世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

<クロアチア> 夕焼け

さて、ブゲンビラでランチをした後は一度アパートに戻ってそそくさと支度をして海へ。



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持ち物は、浮き輪、日焼け止め、サングラス、帽子、タオル2枚、水、本のみ。
現金とかカメラや携帯は持っていかない。
音楽が聴けないのがちょっと痛いけど、携帯盗まれたらもっと大変なので我慢。


前回はビーチベットが置いてある海水浴場で泳いだけど、今回はもっと秘密の場所みたいなところで泳ぎたかったので、あんまり遠くないすぐそばの岩場の影にある窪みみたいなところを本拠地に。


ちょうどこの小さな見張り台のある奥がその窪地です。
ツァブタット、3回目の遊泳。

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クロアチア人の海のルール>

・サングラスしたまま泳がない
・浮き輪は使わない
・ビーチで飲食しない
・海に入る時は飛び込みが主流
・夕方6時でもひと泳ぎしにくる
・泳ぎ方は背泳ぎの潜水スタイルである
・一度海に入ったら少なくとも30分は戻ってこない


私の浮き輪がどれほど恥ずかしかったか。
(前も言いましたが)
でも浮き輪がなかったら万が一の時に手のつくしようがないので、恥ずかしくても浮き輪は持って行きました。浮き輪は小さいやつです。海の中で必死に泳ぎ続けなくても水枕やボート代わりにして浮いていられるのでとても便利なのです。


クロアチア人の泳ぎはすごいです。
背泳ぎ状態のまま、顔と足だけが浮いている潜水艦スタイルで、永遠に海に浮いていられます。冗談じゃなく、滅多に戻ってきません。そのままどんどん沖まで行ってしまいます。


窪地に持ってきたタオルを敷いて寝そべって本を読んでいると、太陽が水面に反射してキラキラしてきます。だいたい午後の4時くらいになるとそうなります。そのキラキラが雪の結晶や星のようにあまりにもきれいで、しばし見とれて何度も本から目を離す。この景色をもう見れなくなるのかと思うととても残念な気持になりました。



また、前回泳いだ時に岩場から海へ入る時、とにかく危ないと分かりました。
岩場が予想以上にヌメヌメしていて足元が滑る。そして海はいきなり深くなるのですが、その段差がどこからなのかよくわからないから探り探りで入ります。その間、波で体が取られ、岩にぶつかったりします。とてもコツがいります。

また、戻ってきた時のほうがもっと憂鬱。ロッククライミングの人みたいに、適当な岩のくぼみを瞬時に察知してササッと登らないと、また波に体を取られてギザギザに尖った岩に体をぶつけて血が出ます。私も膝下が切り傷だらけになりました。

だけど、戻ってくる時のコツは、岩を背にして後ろ向きにして岩場に近寄ってから体を振り向かせたほうがうまくいくことをそのうち覚えました。波の反動を利用して岩場に近寄るともっと効果的。余計な抵抗力を作らないように。



海で遊んだあとは、帰りがとても名残惜しいです。
だけど今日はちょっと他に目的があるので荷物を置きに一度戻ります。


この日ランチをしたブゲンビラは、まだ夜の7時前だというのに予約客で溢れかえり、歩道にまでテーブルが置かれていました。毎晩こんな感じです。
ほとんどのテーブルに「Reserved」というプレートが置かれています。



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アパートに戻る。
一眼レフとiPhoneをつかんですぐまた出る。


そしてさっきの道のりを戻る。





分かっていました。



今日は絶好の夕焼け日和だということを。












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遊歩道からの眺め。



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さっきいた窪地のそばまで下ります。

もっと海が間近に寄ってきます。




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自然に勝るものはない。

ありきたりな言葉だけど、近頃本当にそう思います。

自然現象というは私たちにはどうしようもできないものだから、なおさらそう思うのかもしれません。





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心が震えるような風景でした。


空の色のグラデーションが言葉にならないくらいきれいだった。




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もう暗くなってくるので、ここでも名残惜しさをこらえてアパートへ。



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海辺のリゾートといっても、別に豪華じゃなくていいのです。
素朴で必要最低限のものがあれば。
一人旅とはいえ全く退屈しませんでした。
むしろ時間が惜しくて足りないと思ったくらい。

おととし、トルコのカルカンという、似たようなリゾート地にいって風邪薬で爆睡してしまい、貴重な二泊三日を無駄にしてしまった時に、こういう場所にきたら一週間いないとダメなんだという反省を踏まえて今回のクロアチア




一生忘れられない夏の夕焼け。





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この日は家でご飯を作って食べます。
買った食材が余ってるので、今日もカプレーゼとパスタです。
簡単なんでイタリア料理しか作りません。


近所のスーパーに朝食の果物を買い足しに行った帰りに、なんだかまたお祭りみたいな人だかりが。近寄ってみると、オーストリアからやってきた民族舞踊の盆踊りみたいなイベントがちょうど始まるところでした。スーパーの袋をぶら下げながらしばし見学。



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司会のおばちゃんがまあよく喋る。

なかなか本番にいかない。



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ここ、ツァブタットの唯一の広場なんですけど、こうやってとんでもない数の人が出てきて素朴なダンスを楽しむのです。
ああ。。。なんてほのぼのした風景なんだろうか。



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オーストリア人はやっぱり体が大きい。








そうそう。

近くの食材店兼おみやげやさんで、やっとクロアチアワインを買う。
クロアチアは赤が有名だけど夏だし冷やして白がいいなと思っておすすめを聞くと、おっちゃん「わっかんねえな~人それぞれの好みだからよ」と言う。だけどこないだ山火事になって燃えたワイナリーのは貴重だぜ、だってもう収穫できないんだから。
とのこと。

コルチュラ島いく途中にバスから見た、死んだ山のことを言ってるんですね。
とても残念です。


散々悩んで(私は即決があまりできないので大変時間がかかります)適度な値段のものを。どうせテーブルワインの感覚で飲むし。

おっちゃん、サービスにペンをタダでくれた!!
すっごいダサいやつ。
CAVTATって書いてる。
うれしい~


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しかし、、、。
アパートに戻ってワクワクでワインを開けようとしたら、ワインオープナーが壊れていた。。。
もう一つソムリエナイフはあったけど、使いこなせないんでよアレ。
わたし、握力10もないです。






無理!!


まじかーーーーーーー!!!!!!!!!




悲しみに打ちひしがれて今日も窓辺で夜を過ごす。
左手に見えるのはホテルクロアチア

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土日はツァブタットでゆっくりできたし、明日は日帰りツアー再び。

寝坊したらどうしようという緊張もつかぬ間、あっという間に眠りの世界へ。

海で過ごすと太陽のおかげで意外と体力消耗するのです。

寝るときはまたどっかのレストランから生演奏が聞こえてました。




夏のツァブタット。