ひょんなことから10人くらいがそれぞれプレゼンすることになり、そのメンバーに選ばれた。
ちょうどこないだ閃いていろいろ考えさせられた話題があったのでそれにしようと思っていた。
しかし日頃いろいろ忙しくしていてなかなか準備が追いつかずに当日を迎えた。
さらにそのプレゼンは英語でやらねばならなかったことを思い出した。
気づけば一度もプレゼンの練習どころか準備も何もやっていなかった。
データが入っているUSBも忘れた。
仕方がないので自分のメモが入っていたパワポの紙を渡した。
(スキャンしてデータにしてくれるとのこと)
ステージから客席をみたら、前の上司が一番前に座っていて(そういうキャラの人じゃないのにその日だけはえらい前のめりな姿勢が伺えた)、数人の同僚がはしゃぎながら楽しそうに私の順番を待っているのが見えた。
冷や汗が流れた。
頭が空っぽ。
せめて少しくらい概要を頭でまとめて言いたいことをまとめてから、と思ったけど全く頭がまわらない。
本気でやばい。
どうしよう。
ちなみに今回のテーマってなんだっけ。
えーと、えーと。。。私は何を話そうとしていたんだっけ。
ポイントなんだっけ。
しかも英語のスピーチだった!
とりあえずたくさん書き込みしてある資料のお詫びをしなくては。
そこはギャグで乗り切ろう。
きっと同僚がフォローで笑って盛り上げてくれるだろう。
だけどそのあとの本番はどうする??
英語で言える?
っていうかそもそも日本語でも考えまとまっていないし。
というか、何をしゃべるのかもわかんないのにーーー!!!!!
ああもうだめだ。
死んでしまう。
だけどもう引き下がれない。
あの落書きがいっぱいされているパワポがスクリーンに映し出された。
失神しそうなほど緊張している。
それは準備を万端にやったのだけど緊張するのとはわけがちがって
何もやってない自分に対する恐怖。
失敗するとわかっていて足を踏み出す無謀な行動への恐怖。
さあ、ステージへ。
いざゆかん。
破滅の道へ。
というところで目が覚めました。
あんなに緊張して目が覚めたのは生まれて初めてです。
ボーッとしながら、「無理なことを無理やりやり遂げようとするのはもうやめよう」と自分の無謀な性格を反省するのでした。
まったく冗談じゃないよ。
日曜日の朝なのに。
こないだパリに行った時にやっていた美術展の広告。
今朝の自分もまさにこんな気分。
(しかし冬の暗いパリでこんな絵を観に行きたいなんて誰がおもうのだろうか)