世界ふらふら放浪記

雑記と人生の備忘録

イタリア人は走らない

イタリアは、ローマのような大都市とペルージャという田舎町とに住んだこともあるし、イタリアのいろんな街を旅して歩いたけれど、ほとんどに共通して言えるのは、イタリア人は決して走らないということ。


走るというのは、ジョギングということではなく、
日常街中を走ったりしないという意味。

時間に遅れても平気だと思ってるから走らないし、電車に遅れそうになっても(激しく罵声を吐きながら)すごい早歩きはするだろうけど、けっして走ったりしない。

なんでなのかはわかりません。


たまに走ってる人がいる場合、それは間違いなく泥棒かスリ。

だからローマの市内を猛ダッシュで走ったりする人を見ると「あっ!泥棒!」と反射的にひるんでしまいます。若干恐怖すら感じます。それくらい、街中を駆け抜けるということは「かなり非日常的」と言って間違いないと思います。


だから、例えばこの先イタリアを旅行するようなことがあって、電車に遅れそうになっても絶対走ってはなりません。周りの人が心臓止まるくらいビックリするかもしれないからです。


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私はいまだにこの反射神経が身についているので、今暮らしている東京で、後ろから誰かがマッハで走ってきたりすると、本当に心臓麻痺を起こしそうになるくらい全身がピーン!と張ってしまい、しばらくドキドキがとまらないくらい恐怖感を感じます。(大げさかもしれないですが、それくらい自己防衛力を高めないといけない街だったのです、ローマとは)


あんなおだやかで静かな街を走り抜ける人なんかいたらそれこそ超怪しい!!




こないだ香港でマッハで走る目に遭い、ネイザンロードから集合場所までキョーレツに走りながら、私たちは一体どう見られているんだろうかと本気で不安になりました。



チャオ。