んでチキンのグリル(2)=キノコのソースとマッシュポテトを注文。
おいしかったです。
チキンがすごーく筋肉質で、多分普通の鶏じゃなさそうです。
ほろほろ鳥っていうんでしたっけ?
ああいう感じ。
フランスはパンも自動的に付いてきます。
お腹いっぱい。
お魚は食べれなかったけど、お料理はおいしかったです。
ショップカード載せておきます。
あのアランデュカスも絶品のお店なんだとか(ほんとかな)。
エリア的にも夜はちょっと敷居が高そうだからランチおすすめ。
いったんお店を出たものの手袋忘れて戻りました(パリでこれ3回やった)。
またあの嫌なウエイターに声かけるの嫌だったけど、ほらヨーロッパってテーブル担当が決まっているからやっぱり同じ人に問い合わせないと。
ウエイター、むすっとして無言で手袋持ってきた。セクシーな服とか着てくればよかったのかしら。だとしたらやっぱり夏に来るべきね。
本当はこのあとルイヴィトン美術館にいく予定にしていたのですが、なんだかすごく疲れてきてしまったので、予定を変更してボンマルシェへ。
あ、そうだその前に修道院にメダル買いに行ったんだ。
着いたらそこもなんだか知らないけど休館していました。
ほんとうにツイてない。
今日だけでそういうの3軒目。
貼り紙にナントカ通りのサンヴィンセント修道院でメダルは購入できます」とあったのでわざわざ行きました。
びっくりしたのが、聖ヴィンセントの遺体(ダミー)が祭壇にまつってあり、なんぴともそこに上がってお祈りできることになっているのです。写真中央の一番上の白いのがその棺をかたどったレリーフで、お祈り(か野次馬)している人が見えるのがわかるかと思います。めずらしい。。。
で、さっそくご利益のあるメダルをお土産に買おうと思ったらフランス人のおばあちゃんが寒そうに体をさすって入り口そばの小さなお部屋にいる。フランス語しかわからなそうな雰囲気満載だったのですがやっぱりフランス語しかわからず、必死に片言のフランス語でメダルを3つ買いたいと言ったら「ドーズ」=12ユーロって言われたのです。えっ、そんなに高かった?一円玉くらいのやつですけど。
でもこんな神聖な場所でフランス語しかわらかないおばあちゃん相手に値段がどうのと言うのもなんとなく気が引けて、寄付だと思って払ってきました12ユーロ。
(絶対0.4サンチームだと思うんだけど)
そして出口を出たら浮浪者の女性(ロマ系)がいたのでついでに小銭をあげて修道院を後にし、そのままボンマルシェにおみやげを買いに行きました。
今年のボンマルシェ、内部はすばらしいデコレーション。
4階のお店で見つけたネイビーのダウンジャケットに一目惚れ。
欲しかったけど10万円もしたのでやめました。
店内にはオープンなキッチンレストランも。
(友達がここでランチしたらしいですがイマイチだったみたい)
ボンマルシェはしばらく来なかった間に改装してあり、見違えるような品揃えと内装になっていました。二階のインテリアコーナーも必見です。
ディオールのカバーガール、ナタリー・ポートマン。
小柄だしどちらかというと年を重ねても「かわいいキャラ」なんだけど、おとなっぽい路線でがんばっているのです。応援したくなります。
ボンマルシェの最寄り駅、なんとかバビロンも一部新しくなっていました!
この日は20時前にアパートに戻り、昨日作ったスープと残っている野菜を使ってパスタを作って食べました。
なんとなくすごく疲れた1日でした。
なんとなくそれがわかっていただけると嬉しいです。